わかやま地球市民の杜 第6回つどいの杜

和歌山県人権啓発センター「親子で考えるワークショップ講座」

 田辺市民総合センターにおいて、23日、「世界が100人の村だったら」のワークショップを和歌山県人権啓発センターとの共催で行いました。
 これは、2年前に発刊されて話題を呼んだ本「世界がもし100人の村だったら」(池田香代子 再編、C.ダグラス・ラミス対訳)をワークショップにして、参加型で楽しく学べるようにしたものです。

 学校ではなかなか教えてもらえない世界のこと、TVだけではわからない世界のこと、でも私たちと確かにつながっている世界のことを一緒に考えてみました。
 今回は、特に親子での参加をおすすめしました。

参加者は44名。内訳は
◆男性参加者24名、女性参加者20名
◆高校生まで19名。20・30代11名、40代11名、50代以上3名
◆田辺市、およびその周辺からの参加者が38名、和歌山市からの参加者が6名

 


日時 平成15年8月23日(土)13:30〜16:00  

場所 田辺市民総合センター 

進行  談儀善弘(わかやま地球市民の杜代表 田辺工業高校教諭)

参加者 44名(男性24名、女性20名)

 

内容 「世界がもし100人の村だったら」ワークショップ

  

 

 

 

 「世界の人口は今、約何人でしょうか」
 「言語について」
 「年齢構成について」
 「人口分布について」
 「富の偏りについて」
 「識字について」
実際の比率に従って分かれてもらうなどしながら、現在の世界の状況について実感してもらいました。
 参加者のみなさんは、それぞれに感じることがあったようです。
 ‘非識字体験’などでは、具体的な体験として文字の読めない不安や、分かっている人に対する羨望など、心揺さぶられるものがあったとの感想を聞きました。

 ふりかえりの前に、ネパールの紅茶(チヤ)と手作りのインドのクッキーやマレーシアのお菓子などを用意しました。

 味覚からも途上国の雰囲気を味わってもらえたのではないのでしょうか。

 最後に、私たちがこの不平等な世界に対してできる活動のひとつとして、フェアトレードのことについて話をしました。和歌山にもフェアトレードのお店ができていることもあり、こういう形の「国際協力」も広がっていくことを期待しています。 

主催 和歌山県人権啓発センター
    わかやま地球市民の杜

参加費 無料


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