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画像提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA) |
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地球接近型小惑星「イトカワ」(地球からの距離約3億キロメートル)の観測と 表面の岩石標本を採取し地球に持ち帰る世界初のサンプル・リターン・ミッションを行うことを目的に、宇宙航空研究開発機構科学研究所の探査船「はやぶさ」(重量は約500kg)が2003年5月9日鹿児島県内之浦からM−V型ロケット5号機によって打ち上げられました。 「はやぶさ」の使命 |
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2005年夏に小惑星に到着し、約3か月間、小惑星付近に滞在して科学観測や表面からのサンプル採取を行なった後、小惑星から離脱、2007年夏に地球に帰還する予定。 |
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画像提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA) |
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「はやぶさ」は11月19日と25日にイトカワ表面で岩が比較的少ない「ミューゼスの海」の中に着陸しサンプル採取の予定で、その前に宇宙航空研究開発機構では着陸地点の名称をインターネットで募集を始めた。 2005年7月と10月に3つの姿勢制御装置のうち2つが故障する。
重力の少ない小惑星に投下するターゲットマーカはバウンドしないよう特別な工夫がなされていたり、極度に薄いアルミ球など日本の宇宙技術の多数が町工場からの技術です。
2005年11月12日午後3時半探査船「はやぶさ」は小型探査ロボット「ミネルバ」をイトカワ表面に向けて投下するがイトカワには到達せず、行方不明になる。 地上からの指令により高度 40m の地点で、探査機自身が毎秒 9cm の減速を行って、ターゲットマーカを切り離し、それを目印にして降下着地に成功する。「はやぶさ」はその後ゆるやかな2回のバウンドを経て、およそ30分間にわたりイトカワ表面に接着陸状態を継続していたことが確認されています。しかし、障害物を感知し危険と判断した為、試料採取を行わずに離陸する。月以外の天体で離陸に成功した世界最初の探査機となる。
2005年11月25日午後10時「いとかわ」に向けて2度目の降下をはじめる。1度目に投下した目印を目標とするため、新たなターゲットマーカは使用せず26日午前7時前、高度54メートルで地表表面にあったマーカを認識、レーザ光で高度を測定しながら午前7時頃着陸を果たす。 はやぶさミッションのうち1〜4までが達成され最終段階にはいる。ただトラブル続きで燃料も減っており、帰路はかなり厳しい状況となるだろう。 「はやぶさ」は12月上旬に「いとかわ」を離れ、2007年6月帰還の予定でオーストラリアの砂漠地帯に試料を投下する。
「はやぶさミッション」にかかったコストは約127億円です。
2005年12月7日 JAXAは11月26日の着陸時に「いとかわ」表面の試料採取が出来なかった可能性が高いと発表した。
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