(A) 2014年のGPスケジュールの流れ
過去3年同様スケジュール変更はありません。各GPの大まかなスケジュールは次のようになっています。
・ 金曜日 … 午前中にフリー走行(1)と午後にフリー走行(2)が行われます。 (モナコGPのみ木曜日)
・ 土曜日 … 午前中にフリー走行(3)が行われ,午後に予選が行われます。
・ 日曜日 … 午後にレース(決勝)が行われます。
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● 金曜日 | フリー走行1回目 (FP1) | 10:00〜11:30 (※1) |
| フリー走行2回目 (FP2) | 14:00〜15:30 (※2) |
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● 土曜日 | フリー走行3回目 (FP3) | 11:00〜12:00 (※3) |
| 予選 | 14:00〜15:00 (※4) |
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● 日曜日 | レース | 14:00〜 (※5) |
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(※1) 次のGPでは( )内の現地時刻に開始 :
Australia (12:30), Bahrain (14:00), Singapore (18:00), Abu Dhabi (13:00)
(※2) 次のGPでは( )内の現地時刻に開始 :
Australia (16:30), Bahrain (18:00), Singapore (21:30), Abu Dhabi (17:00)
(※3) 次のGPでは( )内の現地時刻に開始 :
Australia (14:00), Malaysia (13:00), , Bahrain (15:00), Canada (10:00),
Great Britain (10:00), Singapore (17:00), Russia (12:00), USA (10:00), Abu Dhabi (14:00)
(※4) 次のGPでは( )内の現地時刻に開始 :
Australia (17:00), Malaysia (16:00), Canada (13:00), Great Britain (13:00),
Singapore (22:00), Abu Dhabi (17:00), USA (13:00)
(※5) 次のGPでは( )内の現地時刻に開始 :
Australia (17:00), Malaysia (16:00), Bahrain (18:00), China (15:00),
Great Britain (13:00), Singapore (20:00), Japan (15:00), Russia (15:00), Abu Dhabi (17:00)
次の項目からは各セッションについて詳しく説明していきます。
(B) 金曜日のフリー走行 (Practice Session 1 & 2)
金曜日のフリー走行は午前・午後ともに1時間30分ずつのセッションです。
2014年も金曜3rdドライバー(スーパーライセンス所持のドライバーなら誰でも可能)を走らせることができます。
基本的に,コース,コンディションに応じたタイヤの選択とマシンのセッティングの調整を行います。
全チーム2台体制で走ります(2014年からフリー走行中のドライバー交代は可能)。また,金曜日は6GP1ギアボックス規制の対象外です。したがって,金曜のフリー走行はエンジンマッピングの調整などとても重要な時間になります。とにかく,信頼性の確保が大切です。
今年もレース中,レインタイヤを使用しないときは2種類のドライタイヤをいずれも使用しなければならないというレギュレーションであるため,タイヤの持ちを見極めるための必要な情報を得る走行になります。
イベント全体通して金曜日に全セット供給されます。供給数は次の通りです(金曜3rdドライバーはレギュラードライバー分を使用)。
プライム(ハード側)7セット,オプション(ソフト側)6セットの計13セット
※プライム1セットはFP1最初の30分間のみ使用可能,オプション1セットは予選Q3進出ドライバーのみQ3で使用可能
金曜フリー走行後の返却タイヤセット数は次の通り。
金曜フリー走行1(FP1)終了後にプライム2セット
金曜フリー走行2(FP2)終了後にプライム1セットおよびオプション1セット
(C) 土曜日のフリー走行 (Practice Session 3)
土曜日のフリー走行は1時間のセッションです。土曜日のフリー走行で行うことは,マシンのセッティングの調整です。
土曜日のフリー走行(FP3)終了後のドライタイヤ返却セット数は,プライム1セットおよびオプション1セット。
つまり,半強制的に土曜日も走行させようとするレギュレーションになっています(金曜日でデータ取りが終わってしまっていれば,土曜日はほとんど走る必要がなくなりタイヤを温存することができるが,それを防止している)。
プライム3セット,オプション3セット(Q3進出ドライバーは4セット)で予選およびレースを戦うことになります。
(D) 予選 (Qualifying Session)
昨年同様,予選はノックアウト方式が採用されます。
[Q1] 14:00〜14:18
レースに参加するすべての車が予選セッションQ1には参加する。
そのうち,タイムが遅い下位6台のタイム順で17位〜22位のグリッドポジションが決まる。
ただし,周回数は規定されない。
また,セッション時間内にスタートラインを通過した周回のラップタイムは有効となる。
残り16台のタイムはQ1終了時にいったん抹消される。
[Interval 1] 14:18〜14:25
Q1とQ2の間に7分間のインターバルをはさむ。
[Q2] 14:25〜14:40
Q2ではQ1で残った16台が参加する。
そのうち,タイムが遅い下位6台のタイム順で11位〜16位のグリッドポジションが決まる。
ただし,周回数は規定されない。
また,セッション時間内にスタートラインを通過した周回のラップタイムは有効となる。
残り10台のタイムはQ2終了時にいったん抹消される。
[Interval 2] 14:40〜14:48
Q2とQ3の間に8分間のインターバルをはさむ。
[Q3] 14:48〜15:00
Q3ではQ2で残った10台が参加する。
タイムの速い順でポールポジションから10位までのグリッドが決まる。
ただし,周回数は規定されない。
また,セッション時間内にスタートラインを通過した周回のラップタイムは有効となる。
(その他,重要な規定)
- 全車はQ1で初めてコースに出た時点からレーススタートまでパルクフェルメ扱い(=セッティング調節が不可能)
- Q3に残ったドライバーはQ2で最速タイムを出したタイヤでレースをスタートしなければならない。
- 予選セッション中,車をサーキット上に停止させてしまった場合は,それ以降のセッションの参加はできない。
また,サーキット上に停止させてしまった車はそのセッションが終わるまではパルクフェルメ状態と同じ扱いとなる。
(E) レース (Race)
GPのメインイベント,レースです。各GPで決められた周回数を一番速く走りきったドライバーが優勝です。
ドライバー同士の熱いバトルとチームの戦略がレースの醍醐味です。
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