私家版・孤独のグルメ

大阪日本橋編


ここは、一人飯を愛する管理人が、名作漫画『孤独のグルメ』の顰に倣い、よく行く大阪日本橋(でんでんタウン)の飲食店を独断と偏見に基づいて紹介するページです。
実際には、「吉野家」「やよい軒」「宮本むなし」「まつ屋」「すき屋」などのチェーン店系列の店に行く事が一番多いのですが、そういった系列店は省いています。

味はもとより、自分としては、

・一人でゆっくりくつろげる
・適度に空いている
・待たされない

といった点を「居心地」として重視しています。
逆に、行きたいと思わないのは

・騒々しい
・ガイドブックなどによく載っている(=宣伝している)

といった店。
まあ、千日前や黒門市場近辺はともかく、でんでんタウン近郊にはそういった店は殆どありませんが、「桃李はもの言わざれども下自ずから蹊を成す」とはよく 言ったもので、良い店には自然と人が集まるものです。そういった名店や、それ以外の店も含め、日本橋の飲食店の一端を紹介したいと思います。


焼肉丼 イサク

        

日本橋四丁目交差点のすぐそばにある、なかなか味のある店。
店内はカウンターのみ、食券を買って渡し、呼ばれるのを待って取りに行くというスタイル。
一人でやっている若い店員(多分店主)はいつもポーカーフェイスでニコリともしませんが、別に嫌味な感じはなく、これはこれで自分は嫌いではありません。
メニューはだいたい500円前後、焼きたての肉をご飯に載せて、お好みで備え付けのタレをかけて食べます。味は、まあ普通というか、値段相応ですね。
立地条件が良いので、買い物のついでにさっと食べたい時には時々利用しています。

快適度・・・・ S (まったく物を言わずに食事可能(^^))
 味  ・・・・ C (それなりかな)

ポミエ

        

こちらも四丁目交差点近くの、飲食店が集まった一角にある店。
外見は洒落た喫茶店風。しかし知る人ぞ知る大盛で有名な店で、特に750円のカツ丼は看板メニューですね。管理人もいつもこのカツ丼を注文します。
お箸とスプーンを併用して食べるつゆだくカツ丼で、量だけではなく味の方も文句なし。
ただ、人気店なので週末は基本並ばないと入れませんし、注文してからもちょっと時間が掛ります。厨房1人・ホール1人で切り盛りされているようで、大変だなぁと思いますが、ホールのお姉
さんはいつも笑顔で接客してくれて好印象。

(28年8月28日追加 850円のカラバーグ定食(唐揚げとハンバーグが半分ずつ)を食べました。ハンバーグがなかなか美味しかったです。でもやっぱり、カツ丼にはかなわないですね)。

快適度・・・・ B (店内は快適ですが、並んで待って食べてで小一時間かかる時も)
 味  ・・・・ S (日本橋ナンバーワンだと思います)

マドラス

        

堺筋から一つ中に入ったところにある、老舗のカレー店。
全てカウンター席で、トッピングで揚げ物を注文しなければ1〜2分で配膳されます。
味は独特の「甘辛カレー」とでもいうのか、口当たりは甘いけど、しばらくして辛味が効いてきます。福神漬だけではなく、ラッキョウも食べ放題なのも地味に嬉しい。
この日は700円の「中カレー」を注文。
「中」とは言え、一般世間での「大盛」に等しく、お腹一杯。
早い、旨い、価格も手頃、と三拍子揃ったおすすめの店です。

快適度・・・・ A (吉野家なみにさっと食べられます)
 味  ・・・・ A (美味しいし、費用対効果もなかなか)


こけし

        

上のマドラスのすぐ近くのとんかつ店。ここもかなり前から続いているところですね。
メインのメニューは「とんかつ丼」か「とんかつカレー」。
店内はカウンター席のみで、サービスも良くて居心地は良いです。
この日は790円のとんかつ丼を注文。

5〜6年前に訪れた時よりちょっと値上がりしたような気がしますが、味の方は変っていないようでだしがよく効いていて普通に美味しかったです。
ただ、値段の割にはちょっと量が少ないかなという感じで、色々トッピングもできるけど1.000円超えてしまうし、何より歩いてそう遠くないところに最強のカツ丼店「ポミエ」があるだけに、立ち位置的にはちょっと微妙かなと感じます。

快適度・・・・ A (カウンター席のみで店内は基本静か)
 味  ・・・・ B (昔懐かしのオーソドックスなカツ丼という感じ)


1ポンドのステーキハンバーグ タケル 日本橋オタロード店

        

