徒然日記「日々是好日」
平成23年12月〜平成24年12月分
年賀状
12月18日(火)
もはや日記とは呼べない更新頻度ですが、たまには何か書いておこう。
我が地元の、ある悠々自適の年金生活者の方から、「年賀状は今でも400通近く出すので大変」という話を先日聞いて驚きました。
そういえば、うちの家も昔、父親が現役で働いていた当時は、正月に届く年賀状の8割位は父親の仕事関係で「なんか知らんが凄い数だな」といつも呆気に取られていた記憶があります。
で、自分はと言うと、社会人になってからはただの一通も年賀状を出した事はありません(勿論、頂いた年賀状には返しは出しますよ)。
職場は年賀状のやり取りが禁止なので、これは実に有難い。
近場の親しい知人とは、わざわざ年賀状をやりとりする必要など無し。
以前勤務していた地方で世話になった方々については少し微妙なのですが、いざとなれば電話で連絡を取れば良いだけの事で、わざわざ年賀状など出す必要は無し(こちらの転居先の住所は知らせていないので、先方から送られてくる事もないのです)。
という訳で、ここ数年は誰にも年賀状を出さないし、誰からも来ないという状態でして、まあ手間も省けて気楽で良いので今後もこのままいければ、と思っている訳です。
*より正確に言うと、車のディーラー・自動車保険代理店・会員になっている電器店などからは来ますが。
大阪天満宮の古本まつり
10月7日(日)
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毎年秋に大阪天満宮境内にて開催される露天古本市「天神さんの古本まつり」に行ってきました。
今年で14回目の開催。
自分は初回と2回目には足を運んだのですが、その後仕事の関係で地元関西を離れていた時期等もあって、今回が3回目となる久々の参加となります。前日土曜日はパチンコ11.5時間フル稼働で、かなり疲れが残っていたので、今回は車の運転は慎んで電車で現地へ。
好天にも恵まれ、自分自身懐かしさを感じつつしばし境内を散策したのですが、店舗の数自体は以前と比べるとだいぶ少なくなっているなあ、という印象を受けました。
肝心の本ですが、こちらの方も個人的には「ちょっとどうかな・・・」という感じでした。
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100円均一コーナーというスペースがかなり広く取られているのですが、置かれているのはブックオフなどの100円コーナーに並んでいる文庫や新書などが大半でしたし、店頭に並んでいる「お、これはいいかも」と思うような本はやっぱり数千円の値札が貼られているのですね。
そうであれば古本屋の平常営業と殆ど変わらない訳で・・・・。以前に来た時は、300円〜2.000円位の絶版のハードカバー本を車のトランク一杯に買い込んだものですが、今回はそういうのがあまり無かったのが残念。
とはいえ、100円コーナーや廉価本コーナーにも、欲しいと思える本もそれなりにありました。
車で来たのなら間違いなく買い込んでいたのですが、今回はリュックに入れて持って帰らなければならないので、どうしても「これだとブックオフでも普通に
売ってそうだし、わざわざ荷物を作って買う程でもないかなぁ」という心理が働くのですね。
そういう意味では、やっぱり車で来た方が良かったのかもしれませんね。
10月には京都・知恩寺の古本まつりがあり、こちらも楽しみにしています。
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「車は消耗品」とは言うけれど
7月14日(土)
本日のパチンコは、昼の1時過ぎに飲まれて終了。
今週はどうも寝不足が蓄積していたので、帰って昼寝。
