村田製作所新本社建設工事

右端が組立て途上の4基目のタワークレーン

夜空に輝くタワークレーンの信号灯。4基目が完成すれば、いよいよ本体工事が始まる

 

2003年春から始まったJR長岡京駅東口再開発、村田製作所新本社建設を近くに住んでいながら知りませんでした。 それを知ったのは、電波障害が出るためケーブルテレビの配線をするという通知が来たことからでした。
電波障害が出るほどの建物とは。さっそく駅の近くに行くと、すでに大型クレーン4台を使って組上げられた巨大なタワークレーン2基が堂々と天を仰いでいました。地上18階のツインビルだそうだ。
地元の企業だけに、古都長岡京の伝統と先端のハイテクを融合した、さすが村田製作所と言わしめるような、将来にも誇れる建造物にしてほしいと願う次第です。
また、長引く不況の中、経済活性化の象徴のように思われてなりません。

  平成15年9月19日

建設にあたって、安全面、警備面、周辺住民への配慮など周到な準備がなされている。

頑丈な基礎部から組み上げられた4基目のタワークレーンを支えるデッキ部
 

概要

平成15年4月4日第一期工事の起工式が行われ、平成16年9月竣工予定

5階より上部をツインタワーとしその間を吹き抜け構造とする

第2期工事は研究開発用で建設時期は未定

設備面では環境に配慮した地球にやさしい機能を装備している

敷地面積

約12,350m 2

入居人員

約1,500名 第2棟竣工後約2,000名

総工費

約120億円(第1期工事のみ)

 

第1期工事
(本社機能棟)

第2期工事
(研究開発試作棟)

構造

A1号棟(地上18階塔屋2階)
A2号棟(地上16階地下1階一部地下2階

地上3階地下1階

建設面積

約3,200m 2

約2,200m 2

延床面積

約43,590m 2

約8,800m 2

高さ

A1号棟(83m) A2号棟(72m)

19m

容積率

328%

72%

 

工事の様子は機会を見てお知らせ致します

 

 11月22日ケーブルテレビの引き込み工事

 

秋の紅葉から凍えるような冬の寒さにも耐え、帰宅後夕食も食べずにデジカメと三脚を持って現場に急行。撮影した写真は数千枚に及ぶ。
妻から「あんた何者」「村田と何の関係あるの」とののしられながら桜の季節を迎える。順調に工事が進んでいるのか、気になってしかたがない。当然でしょう、長岡京のシンボルとなるのだから。
タワークレーンの解体も終わり全体像が見えてくる。やはり4基のタワークレーンを準備したことが大幅な工期短縮を実現したものと思われる。
内装工事がメーンになり写真撮影の機会も無くなったが、日曜日には駅前広場でビルを眺めている。落ち着いた色調の窓ガラスが心地よく目に映る。 駅舎が小さく見えま〜す
屋上の工事もゴンドラクレーンを使って進んでいるようだが、詳細はわからない。ここからの西山の眺望は素晴しいものだろう。完成したあかつきには年に数回ぐらいは地域住民に開放してもらいたいものです

平成16年4月30日

 

 

 

 シンボルマークが4面に取り付けられ、近代建築の模範とも言えるシンプルながら気品ある格調高い建物にアクセントを与えている。
夕闇が迫る頃、その表情を一変させる。周囲の明るさに応じてシンボルマークが自動点灯され、戦闘的な雰囲気をかもし出す。時間を経るにつれ鮮やかな朱色に変化するこのシンボルマークは、日本が誇る「世界の村田」の意思表示であり自ら宣言しているものでもある。ここから多種のハイテクノロジー製品群が生み出され、世界に供給されていく。

平成16年6月4日

 

 

 JR西口再開発も順調に進んでおり、西山連峰を背景にした長岡京市のアーバンイメージが描かれていく。