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  [6] ペナルティ (Penalty)

(A) ドライバーペナルティ (Driver penalties)

 2010年は従来のドライバーペナルティを見直し,適切なペナルティに変わりました。

 レースでのフライングスタートやピットレーンの速度違反やマシンの規定違反,危険行為,各種旗の無視などレギュレーションに反する行為をすると,レーススチュワート(競技委員)からその違反の程度によって次の4つの中から1つのペナルティを受けます。

 1. ドライブスルーペナルティ (Drive-through penalty)
  ・残り周回が5周以上
   = ピットレーンを制限速度で通過する(このときピットイン+ピット作業を行ってはいけない))
  ・残り周回が5周未満およびレース終了後
   = ドライブスルーペナルティの代わりにレース結果に20秒加算
 2. ストップ&ゴー・ペナルティ (Stop-go penalty / Ten-second time penalty)
  ・残り周回が5周以上
   = ピットで10秒間静止(このときピットイン+ピット作業を行ってはいけない))し,ピットレーンを制限速度で通過する
  ・残り周回が5周未満およびレース終了後
   = ストップ&ゴー・スルーペナルティの代わりにレース結果に30秒加算
 3. 次レースのグリッド降格
 4. 失格

 レース中以外では,ピットレーンでのオーバースピードの場合,罰金を払わなければなりません。また,最悪の場合は出場停止やライセンス剥奪にもなる場合もあります。
 また,レース中に明らかな危険行為や無理矢理の追い越し,ルール違反などがあった場合,ドライバーからヒヤリングを行い,そのヒヤリング内容とレースの様子をもとに「警告処分」を与えるかどうかが判断されます。年間で「警告処分」が同ドライバーに3度下された場合,そのドライバーは警告処分が3度下された次のレースで10グリッド降格や1レース出場停止などの処分が下ります。
 順位を操作するなどのチームオーダーも禁止されたので,明らかなチームオーダーがあった場合,処分の対象となります。

 レース中,前車を抜く目的でシケインやコーナーをショートカットした場合は,素直に道を譲らなかった場合に限って,ペナルティの対象(ドライブスルーペナルティが多い)となります。
 また,ピットストップのページでも書きましたが,ピットアウトしたマシンが走行するライン(位置)を義務付ける白線(ホワイトライン)に乗ったりまたいだりした場合はドライブスルーペナルティとなるので,ドライバーは注意しなければなりません。


(B) エンジンペナルティ (Engine penalty)

 2010年のエンジンペナルティルールは2009年と一部異なる形で適用されます。すべてのドライバーはシーズン通して8基までペナルティーなしで使用可能です(金曜フリー走行を含む)。ドライバーが交代した時はそのドライバーは残りのエンジンを使用しなければなりません。

 9基目からはあるイベントでエンジンを1基使用するとにそのイベントのスターティンググリッドが10位下げられます。
また,9基目以降のエンジンを1イベントで2台以上した場合は,次のイベント以降新しいエンジンの数だけ10グリッドダウンのペナルティが続きます


(C) ギアボックスペナルティ (Gearbox penalty)

 2009年もギアボックスペナルティルールは継続されます。すべてのドライバーは4GPに対して,ギアボックスを1基しか使うことが許されていません。このとき,車は破損してもギアボックスは使いまわすことができれば,グリッドが下げられることはありません。ただし,金曜日のフリー走行のセッションではギアボックス使用規制はありません。1〜4GP目でドライバーが交代した時,交替したドライバーは1〜4GP目で使用されたギアボックスを使用しなければなりません。

 4イベント中に交換した場合は交換するたびに,そのイベント中はスターティンググリッドが5位ずつ下げられます。

 また,あるGPで完走できなかった場合は,次のGPでギアボックスを交換してもペナルティにはなりません。

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