夕方に起きて、寝起き頭でしばらく読書などをした後、曇天続きで溜まってしまった洗濯物を持ってコインランドリーへ。
このコインランドリーの駐車場は他の施設と共同使用なのですが、そこへ愛車をバックで止めようとした時、「ガッ」と嫌な音が。
案内標識の固定金具に接触し、リアバンパーに傷が付いてしまったのです(面積は小さいけど結構深い)。普通に車輪止めまでバックさせただけなのに・・・なんでこんなところに案内標識置いてるの(泣)。
昨年末の当て逃げに続いて、リアの傷がまた増えました。
最初の車検もまだだというのに、嗚呼・・・。
オルフェーヴル復活
6月24日(日)
今日はパチンコはお休みして日本橋へ。
途中、ウインズ難波で宝塚記念の馬券を買う(ウインバリアシオン―ショウナンマイティ)も、復活を遂げたオルフェーヴルは外してしまいました。
週初めまでは自分も「今回は大丈夫」などと思っていたのですが、世間の人々の心というのは何とも移ろいやすいもので(調教師の弱気コメントもそれを後押し
していた感がありますが)、それに影響されて「いや、かつてのライスシャワーやナリタブライアンも不調期に入った時は長かったし、今回はやっぱり駄目だ
な」と心変わりした己の弱さを実感しますね。
自らかえりみてなおくんば、千万人といえども吾往かん――これは吉田松陰も好んだ『孟子』の一節で、管理人も大好きな言葉なのですが、まあ大袈裟に言うと競馬の予想もこれと同じ。
「自分以外の他人がいくら何を言おうが、そんなもんは儂には一切関係ないんじゃ〜」という衆に同じない不動の心が大切なのです。
スペシャルウィークの秋の天皇賞の時もまさにそうでした(前哨戦の京都大賞典で大敗し、本番の調教でも遅れ、「もう終わった」と散々言われて人気ガタ落ち→結果完勝)。
ちなみに管理人は競馬歴は20年以上になりますが、「馬券」の方は今では遊びで買う程度です。
かつては複勝投資馬券を主に色々研究したり、毎週のように競馬場やウインズに通い詰めていた時期もあったのですが、何だかんだで控除率20%or25%の壁は厚く、「投資」としての必勝法を確立する事は出来なかったのですね(一応、現在も”研究中”という看板は下ろしていないつもりではあります――例えば、『競馬最強の法則』誌などの面白そうな記事にはよく目を通していますし、自分なりに仮説を立て、実際に馬券は買わずにシミュレートする作業などは行っています)。
なので、PAT等にも入っておらず、ウインズに寄った時にちょっと買う程度。
競馬場での観戦はここ最近御無沙汰です。
阪神競馬場は一番のお気に入りでもあり、また機会があれば行きたいですねえ(ガラガラの土曜日に、芝生で寝そべりながらボケッ〜と観戦するのもなかなか良いものです)。
大阪歴史博物館 特別展「日欧のサムライたち」
5月5日(土)
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市営地下鉄谷町四丁目の駅を出て、大阪城にほど近い官庁街の一角に大阪歴史博物館があります。
ここは自由に閲覧可能な資料室もあり、歴史好きであれば一日中居ても退屈しないところですが、連休を利用して、標記の特別展を訪ねてきました。オーストリア第2の都市グラーツにあるエッゲンベルグ城と大阪城との間で締結された「友好城郭提携」の3周年を記念して開催された特別展ということです。
当時のグラーツは、神聖ローマ帝国の対オスマン帝国最前線拠点であり、現在も残る巨大な武器庫が置かれていたそうです。
その中から、甲冑や剣などの騎士の装備や、歩兵用長槍(パイク)、マッチロック式マスケット銃(火縄銃)や、ホイールロック式短銃(騎兵銃)といった、
16〜17世紀の武器や装備を日本のそれと並列して比較展示する、という主旨の内容でした。
