三重県オールナイト年越しパチンコ実践記
平成24年12月31日〜平成25年1月1日
三重県下で毎年一回大晦日に開催される、パチンカー・スロッターの夢(?)、年越しオールナイト営業。 |
今回の旅程に際して 自分の中で決めていた「ルール」がありまして、それは、 ・あくまで「旅行」と割り切って参加する(「勝負」はしない)。 ・よって、打つのは「1パチ(or50銭パチンコ)限定で、予算は旅行費用の中から計上する。 ・勿論、4パチが打てる状況であれば打ちたいけど(註・結局最後までその機会はありませんでした)、その場合は年間収支の中に含める という事です。 おそらくどの店も超回収営業は必定。元旦早々大金を失っては洒落になりませんからね。 また、よく雑誌の企画で行っているような「大晦日の開店から元旦の閉店まで37〜38時間ぶっ通しで打ち続ける」といった体力・気力はありませんので、参加は「大晦日の日没〜元旦の朝まで」とする事にしました。 |
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(YAHOO!地図より引用) 当初は愛車を駆って1人で行く予定だったのですが、同じ職場の方が伊勢神宮に初詣に行くとの事。 「では行きだけご一緒しましょう」という事になりまして、正午出発で左図のような「奈良市内を抜けて、名張→伊賀から津へ」というルートを辿りました。 若干ずれてはいますが、これは徳川家康が本能寺の変に際し、大阪から京都を通らず東海道に抜けた、「神君伊賀越え」の道筋と似ています。 夕刻津へ到着。共に夕食をとって松阪駅前のビジネスホテルまで送った後、いよいよ実戦開始です。 かくして、フロム・ダスク・ティル・ドーン(夕暮れから夜明けまで)の長い戦いが幕を開けたのでした・・・・。 |
幹線道路を津方面へ北上すると、最初に目に入ったのがウイング松阪店。 「37時間耐久」の宣伝が店外ディスプレイに映し出されています。 まずはここへ入ってみることに。 |
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(左)
18時過ぎの店内はこんな感じ。 「三重の年越しパチンコはどこも客が一杯で、明け方にならないと座れない」と聞いていたのですが、聞くのと実際に見るのとは大違いでちょっと拍子抜けしました。 釘も見た目それ程ガチガチに閉まってはおらず、「普通の等価〜高換金店の釘」という感じでした(それでも打てない事に変わりはないのですが)。 ここでは1パチの忍術決戦CR双影・甘を打ってみました。 (右) がそのヘソ周辺の画像。 まあ、「普通に狭い」という感じでしょうか。 200円で当たったものの単発で飲まれて終了。 まだまだ先は長いので、休憩コーナーでしばし休んでこの店を後にしました。 |
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(YAHOO!地図より引用) 今回の旅程は、こんな感じで大まかな計画を立てていました。 あちこちのパチ屋を覗きながら、伊勢湾に沿って三重を横断。 年越しは、四日市のどこかの店舗で行う予定。 長島温泉で新年初風呂に入って、付近の旧跡を見学した後、湾岸長島インターから高速へ上がって帰る予定です。 それ以外の事(どこの店舗で何を打つ等)は一切決めていないので、本当に行きあたりばったりです(^^;。 |
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県庁所在地の津市へ入り、キング観光津店へ寄ってみました。ここは三重県下ではかなり店舗数の多いチェーン店のようです。 釘は・・・ヘソが見るからに逆ハの字となっており、いかにも「大晦日仕様」といった感じ。 「CRデモ画面」を打つのは流石にどうかと思ったので、店内を一巡した後そのまま退散。 |
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事前に聞いていた通り、三重県は道路事情が良くて、車での移動は快適でした。 途中コンビニへ寄ったりして夜のドライブを堪能しつつ、道路沿いに見えたちょっとレトロな感じのフジ玉垣店へ入る事に。 立地環境も店内の様子も、一言で言うと「静かなパチ屋だなぁ」という印象でした。 |
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鈴鹿市を通過し、県下最大の人口を擁する工業都市・四日市市へ。 国道23号線に沿って名古屋方面へ走ります。 運転中で写真は取れなかったのですが、観光ガイド本で事前に読んでいた「四日市の工場夜景」はなかなか綺麗で見応えがありました。 しかし、海沿いの23号線にはパチ屋はあまり見当たらないので、市内中心部を通る内側の国道1号線に進路変更する事に。 時刻は既に21時。あまりうろうろしていてはキリがないし、路面凍結の恐れもあるので、年越し〜朝まで居座る店を決めなければなりません。 色々と目移りしましたが、結果、広くて活気があり、休憩コーナーも充実してそうという理由で、左の写真のウイング金場店を選びました。 駐車場に止まる車は、三重ナンバーと名古屋ナンバーが半々位でした。 他の店舗でもそうですが、とにかく名古屋ナンバーの車が多かったですね。 中には筑豊・堺・石川ナンバーというのも見かけましたが。 |