オタロードのパソコン修理店の跡地に最近(平成26年)出来たステーキチェーン店。
店内が狭いということもあるのか、いつ見ても行列が出来ていて、基本並ばないと入れません。
初めて訪れたこの日は、10分程待って入店。
日替わりのおすすめであるランプステーキのシングル(150g)にトッピングで目玉焼を注文しました。スープとサラダ、お代わり自由のライスが付いて1.160円。

なお、「1ポンド」とは言うものの、当然のことながらその量で注文すると2500円〜3500円位します。
肝心の肉の味は・・・赤みの割に硬くて正直微妙でした。
シングルで注文して良かったと思い、5分程でそそくさと食べて会計を済ませて退店。
狭くて客の出入りが忙しい店内といい、味といい、時折訪れる「ペッパーランチ」と被りましたね。
自分的には、わざわざ並んでまで行きたい店とは思いませんでした。

快適度・・・・ D (並ばないと入れないし、店内も狭くて五月蝿く、一人飯には向いていない)
 味  ・・・・ C (不味くはないが・・)


そば処 まる栄

        

日本橋の南側(今宮戎駅寄り)にある見た目レトロな老舗のそば屋さん。
ここは昔から丼で有名な店で、特に大盛のカツ丼とカツカレーは行列が出来て開店後すぐに売り切れになってしまいます。

この日(日曜日)は13時前に訪れたのですが、案の定上記2つは売り切れ。
その場合、いつもならカレー丼を注文するのですが、冬季限定メニューの広しま丼(1.000円)というのを初めて注文してみました。
カツ丼ほどのボリュームはありませんが、かなり大きめの牡蠣が入っていてなかなか良かったです。この店はそば屋というだけあって、出汁と、セットで付いてくるお吸い物が美味しいですね。

快適度・・・・ B (中は普通のそば屋さん)
 味  ・・・・ A  (ただし、カツ丼・カツカレーだけは文句なしにS)


大阪 大勝軒

        

なんば駅近くの「日本橋の入口」付近にある有名な店。
確か7年前くらいにオープンしたのだったと思うけど、当時はいつ見ても行列ができていました。
その当時友人に誘われて並んで食べ、今回2回目の訪問。
さすがに今では時間帯によっては土日でも並ばず普通に入れるようになっています。

狭い店内は当然カウンター席のみ。
790円のスタンダードな「つけ麺」を注文。
魚介スープが効いていて美味しいのですが、当時も店を出た後に友人と、「確かに美味しいけど、そんなに並んでまで食べる価値あるかなぁ?今はコンビニのつけ麺で も結構いけるし・・・」と話したのが思い返されます。自分としては、同じつけ麺ならここから歩いて2〜3分の千日前の「牡丹」の方が好みですね。

快適度・・・・ A (早く食べて早く出る、という感じで居心地は良い)
 味  ・・・・ B  (まあ、普通に美味しくはあると思うが)


満福食堂 勝ちゃん

        

惜しまれつつ突如閉店した名物食堂「チョイめし あさチャン」の跡に建つ食堂。
店内の装飾や、500円で2品選べる定食、「小」で世間一般の「大」に相当するご飯の量など、「あさチャン」そのままという感じです。

ただ、肝心の中身の方は・・・「う〜ん、あさチャンってこんなんだったかな?」という
違和感が多分にあり、写真のとおり普通のコロッケと味噌汁に野菜という殺風景な感じで、
味の方もごく普通。ご飯の量が多い分、500円という値段の割にはお得だとは思いますが・・・。

快適度・・・・ A (結構ガラガラなので、居心地は悪くない)
 味  ・・・・ C  (業務スーパーとかで売ってる食材をそのまま温めたような質感・・・。ご飯は美味しいけど)


自家製太麺 ドカ盛マッチョ 難波店 

        

日本橋の北の外れを少し越えた界隈にかなり地味に建っている二郎系ラーメンの店。
管理人は、お腹が空いていて昼夜兼用で腹を満たしたい時などには時折訪れます。
二郎系ラーメンの標準なのか、「にんにく」「野菜」「背脂」などは無料でトッピングできて、さらにおかわりも自由。ただ、ライスがメニューにないのは残念。
あと、人気店なので休日などは基本並ばないと入れません。

この日は800円だったか900円だったかの「つけ麺 大」を注文。
味の方は、個人的に二郎系の店というのは「質より量」だと思っているので、そういう意味では満足(チャーシューはおいしくて量も多いのでそれはいつも満足しています)。
ただ、つけ麺のダシはもうちょっと魚介類の濃さが欲しかったですね。これなら普通のラーメンを注文した方がよかったかな。

快適度・・・・ B (並びがネックかな)
 味  ・・・・ B  (チャーシューは美味しいです)


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