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17世紀の洋の東西を見ると、日本は戦国時代末期において世界有数の鉄砲装備国となったものの、関ヶ原の戦いをピークにやがて元和偃武を迎え、軍事技術の発展は事実上ストップします。
一方のヨーロッパでは、それと入れ替わりのように”血で血を洗う”三十年戦争(1618〜1648)を経験し、スウェーデン王グスタフ・アドルフの三兵戦術(砲・騎・歩)に代表されるように、軍事史上の新局面を迎える事になります。
例えば、上記のホイールロック式短銃(騎兵銃)などは、日本では全く導入されなかった武器ですね。
また、同じマッチロック式マスケット銃(火縄銃)でも、ヨーロッパの銃は日本のそれよりかなり大型で、射程や威力に優れる半面、叉杖を地面に突き刺して銃架に銃身を預けないと発射できなかったという事です。
当然、館内は撮影全面禁止だった為、写真がないのが残念ではありますが、実際に見てみても明らかに大きさが違っていました。
ヨーロッパ式火縄銃に比べると日本のそれは見るからに軽量小型なのですが・・・しかし、昨年国友の鉄砲博物館で実物を手にした時の記憶を掘り起こすと、肩でしっかり固定しないとふらつく位に重かったですからね。
そんな感じで色々と興味深く見学して最後に図録を購入し、博物館を後にしました。
その後は難波へ出て、明日が休みなのを良い事に日本橋を散々うろつき回り、夕食後はネットカフェでくつろいだ後終電にて帰宅。
田中慎弥『共喰い』を読む
4月21日(土)
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受賞作2作が全文掲載されている文藝春秋24年3月号を購入したはいいものの、管理人の悪い癖である「読む時間が取れずに机の上に放置状態」が続いていたのですが、今週ようやく読了。 以前のこの日記でも書いた田中慎弥氏の『共喰い』。
作者の生まれ育った下関市をモデルにした「川の流れる下町」を舞台に、高校生の主人公の視点で描かれる性と暴力の物語。会話が全て現地の方言で書かれているのが特徴的。
これは別の雑誌で読んだのですが、田中氏がこの小説の舞台に設定した自身の生地というのは、同じ名前の「下関市田中町」なのだそうです。
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自
分もかつて、約1年間下関にて勤務した時期があるのですが、その界隈というのは確かに川は流れていて近くに商店街なんかもあるけれど、どちらかというと
「市役所近くの一等地」というイメージがあってこの作品で描かれているような「どぶ川の臭いが漂ってくるような下町」という印象は受けませんでしたねえ。
田中氏の育った当時はまた違ったのでしょうが(道路沿いにある「長崎ちゃんぽん」で夕食を食べたり、その近くにある「テキサス
下関店」なるパチ屋で遊んだのは今となっては懐かしい思い出)。
「我慢出来ん時は、誰でもよかろうが。割れ目じゃったらなんでもよかろうが」
――終盤にて、殆ど何の理由も無しに主人公の恋人を強姦した父親が、直後主人公に発する台詞。
全編に渡ってこんな感じの描写が続きます。
そもそも、高校生同士である主人公と恋人との関係というのも、会えばひたすら性交を繰り返すだけといういたってシンプルなもの。
主人公の内面描写を細かく描かない構成なので、彼の性描写に関して自分はどうも付いていけませんでした。
でも、メタファーを多用した文章力は率直に凄いなと感じましたね。
もう一方の受賞作である円城塔氏の『道化師の蝶』。
この人はどちらかというとSF畑の人で、故・伊藤計劃氏の未完作品を引き継いで執筆していると記者会見でも語っていました。
この受賞作は・・・一体どう評価すべきなんだろう?
