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  [9] レースにおけるその他のルール

(A) セーフティーカー (Safety car)

 レース中,コース上にアクシデントなどの問題が起こったとき,アクシデントの片付けなどをやっている間ずっと,トラック上に残っている車のペースをコントロール(つまり、レースペースを遅くする)している車がセーフティカーです。ピットレーンから出てきて,リーダー(1位走行の車)の前を走って,ペースをコントロールします。

 2007年から,セーフティーカーがコース上に出たときは,ピット入口が封鎖され,すべての車がセーフティーカーの後ろで隊列を組むまで,ピットへ戻ることが許されなくなりました。これはセーフティーカー先導中に,ドライバーを早くピットに呼び戻して再給油等を除くためです。

 このピットレーン封鎖の状態で,給油のためにピットした場合,ストップ&ゴー・ペナルティ(もう一度ピットに入りピットで10秒間静止)が課されます。したがって,これまでよりも燃料を残した状態でピットインしなければならなくなりました。ただし,より雨用のタイヤに交換する(ドライタイヤ→レインタイヤ,レインタイヤ→エクストリームウェザータイヤ)ときはこのペナルティの対象外です。

 また,セーフティカー先導中,リードラップを走行しているマシンに挟まれて走行している周回遅れのマシンは,リードラップのマシンとセーフティーカーを抜いて,セーフティーカーの後ろの隊列の最後尾につくことができるようになりました。これはレース再開後,すぐに直近のライバルとバトルできるようにするのが主な目的だと考えられます。周回遅れのマシンは1周分得することができます。

 ピットイン中にピットレーン封鎖が宣言されたとしても,ペナルティの対象になりません。

 セーフティカーによって,築いてきたマージンもすぐになくなってしまいます。セーフティカーが出やすいコース(オーストラリアGP,カナダGPなど)では,セーフティカーによって大逆転が起こりやすいです。


(B) 完走に関するルール

 勝者がゴールしたら,周回遅れとなったドライバーは周回数に達しなくても,その周が最後となります。そして,そのドライバーは「完走した」ことになります。

 リタイアした場合でも、規定周回数の90%以上を消化していれば「完走扱い」となります。
 逆に,リタイアしていなくても,規定周回数を90%以上消化していなければ,完走にはなりません。


(C) その他のルール

 レースがスタートしてから2時間が経過したら規定周回数が消化できなくても終了となります。その際,2時間に満たない最後のラップのコントロールライン通過順が最終順位となります。

 天候が荒れたり,コース上に車の破片が飛び散ったりして,レースが続行不能となり赤旗が振られて終了したとき,赤旗を振る2周前の時点で,リーダーがレース距離の
  a) 75%以上を消化している場合は,その2周前の順位に対して,規定ポイントがそのまま与えられます。
  b) 75%未満を消化している場合は,その2周前の順位に対して,規定ポイントの2分の1が与えられます。

 レース開始直後でリーダーのラップが3周目に満たないときに赤旗が振られると中止され,もう一度レースはやり直されます。

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