地球にやさしい杭圧入工法

いま各自冶体でインフラストラクチャーの整備が進められていますが、今までの土木建築工事においては大きな問題をはらんでいました。
騒音、振動、排ガス、塵埃、膨大な仮設工事、重機移動などによる交通障害や事故 etc 住民のための社会基盤の整備が住民に多大な負担をかけると共に環境を悪化させていました。
基礎工事の段階で得に顕著で、こうした社会問題に対処するため発注元も環境に配慮した工事を建築各社に要求しています。建設業界では各社独自の方法を模索しているところでしょう。
 

環境対応型杭圧入機サイレントパイラーECO
(
GIKENエンジニアリング)

建設工事のあるべき姿を徹底的に追及した製品
地球に押し込まれた杭の引抜抵抗力を反力として油圧による静荷重で次の杭を押し込んでゆく圧力工法で環境性、安全性、急速性、経済性、文化性に優れ軽量コンパクトで仮設レス施工をも可能にしています。又,厳しい制約条件や硬質地盤にも対応できるよう研究開発が続けられています。

 

ある日曜日、野鳥の写真でも撮ろうと小畑川に出かけたところ、橋梁の補修工事が行われていました。杭打ちの最中でほぼ半分ほど打込まれています。サイレントパイラーを使った杭圧入工法で、作業はトラッククレーンの運転手を入れて3人です。厳寒の時期でもあり厚手の防寒服を着用してでの作業ですが、的確な作業進行には感心させられます。
杭打込み時の騒音がほとんど無く、粉塵や排気ガスもありません。この新しい工法に私の知的好奇心が目覚め、ついつい見とれてしまい野鳥どころでは無くなってしまいました.
 

面白い形をしています。昔はやった「ダッコちゃん」言うか「タコ壺に絡みついたタコ」 て〜言うか。
同じ個所にU型鋼矢板を2本圧入し,その矢板同士を溶接するのですが、悪環境の中作業は敏速に行われます。まさに熟練の技

このサイレントパイラーにはパイラージェットリールが装着されていました
 これはウォータジェットにより圧入面を柔らかくする為の装置です。川の水を利用できるので最適の工事環境かも知れません。

補助仮設から2ー3本ほどU型鋼矢板を圧入したのちは、その杭に乗り移り補助仮設を取除きます。
あとは自力で打込んでいきますが、移動時には足が開きます。その姿はタコそのもの
パイラーの操作はすべてラジコンで行われます。

 

以前これに似たような工事を見たことがあったので、パソコンのハードデイスク内をひっくり返して捜したところ高強度の鋼管矢板圧入の写真が見つかった。

取材を拒否し睨みを利かすガードマンに世間話をしながら、その間隙をついて撮影した貴重な写真です。
貴重な写真なのに保管場所を捜しまわらなければならないのはどう言う事なのか当局は一切関知しない。なお、この画像は自動的に消滅しない

平成16年2月16日

工事の模様は機会を見て紹介いたします。

 

GIKEN のホームページは一度は訪れてみる価値がありますよ