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  [6] ペナルティ (Penalty)

(A) ドライバーペナルティ (Driver penalties)

 2011年は2010年からさらにドライバーペナルティを見直し,最適なペナルティが出せるように変更されました。

 レースでのフライングスタートやピットレーンの速度違反やマシンの規定違反,危険行為,各種旗の無視などレギュレーションに反する行為をすると,レーススチュワート(競技委員)から違反の程度により次の7つの中から1つのペナルティを受けます。

 1. ドライブスルーペナルティ (Drive-through penalty)
  ・残り周回が5周以上でペナルティ発令
   = ピットレーンを制限速度で通過する(このときピットイン+ピット作業を行ってはいけない)
  ・残り周回が5周未満でペナルティ発令あるいはレース終了後
   = ピットレーンを制限速度で通過する代わりにレース結果に20秒加算
 2. 10秒タイム・ペナルティ (Ten-second time penalty)
  ・残り周回が5周以上でペナルティ発令
   = ピットで10秒間静止(このときピットイン+ピット作業を行ってはいけない)し,ピットレーンを制限速度で通過する
  ・残り周回が5周未満でペナルティ発令あるいはレース終了後
   = ピットで10秒間静止し,ピットレーンを制限速度で通過する代わりにレース結果に30秒加算
 3. 時間加算
 4. 次レースのグリッド降格
 5. けん責
 6. レース結果抹消(失格)
 7. 次レースからの出場停止

 レース中以外では,ピットレーンでのオーバースピードの場合,罰金を払わなければなりません。また,最悪の場合はライセンス剥奪にもなる場合もあります。
 レース中に明らかな危険行為や無理矢理の追い越し,ルール違反などがあった場合,ドライバーからヒヤリングを行い,そのヒヤリング内容とレースの様子をもとにペナルティを与えるかどうかが判断されます。

 レース中,前車を抜く目的でシケインやコーナーをショートカットした場合は,素直に道を譲らなかった場合に限って,ペナルティの対象(ドライブスルーペナルティが多い)となります。
 また,ピットストップのページでも書きましたが,ピットアウトしたマシンが走行するライン(位置)を義務付ける白線(ホワイトライン)に乗ったりまたいだりした場合はドライブスルーペナルティとなるので,ドライバーは注意しなければなりません。


(B) エンジンペナルティ (Engine penalty)

 2011年のエンジンペナルティルールは2010年と同じ形で適用されます。
 すべてのドライバーはシーズン通して8基までペナルティーなしで使用可能です(金曜フリー走行を含む)。
 ドライバーが交代した時はそのドライバーは残りのエンジンを使用しなければなりません。

 9基目からはあるイベントでエンジンを1基使用するとにそのイベントのスターティンググリッドが10位下げられます。
 また,9基目以降のエンジンを1イベントで2台以上した場合は,次のイベント以降新しいエンジンの数だけ10グリッドダウンのペナルティが続きます


(C) ギアボックスペナルティ (Gearbox penalty)

 2011年もギアボックスペナルティルールは継続されます。
 すべてのドライバーは連続する5GPに対して,ギアボックスを1基しか使うことが許されていません。
 このとき,車は破損してもギアボックスは使いまわすことができれば,グリッドが下げられることはありません。
 ただし,金曜日のフリー走行のセッションではギアボックス使用規制はありません。
 
1〜5GP目でドライバーが交代したときは,交替後のドライバーは交替前のドライバーが1〜5GP目で使用したギアボックスを使用しなければなりません。

 5イベント中に交換した場合は交換するたびに,そのイベント中はスターティンググリッドが5位ずつ下げられます。

 また,あるGPで完走できなかった場合は,次のGPでギアボックスを交換してもペナルティにはなりません。

 2011年は特例で,1回のみ5戦使用に満たない場合でもペナルティなしで交換が許されます。

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