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Round 4  バーレーンGP,マナマ
Grand Prix of Bahrain, Manama
2009/04/24 (Fri) - 2009/04/26 (Sun)

▼レース結果(Race Result)
Pos No.   Driver (Nat) Team Laps Pit Grid Tyre(Laps) Time / Retire
1 22   J.Button (GBR) Brawn GP 57 2 4   SS(15)-SS(22)-M(20)   1:31:48.182
2 15   S.Vettel (GER) Red Bull 57 2 3   SS(19)-SS(21)-M(17)   +7.1 secs
3 9   J.Trulli (ITA) Toyota 57 2 1   SS(12)-M(25)-SS(20)   +9.1 secs
4 1   L.Hamilton (GBR) McLaren 57 2 5   SS(15)-SS(22)-M(20)   +22.0 secs
5 23   R.Barrichello (BRA) Brawn GP 57 3 6   SS(14)-SS(12)-SS(21)-M(10)   +37.7 secs
6 4   K.Räikkönen (FIN) Ferrari 57 2 10   SS(21)-SS(23)-M(13)   +42.0 secs
7 10   T.Glock (GER) Toyota 57 2 2   SS(11)-M(22)-SS(24)   +42.8 secs
8 7   F.Alonso (ESP) Renault 57 2 7   SS(16)-SS(21)-M(20)   +52.7 secs
9 16   N.Rosberg (GER) Williams 57 2 9   SS(21)-SS(24)-M(12)   +58.1 secs
10 8   N.Piquet (BRA) Renault 57 2 15   SS(23)-SS(19)-M(15)   +65.1 secs
11 14   M.Webber (AUS) Red Bull 57 2 18   SS(14)-M(23)-SS(20)   +67.6 secs
12 2   H.Kovalainen (FIN) McLaren 57 2 11   M(12)-SS(25)-SS(20)   +77.8 secs
13 11   S.Bourdais (FRA) Toro Rosso 57 2 20   M(18)-SS(18)-SS(19)   +78.8 secs
14 3   F.Massa (BRA) Ferrari 56 3 8   SS(3)-SS(26)-SS(17)-M(10)   +1 Lap
15 21   G.Fisichella (ITA) Force India 56 2 17   SS(15)-SS(22)-M(19)   +1 Lap
16 20   A.Sutil (GER) Force India 56 2 19   SS(23)-SS(18)-M(15)   +1 Lap
17 12   S.Buemi (SUI) Toro Rosso 56 2 16   SS(21)-SS(18)-M(17)   +1 Lap
18 5   R.Kubica (POL) BMW 56 2 13   M(2)-M(32)-SS(22)   +1 Lap
19 6   N.Heidfeld (GER) BMW 56 2 14   M(3)-M(33)-SS(20)   +1 Lap
R 17   K.Nakajima (JPN) Williams 48 2 12   SS(2)-SS(28)-SS(18)   Oil pressure
  [Fastest Lap] Jarno Trulli (ITA), 1:34.556, Lap 10
  [Tyre] SS: Super Soft (dry), M: Medium (dry)
  Note: Red letter drivers: Their cars are equipped with KERS.

[レース・レビュー]  天候:晴れ  路面:dry  気温:36〜35℃  路面温度:50〜47℃

1. バトン優勝は2周目にハミルトンのオーバーテイク

 スタートでKERSを使用したハミルトンが一気に3番手に上がったことで,2周目にバトンはオーバーテイクできなければハミルトンのペースに付き合わされる形となり,トヨタの先行を許してしまい,優勝はおろか燃料量の多いベッテルにも交わされてもおかしくない展開だった。
 トヨタは燃料が軽いことを利用して,第1スティントでバトンを離しきれなかったことおよびピットストップが終わったあとに燃料量が多いライコネンに付き合わされないための25秒のマージンが稼げなかったため,3ストップを諦めて第2スティントでハード側のタイヤをチョイスしたこと敗因だった。ペース改善がもう一歩というところであった。

2. ハミルトン手堅く入賞,フェラーリ今季初ポイント

 ハミルトンはKERSによるすばらしいスタート・空力効率があまり重視されないストップ&ゴーの特性・KERSの恩恵によって手堅くレースをまとめあげてポイントを獲得することに成功した。またフェラーリもKERSを的確に使用してセットアップも悪くなかったため,ライコネンはステディに走りきってポイントを獲得した。ハード側のタイヤは温まりが悪く,ペースも他チームより0.2〜0.3秒遅いため今後はハード側のタイヤの使いこなしが重要となってくる。マッサがチームメイトとの接触でフロントウイングを壊したのは残念。
 BMW勢は散々な週末となった。チームメード同士で接触,フロントウイング破損。ハード側のタイヤでレースペースが全くあがらずレース序盤で2台ともに圏外へ。ヨーロッパラウンド以降への巻き返しに期待する。
 ヨーロッパラウンドでもブラウンGP,レッドブル,トヨタの3チームの勢いも衰えないのか,それとも昨年の3強がこれらのチームに襲い掛かるのか・・・。


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