わかやま地球市民の杜 第3回つどいの杜

 6月例会として第3回つどいの杜「『ひょうたん島問題』を考える」を開催しました。
 この「ひょうたん島問題」は、最近NHKで復活している「ひょっこりひょうたん島」(日曜夜7時半から)ではありません。
 「移民や外国人労働者が増えつつある現代社会の課題を多文化共生の観点から体験的に理解しようとするシミュレーション教材です。」(教材申込み用紙の説明より)
 かわいいキャラクターと楽しい音楽が入り、ストーリーもたいへんよくできた教材だと思います。
 CD-ROM教材「ひょうたん島問題」を体験した後、実際に学校で、職場で、あるいは地域で、実際にこの教材を使うとしたら、どんな使い方ができるかについてディスカッションしました。

 2003.7.1up


日時 平成15年6月28日(土)13:00〜16:00  

場所 和歌山YMCA(和歌山駅東口すぐ) 
       〒640-8323 和歌山市太田383
       TEL 073-473-3338
 
内容 「ひょうたん島問題」を考える

     ☆進行 西岡妙子(和歌山県立那賀高等学校教諭)
         
談儀善弘(「わかやま地球市民の杜」代表)


「ひょうたん島問題」CDROM教材の紹介

この教材は、藤原孝章先生(富山大学)が制作。
移民や外国人労働者が増えつつある現代社会の課題を「多文化共生」の観点から体験的に理解しようとするシミュレーション教材。
パソコンとアクティビティーを組み合わせている。

CDROM教材「ひょうたん島問題」ワークショップの体験


背景ストーリーを見て「ひょうたん島問題」を理解する。

Level 1「あいさつがわからない」 (アイスブレーキング)
役割カードを配って、ひょうたん人、カチコチ人、パラダイス人になって互いにあいさつする。
 3分くらいで終わって、感想を述べ合う。
 あちこちで「カチコーチ」というカチコチ人のあいさつが響く
 あいさつが通じなくて、困った人も・・・

このシミュレーションでは、「ひょうたん島問題」に登場する人々のあいさつが異なることを体験しました。

evel 2の「カーニバルがやってきた」
 Level 3へ進むために必要な、話の展開を知っていただくためにスクリーンを見てストーリーを理解する。
 ロールプレイは省略。

Level 3「ひょうたん島教育の危機」

    *ストーリーを見たあと2つのグループにわかれ、役割を決める。(役割シート)
    *評価シート記入。
    *政策カードの9つの政策を理解する(ランキング用)
    *グループでロールプレイを始める前に、同じ役割の人が集まって、作戦タイム。
      役割を理解し、作戦を立てる。
      役割・・・司会進行役
           ひょうたん教育委員会委員長
           ひょうたん学校教員
           カチコチ経済人連合会代表
           パラダイス学校建設運動協議会代表
    *もとのグループにもどって、ロールプレイ開始。
    *9つの政策に優先順位をつける(ダイヤモンドランキング)
    *グループごとにランキング発表。意見交換。

   それぞれの役になりきって、40分間にわたり白熱した議論が展開した。

 


教材「ひょうたん島問題」を考える


*自由に意見交換

意見交換で話し合われたことの一部を紹介 

    よく考えられた教材である
    ランキングカードについて
    生徒対象に行う時の注意
    Level 5まで、問題が深刻化していく展開について
    ロールプレイでの悩み
    こども向けのアクティビティかどうか
    アクティビティをどう発展させるか
    など

費用 300円


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