「メタ小説」とでも言うのか、とにかく構造自体が摩訶不思議で、選考委員の選評を読んでも「よく分らないが・・・」という意見が大多数のようで(石原慎太
郎氏などはぼろくそにけなしていますね)、当然自分も、何を書いているのかさっぱり理解できませんでした(^^;。
円城氏は、影響を受けた作家として安部公房やボルヘスを挙げており、それを聞くとなんとなく作家としてのルーツが分かるような気もします。
SF方面では随分と評価も高いようで、機会があれば別の作品も手にとってみたいですね。
『漂流ネットカフェ』
4月10日(火)
年度が変わって部署も変わり、慣れない業務に戸惑う日々なのでありますが。
今日はほぼ定時で帰れた事もあり、久々にネットカフェに寄ってみる事に。
自分はまず新聞・雑誌類から読むタイプなのですが、その後、以前途中まで読みかけて止まっていた押見修造氏の漫画『漂流ネットカフェ』を最終7巻まで一気読み。
タイトルからして、楳図かずおの『漂流教室』が一応のモチーフなのだとは思うけど、あまり大風呂敷を広げる事もなく、異世界の描写は軽く流して、閉塞状況・無法状態下に置かれた人間心理――特にその暗黒面――に比重を置いた内容となっています。
後半からは話が急加速し、ひたすらバイオレンス描写で埋め尽くされるような展開となるのは意外ではあったけど、不必要に話を引き延ばす事もなくちょうど良
い分量で上手くまとまって完結しており、読み終わって一つの作品として振り返ってみるとよく出来ているなぁと感心しました。
そういえば、何年か前に深夜放送でドラマ化もされたのですよね。
自分は例の如く、第2話位まで見てそれっきりになっているのですが。
流石に原作のこの内容を放送するのは絶対無理でしょうから、適度にアレンジされている事とは思いますが、放送当時はなかなか面白く見た記憶があるので、レンタル店の店頭で見れば借りてみることにしましょう。
山口二郎『政権交代とは何だったのか』
2月27日(月)
岩波新書1347、『政権交代とは何だったのか』を読了。
著者の山口二郎氏は北海道大学教授。
自分は今から約10年程前、ケーブルテレビで放送されていた放送大学の番組を好んで見ていた時期があったのですが、その時に一番面白かったのがこの人の政治学の講義でした。
山口氏は政治的スタンスとしては左寄り(本人曰く「中道左派」)で、自民党政権時代末期の2009年に同じ岩波新書(1178)から刊行された『政権交代論』において、民主党による政権奪取を盛んに唱えていたのでした。
その後実際に政権交代が行われたものの、当初民主党が掲げた公約は、高速道路無料化や普天間基地国外移設に代表されるようにその大半がご破算となった訳ですが、そういった事柄の総括的な著として2012年1月に出版されたのが本書になります。
全体的な感想として・・・・自分は、かつて『政権交代論』を読んだ記憶を掘り返しながら、当時盛んに民主党支持を言い立てていた山口氏は、その後与党・民主党がとった行動にさぞかし幻滅し、かつ糾弾しているのではないかと予測していたのですが、さにあらず。
無論、批判すべきところは批判しているのですが、例えば丸山真男の現実主義論を引用するなどして、どちらかというとむしろ開き直っているような印象を受けました。
ま
あ、そう言っては少し言葉が悪すぎるかもしれませんが、例えば3.11後の管政権の原発政策について山口氏は評価しています(この点に関しては、自分も全
く同感。実際、大半の原発が稼働を停止した現在においても日本の電力供給は滞っていません。従来、政府・電力会社や御用学者が散々吹聴してきた「原発が無
ければ日本の電力は成り立たない」というのが如何に嘘八百だったかという事ですね)。
代わりに、橋下大阪府知事・大阪市長に代表されるいわば小泉嫡流とでも言うべきポピュリズムの手法を、「今そこにある危険」と舌鋒鋭く批判しています。
それはそれで良いとは思うのですが、多くの国民が疑問に思っている、(枝葉の部分はともかく、総論的な意味において)「民主党って、結局自民党とやってる事がたいして変わらないんじゃないか。政権交代当初は勇ましかったけど、結局その後馬脚を現した訳でしょ?」という疑問には正面から応えていないように自分には感じられたのが残念でした。
劇場版エウレカを観る
2月21日(火)
ちょうどパチンコの続編も出た事だし(自分はまだ打つ機会はないのですが)、2009年公開の劇場版「交響詩篇エウレカセブン
