中日新聞 平成19年11月16日(日)の記事
         

事故、事件の犠牲者が生きた証し
きょうからメッセージ展


等身大パネル 命の大切さ訴える

 事故や事件で犠牲になった人の生きた証しをパネル展示し、命の大切さを伝える「生命のメッセージ展in滋賀2007」(中日新聞社など後援)が16日から18日まで、近江八幡市の鷹飼町の県立男女共同参画センターで開かれる。15日には、実行委員会やボランティアのスタッフ約30人が会場で準備を進めた。

 会場には、交通事故やいじめ、殺人などの犠牲になった128人の等身大のパネルを設置。足元には靴が置かれ、愛用の筆記具や愛読書が添えられたパネルもある。併せて生前の写真や歩んだ人生の足跡、悲劇を報じた新聞報道も紹介する。
 期間中、遺族らのミニスピーチがあり、17日午後には三重県内の大学生で、子育てと学業の両立に奮闘する女性が「娘の命」のテーマで講演する。
 県内では大津市で2003年10月に開催されて以来2回目。 実行委員長の田中博司さん (57)=竜王町橋本=は「一人でも多くの方が命の大切さや尊さについて考えるきっかけになれば」と期待している。 (松瀬晴行)



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