
Last update: 2006/12/30 (Sat)
WMSC(世界モータースポーツ評議会)はF1のレギュレーション変更に関して,2006年10月17日に次の事項を決定しました。予選フォーマットの改定があるのか,レース中に2種類のタイヤを使用する必要があるかなど詳細は煮詰まっていませんが,2007年に向けていくつか大きな変化がありました。
タイヤに関してはブリヂストンから,ドライレース中には供給したドライタイヤ2種類を必ず使用することが義務付けられるというリリースが出されています。これはレース中にタイヤにも関心を持ってもらうためのアイデアです。
1. プラクティス (Practice)
- 金曜の2つのセッションを現行の60分から90分に延長
(→ 金曜日の走行の活性化,テスト削減,輸送コスト削減が主な目的)
- 1つのセッションで使用できるマシンは2台,ただし登録した3rdドライバーがマシンを走行することは許可される
(→ 金曜3rdドライバー制の不公平さの解消,走行マシン減少によるコスト削減が主な目的)
- 2レースエンジンレギュレーションは,金曜日のセッションが含まれない
(→ 金曜日の走行の活性化,テスト削減,輸送コスト削減が主な目的)
2. タイヤ (Tyres)
- 2007年からはシングルサプライヤー(ブリヂストン)となり,すべてのチームに対して同一スペックのタイヤを供給する
(→ タイヤテストの削減,コストの削減,ラップタイムのコントロールが主な目的)
- イベントごとに2種類のスペックのみの供給とする
(→ タイヤテストの削減,コストの削減,全チームに対して公平なタイヤ供給が主な目的)
- ドライタイヤはドライバーごとに現行の7セットから14セットまで使用できる
(→ タイヤテストがプライベートテストで行われない分をイベントで行うことが主な目的)
- 金曜日のプラクティスセッションでは4セットまで使用でき,残りのイベントで10セットまで使用できるものとする
(→ 3rdドライバーも4セット使用できることから,3rdドライバーが走りやすくするのが主な目的)
3. エンジン (Engines)
- 2レース1エンジンのレギュレーションは残ったままだが,土曜日および日曜日のみに適用される
(→ 金曜日の走行の活性化が主な目的)
- ホモロゲーションエンジンは2006年の最終2レースで使用されたものとする
(→ コスト削減が主な目的)
- エンジンのホモロゲーションは2007年から2010年まで続けられる
(→ コスト削減が主な目的)
4. セーフティーカー (Safety Car)
- セーフティーカーがコース上に出たときは,すべての車がセーフティーカーの後ろで隊列を組むまで,ピットへ戻ることが許されない
(→ これはセーフティーカー先導中に,ドライバーを早くピットに呼び戻して再給油等を除くため)
- セーフティーカーがピットに戻るまでに(レースが再開される前に),リードラップを走行しているマシンに挟まれて走行している周回遅れのマシンは,リードラップのマシンとセーフティーカーを抜いて,セーフティーカーの後ろの隊列の最後尾につかなければならない
(→ レース再開後,すぐに直近のライバルとバトルできるようにするのが主な目的)
5. スチュワード (Stewards)
- スチュワードはグリッド降格のペナルティーを科すことができる
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