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  [9] レースにおけるその他のルール

(A) セーフティーカー (Safety car)

 レース中,コース上にアクシデントなどの問題が起こったとき,アクシデントの処理の間,トラック上の車のペースをコントロール(=レースペースを遅くして安全を確保する)している車がセーフティカーです。
 ピットレーンから出てきて,リーダー(1位走行車)の前を走って,ペースをコントロールします。
 ピットに戻るための最低タイム制の継続(急いでピットに戻る動機を排除するため)。
 最低タイム計算方法は次のとおり。

1. セーフティーカー出動とともに全マシンにメッセージが表示され,ECUが「セーフティーカー」モードになる。
2. メッセージがマシンに届くとすぐに,サーキットにおけるマシンの位置が表示される。
3. ドライバーがピットに戻るための最短時間が算出されダッシュボードに表示される。

 セーフティカーによって,築いてきたマージンが大きく減少します。  セーフティカーが出やすいコース(オーストラリアGP,カナダGPなど)では,セーフティカーによって大逆転が起こりやすいです。

 [その他セーフティーカーに関する事項]
 ・周回遅れのマシンは先頭のマシンを妨害せずクリーンなリスタートを確実にするため,
  セイフティカーがピットに戻る前に周回遅れのマシンはセイフティカーを抜かし車列の最後に合流することができる。

 ・セイフティカーの速度制限(ラップタイムの約40%減)は2周の間,適用される。
  (マシンがセイフティ・カーに到達するまで安全な速度で運転されることを確実にするため)
 ・セイフティカー出動中,ピット出口の信号は,その後レースが中断されない限り青信号を継続。
 ・セイフティカーがピットレーンを使用するよう要請されない限り,
  セイフティカー出動中はマシンはタイヤ交換以外の目的でピットレーンに進入してはいけない。


(B) 完走に関するルール

 勝者がゴールしたら,周回遅れとなったドライバーは周回数に達しなくても,その周が最後となります。
 そして,そのドライバーは「完走した」ことになります。

 リタイアした場合でも、規定周回数の90%以上を消化していれば「完走扱い」となります。
 逆に,リタイアしていなくても,規定周回数を90%以上消化していなければ,完走にはなりません。


(C) その他のルール

 レースがスタートしてから4時間が経過したら規定周回数が消化できなくても終了となります。
 その際,4時間に満たない最後のラップのコントロールライン通過順が最終順位となります。
 天候が荒れたり,コース上に車の破片が飛び散ったりして,レースが続行不能となり赤旗が振られ,レースは一時中断されます。
 天候の回復やコース上がクリアになれば,リスタートを実施する場合もあります。
 赤旗でレース中断中も,計時は継続し4時間経過でレース終了となります。

4時間経過前にリーダーが周回を完了したラップあるいは赤旗を振る2周前のラップに対して,リーダーがレース距離の
  a) 75%以上を消化している場合は,規定ポイントがそのまま与えられます。
  b) 75%未満を消化している場合は,規定ポイントの2分の1が与えられます。

 レース開始直後でリーダーのラップが2周完了していないときに赤旗が振られると中止され,もう一度レースはやり直されます。

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