ポケットが虹でいっぱい」を、今更ながらレンタルDVDで借りてきて視聴しました。
自分も本編は大好きでして、漫画・DVD共に全て観ています(一押しキャラは小清水亜美嬢の演じるアネモネです)。
この劇場版は、本編とは随分内容が違っているというのは聞いていたのですが、冒頭で年少時代のレントンとエウレカが登場し、それを引率するのが「先生」と呼ばれるドミニクだったのは驚き。
で、レントンは東京杉並幼年学校出の少年兵という設定になっている・・・要は本編と同じ登場人物が、違った世界において違った役で登場するという一種のパラレルワールドものだったのですね。
何というか、世界観や設定が色々と入り組んでいて1度観ただけでは完全に理解できなかったのですが(ラストシーン等)、こういった手法というのは斬新で良かったのではないかと。
「ネックリフレ」を購入
2月16日(木)
近頃は寒さのせいもあって、本業並びに副業の職業病である肩〜首筋の凝りが酷いので、「価格COM」等で評判の良いパナソニックの低周波治療器「ネックリフレ」を購入してみました。
ジョーシン電機で約5.000円。
整骨院等に置かれている低周波治療器の、持ち運び可能な携帯版といった感じですね。
小さくて場所も取らないですし、価格も手頃で、好きな時に気軽に凝りをほぐせるのは良いと思います。
ただ、パッケージのデザインは、レジに持っていくのが少し躊躇われる位、明らかに若い女性客を意識したものなんですよね。
これはパナソニックの販売戦略のミスなのではと思えるのですが。それとも、いかにも「医療機器」という感じの外見では年寄り臭くなってメインターゲットのOL層?に受けないと考えたのでしょうか。
ちなみに、コードレスタイプの「EW-NA11」と、有線タイプの「EW-NA12」の2種類があるのですが、これは後者の有線タイプが絶対お勧めです。
何故かというと、前者は固定タイプなので首後ろの決まった箇所にしか装着できないのに対し、後者はフック式なので自由に外して自分の好きな箇所に付けられるからです(肩や肩甲骨周辺などに付ける事も可能)。
パナソニックのサイトによると、オフィスや電車内等どこでもワンタッチで気軽に使えるというのがセールスポイントらしいですが、少なくともパチ屋の中でだけは絶対に使わないでおこう(^^;。
低周波機を使ったゴト師と間違われて事務所連行されたら洒落にならんし。李下に冠を正さずですね。
客が誰もいないネットカフェ
2月10日(金)
金曜日の終業後、少し足を伸ばして、2つ隣の街の初めて行くネットカフェへ行ってみました。
ここは以前「ラウンドワン」形式の複合型遊戯施設が入っていたのですが、1度閉店となり、つい最近限定的に復活した所なのです。
ネットカフェはボーリング場やゲームセンターに隣接した一角に設けられており、入会金200円を払って入店。
・・・・が、中に入ると静寂に包まれており、客・店員共に誰一人いません。
適当に雑誌を取って個室ブースへ入り、しばしネットサーフィンをしていたのですが、どうも室内が寒くて、居心地が良くない。
いったん脱いだ外套を着て、ネットサーフィン再開。
その間も、全く物音一つしません。音楽も流れていないようで、しーんと静まりかえっています。
強いて言えば、扉の外のボーリングレーンの玉の音が時折聞こえてくる位でしょうか。
ネットサーフィンも終わり、動画観賞をと思ったのですが、どうも寒さに耐えきれなくなり、結局1時間と経たないうちに店を出る事にしました。
当然、その間誰一人他の人間を見かける事はありませんでした(金曜日の夜なんですが・・・)。
何というか、一種の異次元空間に迷い込んだような貴重な体験でしたね(^^;。
でも、誰もいない空間を独占するというのはなかなか居心地が良かったです。
寒ささえなければもっと長居してゆっくりしたかったのですが・・・結構気に入ったので機会があればまた来ようと思いました。
アイスクリームの消費期限
2月8日(水)
帰宅後、TSUTAYAで借りていた深作健太監督・松下奈緒主演の『エクスクロス
魔境伝説』(2007、東映)を観賞。
色々と突っ込みどころ満載のB級ホラー作品なんですが、レンタル店で借りて何も考えずに観賞する分にはなかなか面白かった。
携帯電話をツールとして使い、複数の人物が互いに連絡を取りながら行動し、「真犯人は誰か?」というフーダニットを絡めた内容となっています。
