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Round 17  日本GP,鈴鹿
Grand Prix of Japan, Suzuka
2006/10/06 (Fri) - 2006/10/08 (Sun)

▼レース結果(Race Result)(Provisional)
Pos No.  Driver (Nat) Team Lap Pit Grid Tyre  Time / Retire
- 1  Fernando Alonso (ESP) Renault 53 2 5 MI  1:23:53.413
2 6  Felipe Massa (BRA) Ferrari 53 2 1 BS  +16.1 secs
3 2  Giancarlo Fisichella (ITA) Renault 53 2 6 MI  +23.9 secs
4 12  Jenson Button (GBR) Honda 53 2 7 MI  +34.1 secs
5 3  Kimi Räikkönen (FIN) McLaren 53 2 11 MI  +43.5 secs
6 8  Jarno Trulli (ITA) Toyota 53 2 4 BS  +46.7 secs
7 7  Ralf Schumacher (GER) Toyota 53 2 3 BS  +48.8 secs
8 16  Nick Heidfeld (GER) BMW 53 2 9 MI  +76.0 secs
9 17  Robert Kubica (POL) BMW 53 2 12 MI  +76.9 secs
10 10  Nico Rosberg (GER) Williams 52 2 10 BS  +1 Lap
11 4  Pedro de la Rosa (ESP) McLaren 52 2 13 MI  +1 Lap
12 11  Rubens Barrichello (BRA) Honda 52 8 3 MI  +1 Lap
13 15  Robert Doornbos (NED) Red Bull 52 2 18 MI  +1 Lap
14 20  Vitantonio Liuzzi (ITA) Toro Rosso 52 2 15 MI  +1 Lap
15 22  Takuma Sato (JPN) Aguri 52 2 20 BS  +1 Lap
16 18  Tiago Monteiro (POR) Midland 51 2 21 BS  +2 Laps
17 23  Sakon Yamamoto (JPN) Aguri 50 3 22 BS  +3 Laps
18 21  Scott Speed (USA) Toro Rosso 48 3 19 MI  Power steering
- 9  Mark Webber (AUS) Williams 39 2 14 BS  Accident
- 5  Michael Schumacher (GER) Ferrari 36 2 1 BS  Engine
- 14  David Coulthard (GBR) Red Bull 35 3 17 MI  Gearbox
- 19  Christijan Albers (NED) Midland 20 1 16 BS  Mechanical
 [Fastest Lap] Fernando Alonso (ESP), 1:32.676, Lap 14

[レース・レビュー]  天候:晴れ  路面:dry  気温:25〜23℃  路面温度:29〜21℃

1. 痛すぎるリタイア

 土曜日まではフェラーリ&BSのためのレースになると誰もが予想していたが,レースが始まるとMIタイヤはBSタイヤより安定性において優れていた。それでも2人にトラブルがなければフェラーリ1-2フィニッシュも十分可能な位置にいた。
 まず,マッサは第1スティントで軽度のパンクに見舞われ徐々に空気圧が減少していくという症状(こういった症状はときにある)に襲われた。そのためピットストップを3周早めなければならずピットストップ後にハイドフェルドに捕まってしまいアロンソの1回目のピットストップ後にアロンソの後ろに回ることになってしまった。これでフェラーリの1-2が崩れてしまった。
 アロンソはスタートでトゥルーリを交わせたことでマッサの前に出れたので,うまくトヨタ勢を片付けられたことがアロンソの勝因だといっていい。マッサがパンクしなければアロンソと同タイミングでのピットストップだったので,マッサは予選でかなりよいアタックをしたことが分かる。
 2回目のピットストップ終了後でもフェラーリ1-3体制で,フェラーリとしてはまだ満足できるはずだったが,レース中でのフェラーリエンジンが2001年アメリカGP以来となるトラブルで,ミハエルがリタイアすることになった。ここ数年のフェラーリとしてはほんとにほんとに珍しいことでびっくりした。本人も言っているようにこれもレースなのかもしれない。
 アロンソを追うマッサが追い上げを見せようとするもMIタイヤのタレの小ささにスティント後半には逆に引き離されてしまっていた。第3スティントは追い上げをあきらめてポイント獲得に照準をあわせた走りだった。
 フィジケラもMIタイヤの安定性とトヨタの早めのピットインに助けられて,2回目のピットストップが終わったときにはトヨタの2台の前に顔を出していた。ペースとしてはそれほど早くなかったがピットストップ後は常に前が開けた状態で自分のペースで走れていたのが表彰台につながった。

2. ホンダ・トヨタは結果が今の実力

 バトンはMIタイヤの安定性の恩恵で第2スティントを安定して長く走ることができ,トヨタ勢を軽く2回目のピットストップで交わすことができた。ロングスティントを効果的に利用したポジションアップで最近のホンダの戦略はうまく当たっていることが多いと思われる。それに比べてトヨタの作戦は悪くはなかったが第2スティントをもう少し長く設定しても良かったかもしれない。またラルフがタイヤトラブルのトゥルーリに抑えられているのだから見えないチームオーダーを出してBMWに対して1ポイントでもポイントを多く稼ぐべきだったのではないだろうか。そのあたり純粋に勝負させるのは良いがトラブルを抱えているときは協力しあうことも必要だと思う。ライコネンがピットストップに入るまでに1周あたり2秒も遅い状態でラルフは5周近くロスしているので十分にライコネンの前に出られていたことになる。チームとしては2ポイント上乗せできたはずなのに。今,BMWと5位争いを展開しているのにもかかわらずもったいない。

3. ライコネンはグッドパフォーマンス

 予選11番手で奇数列だったことからスタートでポジションをアップした後は1回目のピットストップまで我慢の走りが続いた。ポジションアップできたことで燃料を多く積んだ作戦が生きた。そのすぐ前を走るドライバーがピットに入り,タンクが軽く自分のペースで走れるようになってからは,スティントの後半でMIタイヤが強かったことを考えても,ライコネンの走りは素晴らしかった(ファステストラップでも4番手)。

4. スーパーアグリもグッドパフォーマンス

 琢磨はスタート時からスピードあたりとポジション争いを展開していたし,レース展開が落ち着いてからはモンテイロと戦っていた。モンテイロは速いタイムを刻むときはあったが安定性がなかった。琢磨はそれとは対照的に安定したタイムを刻んでいた。また,ピットストップのロスタイム合計時間でも,琢磨は標準的な44.263秒であるのに対して,モンテイロは49.021秒だったので,ピットストップを遅めにしたモンテイロに逆転されることなかった。ピットも素晴らしかったし,琢磨は素晴らしかった。

5. チャンピオンシップの行方

○アロンソがドライバーズチャンピオンシップを獲得する条件
 ・ミハエルが優勝したときは,アロンソ1ポイント以上獲得すればよい。
 ・ミハエルが優勝以外のときは,アロンソは自動的にチャンピオンシップ獲得。

○ミハエルがドライバーズチャンピオンシップを獲得する条件
 ・ミハエルが優勝で,アロンソがノーポイント(9位以下orリタイア)

○ルノーがコンストラクターズチャンピオンシップを獲得する条件
 ・ルノーは10ポイント獲得すれば,フェラーリ成績には依らない。
  (獲得ポイントがフェラーリより9点少ないときはポイントの取り方による)

○フェラーリがコンストラクターズチャンピオンシップを獲得する条件
 ・ルノーより10ポイント多く獲得すれば,ルノーの成績に依らない。
  (獲得ポイントがルノーより9点多いときはポイントの取り方による)


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