ブリジストン・浜島裕英が書いたF1での苦闘と成功が収められた
「世界最速のF1タイヤ」


  [2] Championship(チャンピオンシップ)

(A) GRAND PRIX (グランプリ)

 2006年のF1も2005年に引き続き,これまでで最多の19戦が行われます。1戦1戦のことをGRAND PRIX(グランプリ)と呼んでおり,それぞれの単語の頭文字をとって「GP」と2文字で略して用いることが多いです。


(B) Championship (チャンピオンシップ)

 F1はここ10年ぐらいの間に細かいルール改正が行われています。また2年前にはチャンピオンシップ・ポイントに大きな変更がありました。2003年からF1では,1 GPにつき8位までが入賞となり、ドライバーとコンストラクター(チーム)に対して,次に示すポイントが与えられます。

       1位 10 pts       5位  4 pts
       2位  8 pts       6位  3 pts
       3位  6 pts       7位  2 pts
       4位  5 pts       8位  1 pt

 このポイントはドライバーとコンストラクターそれぞれに与えられます。1 GPごとにこのポイントを積み重ね,1年のシーズンを通しての合計得点でドライバーとコンストラクターの年間チャンピオンを争います。それぞれのことをドライバーズ・チャンピオンシップ(Drivers' Championship)コンストラクターズ・チャンピオンシップ(Constructors' Championship)といいます。


(C) Championshipを獲得するには…

 全レース優勝,そしてチームメイトが2位に入れば文句なしにダブルチャンピオンですが,現実的にそれは非常に困難です。そこで,各チームは場合によってはシーズンを見据えた作戦をとることがあります。2006年もエンジンが2レース1基なので,エンジンにやさしいレースを行うことが必要です。
 たとえば,その時点で2位を走行しているとき,優勝するために限界までマシンを酷使する必要がある場合,マシンを壊してしまって0 ptsになるリスクを冒すより,2位のポジションをしっかりキープし,確実に8 ptsを獲得する作戦をとるほうがチャンピオンシップを考えたときにいいこともあります。この考え方は特にチャンピオンシップをリードしているときに用いられる作戦です。

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