特集!! リクガメ飼育ケージ(120cm)&古株リクガメの今昔


1995年5月に初めてのリクガメを飼育し始め、4ヶ月目にして120cmケージを導入。
以来120cmケージは我が家のリクガメ飼育ケージのシンボル的存在で、その内外設備は
実に様々な変遷を遂げてきました。それは、「ペットとしてのリクガメ」を飼育するための
自己満足的な観賞用色の強い設備から「リクガメの幸せを第一に追究」した簡素化・効率化を
推進していく過程における必然的な変遷でした。それぞれの節目節目には新しいアイテムや
アイデア、そして技術を盛り込み、いかにリクガメたちに機能するかを興味深く観察したものです。

  
1995年9月〜1996年7月
120cmケージを導入した直後はこんなに「見た目に」綺麗な飼育ケージでした。この頃は
まだリクガメの過ごし易さよりも観賞に堪えうる飼育設備に重点を置いていたように思います。
いえ、決してリクガメを蔑ろにしていたわけではなく、リクガメにとってもむしろ「良かれ」と思って
していたことでした。しかし、それは単なる人間のエゴだったのです。

  
1996年8月〜1997年6月
観葉植物をすべて撤去(理由は「僕のカメROOM」内に掲載中の「リクガメ奮闘記」をご覧下さい)。
水場・エサ場周辺の乾燥と清潔さを保ち、それでいてリクガメたちの喜ぶ土場・流木のある遊び場
をも兼ね備えた機能的な造りを目指しました。ようやくその存在と実績を知ったクロマルクス電球を
導入し、ケージ内の照度も遠赤効果も格段にUPしました。

  
1997年7月〜現在
床材を全て土に戻しました。但しその土壌成分は赤玉土に天然石灰(牡蠣殻粉)をブレンドした
アルカリ土壌です。彼らの本来の生息地では、彼らが菜食すると同時に大量の土をも食している
事実をテレビで見て閃いたアイデアです。それ以前にもエサ場付近にカルシウム粉を撒いておく
などの工夫はしていましたが、床材全てを炭酸カルシウムでもある天然石灰によってアルカリ化
するのはこれが初めてでした。後に全てのケージに適用するようになります。トゥルーライトも3本に
増やし、更に照度が上がりました。初期のケージ写真と比べるとその明るさが良く解ります。


カメたちも随分成長しました。左の写真は僕がまだホームページは勿論のこと、リクガメについて
語り合う人もいなかった頃のもので、デジカメも持っていなかったため、8mmビデオで撮影したものを
ビデオキャプチャーして画像として残してあったものです。こうして見比べてみると今までの足跡が
思い出され、ジーン・・・・ときてしまいます。みんな元気に育ってくれて本当に嬉しい。

   
1996年6月                 1997年12月

今や我が家の最古株・ホルスフィールドリクガメの「りっちゃん」です(^-^;)。左の写真の時点で
人工飼育下13ヶ月目に突入しています。失明して亡くなった初代リッキーの次に購入した僕に
とっては2頭目のリクガメです。初代リッキーとは全く対照的で、食欲旺盛・病気知らず・手が
掛からずスクスクと育ってくれているのが何より嬉しいです。

   
1996年6月                 1997年12月

ケヅメリクガメの「ネイル」です。初めてのケヅメリクガメは命名する時間すら与えてくれないまま
他界してしまい、ものすごく悲しかったです。このネイルも左の写真の時点で飼育6ヶ月目に
入っているんですが、決して丈夫な個体であるとは言えない子でした。それが今やこんなに
立派に育ってくれ感慨ひとしおです。

   
1996年6月                 1997年12月

僕にとって初めてのホシガメ「まる」です。甲羅の形状・大きさ・元気さ・食いっぷりなど、全てが
満足のいく個体だったので、購入に際してまったく躊躇しませんでした。しかしその成長スピードは
度を過ぎるほど緩やかで、いまだ不安の日々を送っています。でも甲板をよーく見ると、飼育下
5ヶ月目の写真(左)に比べ、確かに成長の跡が見られるのが唯一の救いです。

   
1996年6月                 1997年12月

僕にとって初めてのギリシャリクガメ「アテナ」です。幼体と成体でこれ程まで劇的な変貌を
遂げるとは思ってもみませんでした(^-^;)。ケヅメやマルギナータ並ですよね、この変わり様は。
左の写真は飼育下1ヶ月目ですが、ちょうど今のアレスぐらいでした。この子も典型的な
健康優良児で全く世話がかかりません。

   
1996年6月                 1997年12月

2代目「リッキー」です。りっちゃんの旦那にするべく購入しました。購入当時、元気はあるものの、
りっちゃんを入手したときほどの力強さは無く、少し心配しましたが何のことはない(^-^;)。今では
りっちゃんと見分けがつかない程にまで立派に成長してくれました。古株連中の中では最も
ヒトになついている子です。

   
1996年6月                 1997年12月

僕にとって初めてのヒョウモンガメです。当時は、価格的にも飼育難易度的にも入手には相当
勇気の必要な種でしたが、僕好みの芸術的とも言える甲羅モッコリと、あまりもの可愛さ・元気さに
一目惚れしてしまい購入しました。良い個体に恵まれ、鼻炎治療には苦労しましたがエサ食いも
非常に良く、スクスクと育ってくれて今は「性」に目覚めています(^-^;)。



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