こういう映画はやっぱりポテトチップでも食べながら観るのが一番、という事で台所を物色したものの、目ぼしいものはなく、冷凍庫を開けると家族が入れたらしいアイスチーズケーキが入っていました。
しかしこれは秋頃からここに入っていた気がするし、消費期限は大丈夫か?と思ってパッケージを隅から隅まで眺めてみたのですが、製造年月日や消費期限に関する表記はありません。
一抹の不安を覚えつつも、「ま、死にはしないだろう」という事で食べる事にしました。
その後ネットで調べてみて初めて知ったのですが、アイスクリームというのは基本的に常時マイナス20°前後の状態で保存される為、細菌の繁殖等は起こりえず、よって消費期限(+賞味期限)というものは原則存在しないので、その表記も義務付けられていないとの事でした。
要は、冷凍保存さえされていれば半永久的に品質が維持されるということですね。
シミュレーションゲーム
1月25日(水)
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最近は、相手がいないので対人戦は随分とご無沙汰になっていますが、管理人は中学生当時よりシミュレーションゲーム=より正確に言うと「ボードウォーゲーム」の愛好家なのです。 金に困ってヤフオクで売り払ったりした時期もあったのですが、生き残りは今でも何点か押入れの中に残っています。
ウォーゲーム関係のコンテンツも書きたいネタは山ほどあるのですが・・・何分筆不精な物で(でもいつかは書きたいです!)。
左の画像は、現在も刊行が続いているゲームジャーナル誌。
地元関西に戻ってきてからは、しばらく買いそびれていた時期があったので、そのバックナンバーを日本橋の「イエローサブマリン」や、アマゾンのネット通販で揃えていっています。
こちらは27号、付録ゲームはWWUの北アフリカ戦線を「補給戦」という観点からゲーム化した旧アド・テクノスの『アフリカンギャンビット』。
ソロプレイの時間がなかなか取れないのが悩みの種・・・。
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芥川賞受賞の田中慎弥氏
1月17日(火)
『共喰い』で第146回芥川賞を受賞との事。
純文学に疎い自分は寡聞にして存じ上げていなかったのですが・・・。
山口県下関出身の39歳、高校卒業後アルバイト等も含めて一度も働いた経験がないという経歴だそうで、自分が何より感銘を受けたのは、「終始不機嫌そう」と報道された受賞会見の様子。
昨年の西村賢太氏の「風俗に行こうと思っていたら電話が掛ってきて受賞を知った」という投げ槍な会見も凄いと思ったけど、この田中氏の会見も本当に素晴らしいです。
「(こんな記者会見は)とっとと終わりましょう」と何度も繰り返すところが一番気に入っています。
いや、決して皮肉で言っている訳でも何でもなく、自分はこういう人は大好きですね(逆に優等生ぶって立て板に水のように滔々と語る人間が一番嫌い)。
西村氏の時も、記者会見を動画で見て興味を持ち、受賞作を購入したのですが、これを見て田中氏の『共喰い』も是非読んでみたいと思いました。
年末年始冬眠準備、完了
12月28(水)
今日で本年の仕事は終わり。明日から1月3日まで、ささやかな6連休です。
ならば長居は無用とばかりに終業の鐘と同時に脱兎の如く職場を出て、いったん帰宅した後、車で出掛ける事にしました。
近頃急激に寒くなって参っている事もあり、まずは温泉に浸かって一服。
湯上り後に黒酢を飲んで、15分のクイックマッサージをしてもらいました。
はぁ〜、やれやれ。6日間とは言え、取りあえず仕事から解放されるのは嬉しい限りです。
温泉を出た後、スーパーへ行って年末年始の食材をまとめて購入。
・・・ま、冷静になって考えると、今は昔と違って元日でもコンビニやスーパーは通常通り営業している訳で、無理に買い溜めする必要はないんですけどね。
要は「普段の長期休暇と同じように考えればいいだけ」の話で、数の子やらの正月料理を色々買いたくなるのも商業マスコミその他の戦略に見事に乗せられているなぁ、と自嘲するのではありますが・・・・。
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これで約4.000円也。 キリが無いので正月料理は極力買わないつもりでいたけど、流石に何にも無しは寂しいので、数の子とニシン昆布を購入。
