無念の死　命の尊さ感じて
近江八幡でメッセージ展

　交通事故やいじめで亡くなった人の遺品や写真パネルを展示し、命の大切さを訴える「生命のメッセージ展ｉｎ滋賀２００７」が１６日、近江八幡市鷹飼町の県立男女共同参画センターで始まった。
　交通事故で長男を亡くした滋賀県竜王町橋本の会社員田中博司さん（５７）が委員長を務める実行委員会の主催。県内での開催は２００３年に続いて２回目となる。
　会場には、靴や帽子など故人の遺品に加え、写真や生前のエピソードを張った等身大パネル１２８人分が置かれている。家族の無念のメッセージもつづられており、訪れた人の中には目頭を押さえてしゃがみ込む人もいた。
　田中さんは「多くの人に見てもらい、幸せな生活を続けるためにできることを考えてほしい」と話している。１８日まで。無料。参加家族のミニスピーチもある。　　　　（浅井佳穂）