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Round 1  オーストラリアGP,メルボルン
Grand Prix of Australia, Melbourne
2008/03/14 (Fri) - 2008/03/16 (Sun)

▼予選セッションの結果(Qualifying Session Result)
Pos No.  Driver (Nat) Team Q1 (20 min.) Q2 (15 min.) Q3 (10 min.)
Pos Time Laps Pos Time Laps Time Laps
1 22  Lewis Hamilton (GBR) McLaren 10 1:26.572 3 1 1:25.187 5 1:26.714 6
2 4  Robert Kubica (POL) BMW 4 1:26.103 3 2 1:25.315 6 1:26.869 6
3 23  Heikki Kovalainen (FIN) McLaren 1 1:25.664 3 3 1:25.452 4 1:27.079 6
4 2  Felipe Massa (BRA) Ferrari 3 1:25.994 3 5 1:25.691 4 1:27.178 5
5 3  Nick Heidfeld (GER) BMW 2 1:25.960 4 4 1:25.518 6 1:27.236 6
6 11  Jarno Trulli (ITA) Toyota 9 1:26.427 6 9 1:26.101 5 1:28.527 6
7 7  Nico Rosberg (GER) Williams 6 1:26.295 6 7 1:26.059 8 1:28.687 7
8 9  David Coulthard (GBR) Red Bull 8 1:26.381 6 8 1:26.063 6 1:29.041 6
9 12  Timo Glock (GER) Toyota 16 1:26.919 9 10 1:26.164 5 1:29.593 3
10 15  Sebastian Vettel (GER) Toro Rosso 11 1:26.702 10 6 1:25.842 6 No time 2
11 17  Rubens Barrichello (BRA) Honda 7 1:26.369 6 11 1:26.173 7
12 5  Fernando Alonso (ESP) Renault 14 1:26.907 5 12 1:26.188 5
13 16  Jenson Button (GBR) Honda 12 1:26.712 6 13 1:26.259 7
14 8  Kazuki Nakajima (JPN) Williams 13 1:26.891 9 14 1:26.413 4
15 10  Mark Webber (AUS) Red Bull 15 1:26.914 6 15 No time 2
16 1  Kimi Räikkönen (FIN) Ferrari 5 1:26.140 3
17 21  Giancarlo Fisichella (ITA) Force India 17 1:27.207 9
18 14  Sébastien Bourdais (FRA) Toro Rosso 18 1:27.446 10
19 20  Adrian Sutil (GER) Force India 19 1:27.859 9
20 18  Takuma Sato (JPN) Super Aguri 20 1:28.208 9
21 6  Nelson Piquet (BRA) Renault 21 1:28.330 6
22 19  Anthony Davidson (GBR) Super Aguri 22 1:29.059 9
 Note:
 Timo Glock receives two 5 grid penalty penalties for gearbox change and interfering with Mark Webber,
 therefore starts 19th.

[予選セッション・レビュー]  天候:晴れ  路面:ドライ  気温:23〜24℃  路面温度:38〜42〜39℃

1. 2ストップ作戦がセオリー

 今年はQ3で消費した燃料はレース前に補給されないため,幅広い作戦(2ストップor3ストップ)を取ることが可能となる。しかしながら,このGPではセーフティーカーがでやすく3ストップ作戦で築いたマージンを失いやすいので,2ストップ作戦がセオリーと考える。Q2とQ3のタイム差から,上位のハミルトン,コバライネン,マッサ,ハイドフェルドあたりは19〜20周前後で1回目のピットストップを迎え,クビサは3〜4周軽めと読む。
 フェラーリ・マッサはQ2でカモフラージュしているかと思われたが,1発のタイムを出すのには苦労している模様,ただしロングランのレースペースではマクラーレンを上回っているため,スタートさえよければピットストップで前に出る可能性あり。
 ハイドフェルド・クビサがフェラーリ・マッサとマクラーレンの2人とどこまで戦えるかが見どころとなる。

2. フェラーリ,マクラーレン,BMWザウバー以下は昨年以上に混戦

 Q2のタイム差を見ても分かるように,0.3秒以内に7台がひしめく戦いだった。今回はトヨタ,ウィリアムズ,レッドブル,トロロッソが抜け出し,今後もどのチームがQ3に進出してもおかしくない状況にある。Q3に進出したドライバーもこれらのチームと戦うための燃料(25周分前後)を積載して,ロング(hard側のタイヤ)−ロング(hard側のタイヤ)−ショート(soft側のタイヤ)というオーソドックスなパターンで今回は戦うのではないだろうか。旧車をモディファイしたトロロッソが予想以上に速かったことには少々驚いている。

3. インドの力とスーパーアグリ

 テストマイレージがそのまま予選結果に反映されており,今年はフォースインディアは徐々に中段勢を捉えQ2に進出し始めるかもしれない。今年はスーパーアグリは苦しい一年を過ごすことになるだろう。


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