(A) セーフティーカー (Safety car)
レース中,コース上にアクシデントなどの問題が起こったとき,アクシデントの片付けなどをやっている間ずっと,トラック上に残っている車のペースをコントロール(つまり、レースペースを遅くする)している車がセーフティカーです。ピットレーンから出てきて,リーダー(1位走行の車)の前を走って,ペースをコントロールします。セーフティカー先導中は,コース中どこでも追い越しは禁止です。
セーフティカーによって,築いてきたマージンもすぐになくなってしまいます。セーフティカーが出やすいコースでは,セーフティカーによって大逆転が起こりやすいです。
また,給油のタイミングが近づいているとき,セーフティカーが出ている間に給油を行えば,結果的に時間短縮になります。
(B) 完走に関するルール
勝者がゴールしたら,周回遅れとなったドライバーは周回数に達しなくても,その周が最後となります。そして,そのドライバーは「完走した」ことになります。
リタイアした場合でも、規定周回数の90%以上を消化していれば「完走扱い」となります。
逆に,リタイアしていなくても,規定周回数を90%以上消化していなければ,完走にはなりません。
(C) その他のルール
レースがスタートしてから2時間が経過したら規定周回数が消化できなくても終了となります。その際,2時間に満たない最後のラップのコントロールライン通過順が最終順位となります。
天候が荒れたり,コース上に車の破片が飛び散ったりして,レースが続行不能となり赤旗が振られて終了したとき,赤旗を振る2周前の時点で,リーダーがレース距離の
a) 75%以上を消化している場合は,その2周前の順位に対して,規定ポイントがそのまま与えられます。
b) 75%未満を消化している場合は,その2周前の順位に対して,規定ポイントの2分の1が与えられます。
レース開始直後でリーダーのラップが3周目に満たないときに赤旗が振られると中止され,もう一度レースはやり直されます。
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