フジテレビF1中継でおなじみのTRUTH
中継20周年記念CD TRUTH~20th ANNIVERSARY~


  [6] ペナルティ (Penalty)

(A) ドライバーペナルティ (Driver penalties)

 フライングスタートやピットレーンの速度違反やマシンの規定違反,各種旗の無視などレギュレーションに反する行為をすると,ペナルティを受けます。

 レース中のドライバーペナルティとして,
 ・ドライブスルーペナルティ (Drive-through penalty)
   (= ピットレーンを制限速度で通過する(このときピットインして,ピット作業を行ってはいけない))
 ・ストップ&ゴー・ペナルティ (Stop-go penalty / Ten-second time penalty)
   (= ピットで10秒間静止(このときピットインして,ピット作業を行ってはいけない))
 ・25秒ペナルティ (25-second time penalty)
   (= 残り周回が5周以下になってから,ドライブスルーペナルティが課される場合はこのペナルティに切り替えられます)
 ・失格
などがあります。どのペナルティが適用されるかはスチュワート(競技委員)によって決められます。

 レース後にレースペナルティとして,ピットレーンでの危険行為に対して,レース後に審議された後,25秒のペナルティが出されることがあります。

 レース中以外では,ピットレーンでのオーバースピードの場合,罰金を払わなければなりません。また,最悪の場合は出場停止やライセンス剥奪にもなる場合もあります。
 また,レース中に明らかな危険行為や無理矢理の追い越し,ルール違反などがあった場合,ドライバーからヒヤリングを行い,そのヒヤリング内容とレースの様子をもとに「警告処分」を与えるかどうかが判断されます。年間で「警告処分」が同ドライバーに3度下された場合,そのドライバーは警告処分が3度下された次のレースで10グリッド降格や1レース出場停止などの処分が下ります。
 3年前に,順位を操作するなどのチームオーダーも禁止されたので,明らかなチームオーダーがあった場合,処分の対象となると考えられます。

 レース中,前車を抜く目的でシケインやコーナーをショートカットした場合は,素直に道を譲らなかった場合に限って,ペナルティの対象(ドライブスルーペナルティが多い)となります。
 また,ピットストップのページでも書きましたが,ピットアウトしたマシンが走行するライン(位置)を義務付ける白線(ホワイトライン)に乗ったりまたいだりした場合はドライブスルーペナルティとなるので,ドライバーは注意しなければなりません。


(B) エンジンペナルティ (Engine penalty)

 2006年もエンジンペナルティルールが継続されます。すべてのドライバーは2GPに対して,エンジンを1基しか使うことが許されていません。このとき,車は破損してもエンジンは使いまわすことができれば,グリッドが下げられることはありません。

 予選セッション前までに交換した場合は,交換するたびに,予選でのグリッドが10位ずつ下げられます。
 予選セッション後に交換した場合は,グリッドは最後尾になります。

 また,あるGPで完走できなかった場合は,次のGPでエンジンを交換してもペナルティにはなりません。

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