「ペットショップ」は数有れど、「爬虫類」を扱っているお店はそう多くはありません。また「爬虫類」を扱ってはいても「リクガメ」を扱っているお店となると更に少なくなります。「爬虫類専門ショップ」と銘打つお店は大体リクガメも扱っていますが、オーナーの趣味に依るところが大きいので、ヘビ・トカゲ・カエルは多種揃っていても、リクガメは扱っていないとか、扱っていても売れ筋の1〜2種類のみであるとか、すっかり成長してしまっている高価な成体のみである、というようなお店も、ままあります。そこで、私たちはまず自分の欲しいカメを扱っているお店探しから始めなければなりません。運良く見つかっても、そのお店が悪質でないかどうかを確かめる必要もあります。リクガメは長寿です。末永く付き合っていく友達なのですから、お店も同じ、末永く付き合っていけるお店かどうかを見極めなければなりません。簡単ですが以下に僕の経験上知り得たことを情報として公開します。皆さんの為になれば幸いです。
お店探し |
タウンページを使ってお店探し |
1つの手ではありますが、ヒット率は低いです。犬・猫・鳥・魚までは市民権を得ているんでしょう、タウンページでもしっかりフォローしてくれていますが、爬虫類となると登録件数は激減(和歌山紀北版では0件!)しますし、店の個性を読みとるのも非常に困難です。
専門書の広告を見てお店探し |
「世界のカメ」(株式会社クリーンクリエイティブ発刊)などの専門書に掲載されている広告から選ぶという手です。なんといっても専門書の広告ですからヒット率は100%で信頼性も高いです。ただ、書籍という性格上、情報が若干古いという難点があり、最悪の場合、もう存在しないお店が載っかってる場合もあります。最新刊「世界のカメ3」ならお店の特色も記述された「ショップガイド」というページがあって有名どころのショップなら北は札幌から南(西?)は岡山まで45店舗、写真付きで掲載されていますのでとても便利です。
雑誌の広告を見てお店探し |
爬虫類を扱った雑誌の広告から探すという手です。残念ながら僕の知る限りにおいて、爬虫類だけを扱った雑誌はコンスタントに発刊されていません。ですから「フィッシュマガジン」誌のような熱帯魚・海水魚・両生類・爬虫類と幅広いジャンルを扱った月刊誌を利用することになります。今の私たちは「リクガメ」だけが目的ですから、余分な情報も多いですが、よぉーく見ていくと結構たくさんリクガメを扱っているお店の広告を見つける事が出来ます。この広告から、そのお店のある程度の個性と指向を読みとることが出来ますし、情報はもちろん最新です。
知人の紹介でお店探し |
いればラッキーですね。紹介してもらいましょう。購入の際のコツなんかも教えてもらえれば尚ラッキーです。ただし、その知人の知識が正しければの話ですが・・・。
お店選び |
お店の選び方とテクニック |
自分の機動力(行動力)の範囲内に運良く何店かのお店を見つけることが出来たら即行ってみるのがベストですが電車で2〜3時間とか、自動車だと高速に乗って往復数千円はかかる、という場合には相当の勇気が必要です。ほとんどのこの手のお店の広告には「プライスリストは80円切手同封の上・・・」などと書いてあって、暗黙のうちに「電話では受け答えしないゾ」的なプレッシャーを与えられます。でもそんなこと言ってられません。いっきなり電話してみましょう。これも立派な1つの手です。
こんな具合で各店に電話を入れ、最終的には2〜3店舗まで絞り込み、あとは足を運んで個体の状態や店の衛生度、店長・店員の態度などを観察しつつ購入店を決めましょう。