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オールナイト営業の案内板と、21時半頃の店内の様子(1円パチンココーナー) 空き台無しの満席状態かと思いきや、1パチのシマでもこんな感じでそれなりに台を選ぶ事は出来ました。 4円のシマも含めて店内を一巡しましたが、見るからに「回しませんよ」という感じの釘で、これは4パチなどとてもではないが打てません。 予定通り1パチを打つ事にしまして、甘デジを中心に 空き台を何台か打ってみたのですが、やっぱり回りません。 一瞬、店を変えようかとの考えが頭をよぎりましたが、長時間の運転もあってかこの頃既に疲労がピークに達していました。 今のコンディションで運転すれば洒落にならない結末が待ってそうなので、店内食堂で軽い食事を取り、休憩コーナーでしばし休息。 ・・・一息入れると一転、気力・体力共に回復して戦闘モードに入ったので、1パチのシマで台を物色。 |
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打ったのは、CRおそ松くん
MMA(等価ボーダー17.6)。 この台、演出はともかくスペック的には1/299で確変率65%、時短100回+潜伏無しと、オーソドックスなミドルタイプで、管理人は結構好きなタイプです。 右の画像は、その命釘付近。 命釘が完全に左にスライドしています(笑)。 以下、実戦データ 425 6.500 突→2連(10R×2) 159 ヤメ(出玉1.062個) 4パチ換算の回転率=16.0/K(10R=1.070個で計算) この台を打っている最中に日付が変わって年が明け、店内にアナウンスが流れました。 「おそ松くん」と共に新年を迎えるというのは想定外ではありましたが(笑)、何はともあれ、今年もよい一年でありますように・・・。 |
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午前2時前の店内の様子。 この頃が客足のピークだったように思えます。 管理人はこの時間、1パチコーナーでは人気のAKB48を打っていました。 一応携帯にデータを取ったのですが、後から見返すとゴチャゴチャしていて解読不能・・・。 4パチ換算で千円14〜15回位の回らない台で、8.000円近くつぎ込んだ末ようやくミュージックラッシュへ。「せっかくだからV外しの練習でもしておこう」と思ったものの、上皿の玉がボロ減りする位にスルーが閉められていてとてもそれどころではありませんでした。 結局、出玉(この店の1パチはパーソナル式)を持って移動し、あれこれ打ち散らかした末、最後は全部飲まれて終了と相成ったのでありました。 |
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(左) 午前5時40分頃の店内の様子 流石にこの頃になると、(根負けして?資金が尽きて?)帰られる方が多かったようで、空き台の数が増えてきました。 (右) 同時刻の休憩室 皆さんお疲れのご様子。管理人もここで何度か休憩させてもらいました。 |
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戦い済んで夜が明けて・・・という訳で、元旦の午前7時半、実戦終了です。 トータルでの収支は、「投資16.600円、回収0円、収支-16.600円」となりました。 結局、時折休憩室で休んだ以外は寝ないでずっと打っていました。 流石にこの歳で徹夜は少しばかりきつかったですねぇ。コーヒーの飲みすぎで胸やけもしていましたし。 そんな訳で、眩しい朝焼けの中、祭りの後の物寂しさにも似た感傷的な気分に浸りつつ、店を後にしたのでした。 |
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車内で少し仮眠した後、予定通り長島半島へ。 半島先端に位置する「ナガシマリゾート」へ向かうと、新年早々物凄い渋滞となっており、施設内は人で溢れかえっています。 自分は初めて訪れるので「遊園地(スパーランド)と温泉の施設」と思っていたのですが、それに加えて色々な店舗の入ったショッピングモールがあり、そちらの初売りセールに皆さん並んでおられるようでした。 で、目当ての長島温泉は「11時よりシャトルバス運行」の表示が・・・。 2時間近くも待ってられないので、結局駐車料金1.000円だけ取られてそのままUターン。予定を早め、本来なら温泉に入った後に見学する予定だった長島一向一揆関連の史跡へ。 現在の長島半島(旧長島町)の人口は、桑名市のサイトによると約1万5千人ということですが、織田信長を苦しめた長島一向一揆はかつてこの地に数万の門徒・国人を擁したと伝えられています。 尾張から見ると長島の地は喉元の刃に等しい存在で、信長が北伊勢一帯を平定した後も願證寺を中心とした一向一揆勢力は勢力を保持したままいわゆる信長包囲網の一翼を担いますが、最終的には武田信玄死後の信長の各個撃破戦略によって滅ぼされる事となりました。 |
再建された現在の願證寺。 幹線道路から少し奥まった所にあり、カーナビにも登録されていない為、辿り着くのに少し時間がかかりました。 |
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(左) 願證寺境内の「長島一向一揆殉教之碑」 (右)かつて長島城があった場所に建つ長島中学校。 |