(A) 2005年後半のGPスケジュールの流れ
各GPの大まかなスケジュールは次のようになっています。
・ 金曜日 … 午前中にフリー走行(1)と午後にフリー走行(2)が行われます。
・ 土曜日 … 午前中にフリー走行(3)とフリー走行(4)が行われ、午後に予選が行われます。
・ 日曜日 … 午後にレース(決勝)が行われます。
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● 金曜日(※1) | フリー走行1回目 | 11:00〜12:00 |
| フリー走行2回目 | 14:00〜15:00 |
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● 土曜日 | フリー走行3回目 | 09:00〜09:45 |
| フリー走行4回目 | 10:15〜11:00 |
| 予選 | 13:00〜 |
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● 日曜日 | レース | 14:00〜 (※2) |
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(※1) 3rdカー使用可能チーム:マクラーレン,ザウバー,レッドブル,トヨタ,ジョーダン,ミナルディ
(※2) 次のGPでは( )内の時刻に開始
Malaysia (15:00), Bahrain (14:30), Canada (13:00), United States (13:00),
Great Britain (13:00), Turkey (15:00) and Japan (14:30).
次の項目からは各セッションについて詳しく説明していきます。
(B) 金曜日のフリー走行 (Practice Session 1 & 2)
金曜日のフリー走行は午前・午後ともに1時間ずつのセッションです。
金曜日に行う基本的なことは、コース,コンディションに応じたタイヤの選択とマシンのセッティングの調整です。
また、2005年も昨年同様に前年度の成績が5位以下のチーム(今年はマクラーレン,ザウバー,レッドブル,トヨタ,ジョーダン,ミナルディ)の各チームは金曜日のフリー走行時に限って、3台目のマシン(これらのチームの3rdドライバーが運転する/3rdドライバーはスーパーライセンスを持っているドライバーなら誰でも可能)の走行が許されています。
3rdドライバーの役割は主に、レギュラードライバーが使うタイヤを選択するときのデータを集めることです。
金曜日の天候が晴れの場合は、金曜日に集めたデータで2種類のドライタイヤのうちから土曜日以降で用いるドライタイヤを決めなければなりません。
(C) 土曜日のフリー走行 (Practice Session 3 & 4)
土曜日のフリー走行はともに45分ずつのセッションです。
土曜日のフリー走行で行うことは、マシンのセッティングの調整です。
金曜日に雨が降った場合(ウエット宣言された場合)は、土曜日のフリー走行が終わった時点で予選1回目〜決勝で用いるドライタイヤを決めなければならないので、タイヤの選択のためのデータを集めることも必要になってきます。
(D) 予選 (Qualifying Session)
予選1回目では前戦の成績の逆順でドライバー1人ずつ単独で3周限りのタイムアタックを行います。
その3周とは、
1周目:ピットからコースへのインラップ (タイヤを温めてアタックラップに備える)
2周目:アタックラップ (このラップの計測タイムがが予選1回目のタイムとなる)
3周目:コースからピットへのアウトラップ (タイヤ温存のため、ゆっくり走る)
です。このセッションでは、燃料はレースの第1スティント(=レース開始〜1回目のピットストップ)を走るための燃料を積んでおかなければなりません。タイムが最も速かったドライバーがポールポジションを獲得します。
アタックを繰り返すことでタイヤのゴムがコース上に徐々に付着してグリップ力が増していくので、アタック順が後になるほど有利であると言えます。
(E) レース (Race)
GPのメインイベント、レースです。各GPで決められた周回数を一番速く走りきったドライバーが優勝です。ドライバー同士の熱いバトルとチームの戦略がレースの醍醐味です。
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