ちなみに、アルコールは身体をいたわって目下絶っているので、購入せず。
年末年始は知人と会ったりで外食の機会も多いと思われますが、家にいる間はこれだけあれば十分でしょう。
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その後、大型書店へ足を運んで本を何冊か購入。
先週日本橋で買い込んできた物と合わせ、現在管理人の炬燵机の上はこういう無秩序な状態にあります。貴志祐介氏の『ダークゾーン』は前々から読みたいと思っていた作品なので、(ハードカバーで高かったけど)本日購入してきました。
・・・さて、正月休みの間にこのうちの何冊を読み終える事ができるでしょうか。
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有馬記念
12月25(日)
最近は、以前と比べると競馬場やウインズへ行く機会は減りつつありますが、流石にオーラスの有馬記念だけは別格。
という訳で、今日はパチは休み、ウインズ難波へ馬券を買いに行きました。
ラスト勝負という事で軍資金は強気に2万円。
ヴィクトワールピサかアーネストリーかと悩んだ末、馬体重増を見てピサは切る事にし、アーネストリーの複を抑えに、堅いと見た本命のオルフェーヴルとのワイド・馬連を1点買い。
道中逃げて上手くスローペースに落とした時は「いけるかな」と思ったのですが、そうなると最後の直線でエイシンフラッシュに代表される瞬発力タイプの馬が台頭する結果となり、呑まれて惨敗という結果に。
勝ったオルフェーヴルは強かったけど、流石にエイシンフラッシュやトゥザグローリーまでは予測できないよ・・・。やっぱり競馬は難しいなぁ。
その後、凍えるような寒さの中、難波〜日本橋を散策。
久々に来てみると色々と新しい商品が店頭に並んでいて物欲が刺激され、何だかんだと本やDVDやボードゲームやらを買い込んで2万円近い出費。
プラモデル関係でも色々と欲しいものがありましたが、今日は電車だったので諦めました。
その他買い切れなかった物も色々とあるので、年末年始に最低もう1度は行きたいな、と(ちなみに、昨年の大晦日は日本橋で過ごし、ネットカフェで年を超す予定でいたのですが、途中で気が変わって結局年が明ける前に帰宅したのでした)。
睡眠について考える
12月15(木)
もはや「日記」というより「月記」と呼ぶに相応しくなりつつあるこの「日々是好日」。
相変わらずというかなんというか、「とにかく時間がない!」のを日々の悩みとして生きています。
朝6時半起床〜夕方6時過ぎに帰宅(ここでほぼ半日仕事に費やされる)。
今の職場は勤務中に読書やネットサーフィンなど出来る環境にないので、仕事中はただひたすら「ウォーカーマシン」と化し、昼休みに読書でもできれば随分と時間を有効活用できるのですが、疲れるので昼寝。通勤は車なので、合間の読書は無理。
なので、帰宅後6時〜風呂に入る11時位までが完全な自由時間な訳です。
いや〜、20代の頃は深夜2時就寝・昼休みは読書かゲーセン・買い物散策という生活でも平気だったんですが、もう年と共に「しっかり寝ないと疲れる」ようになってきましてねえ。
「一日のうちに、飲食、便利、睡眠、言語、行歩、止むを事を得ずして多くの時を失ふ。その余りの暇、幾ばくならぬ中、無益のことをなし、無益のことを言ひ、無益のことを思惟して、時を移すのみならず、日を消し、月を亘りて、一生を送る。尤も愚かなり」
これは『徒然草』の第108段の記述でして、現代語訳すると、
一
日のうちに、飲食・排便・睡眠・会話・移動など、やむを得ないやらなければいけない事柄で無駄にする時間は多いのだ。何とか無駄を逃れたとしても、余った
時間に無駄な事をしたり、無駄な事を言ったり、無駄な事を考えるのであれば愚かだ。一日はたちまち終わってしまい、月は変わって、一生を終えることになる
だろう。
という意味になります。
吉田兼好のような自由人でさえそう思うのですから、まして宮仕えで時間のない自分のような人間はこれを読むと本当にその通りだなぁと感じることしきりで
す。ナポレオンや野口英世のように1日3時間の睡眠で生活できればどれだけ人生が変わるでしょうか・・・嗚呼。
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