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Round 16  中国GP,上海
Grand Prix of China, Shanghai
2006/09/29 (Fri) - 2006/10/01 (Sun)

▼レース結果(Race Result)
Pos No.  Driver (Nat) Team Lap Pit Grid Tyre  Time / Retire
1 5  Michael Schumacher (GER) Ferrari 56 2 6 BS  1:37:32.747
2 1  Fernando Alonso (ESP) Renault 56 2 1 MI  +3.1 secs
3 2  Giancarlo Fisichella (ITA) Renault 56 2 2 MI  +44.1 secs
4 12  Jenson Button (GBR) Honda 56 2 4 MI  +72.0 secs
5 4  Pedro de la Rosa (ESP) McLaren 56 2 7 MI  +77.1 secs
6 11  Rubens Barrichello (BRA) Honda 56 2 3 MI  +79.1 secs
7 16  Nick Heidfeld (GER) BMW 56 2 8 MI  +91.9 secs
8 9  Mark Webber (AUS) Williams 56 2 14 BS  +103.5 secs
9 14  David Coulthard (GBR) Red Bull 56 2 12 MI  +103.7 secs
10 20  Vitantonio Liuzzi (ITA) Toro Rosso 55 1 13 MI  +1 Lap
11 10  Nico Rosberg (GER) Williams 55 2 15 BS  +1 Lap
12 15  Robert Doornbos (NED) Red Bull 55 3 10 MI  +1 Lap
13 17  Robert Kubica (POL) BMW 55 3 9 MI  +1 Lap
14 21  Scott Speed (USA) Toro Rosso 55 2 11 MI  +1 Lap
15 19  Christijan Albers (NED) Midland 53 3 22 BS  +3 Laps
16 23  Sakon Yamamoto (JPN) Aguri 52 4 19 BS  +4 Laps
- 7  Ralf Schumacher (GER) Toyota 49 2 16 BS  Oil pressure
- 6  Felipe Massa (BRA) Ferrari 44 2 20 BS  Accident
- 8  Jarno Trulli (ITA) Toyota 38 2 17 BS  Pneumatic
- 18  Tiago Monteiro (POR) Midland 37 2 18 BS  Spin
- 3  Kimi Räikkönen (FIN) McLaren 18 1 5 MI  Throttle
DQ 22  Takuma Sato (JPN) Aguri 55 2 21 BS  +1 Lap
 [Fastest Lap] Fernando Alonso (ESP), 1:37.586, Lap 49
 Note: Takuma Sato disqualified from 14th place for blocking faster drivers.

[レース・レビュー]  天候:くもり一時雨  路面:wet→dry  気温:22〜23℃  路面温度:22〜21℃

1. タイヤバトルは壮絶

 レース開始前の雨によって路面は予選同様ウエットコンディションとなり,BS勢不利の展開でレースが開始した。しかし,サーキットに風も流れており,テレビの映像でも水しぶきがラップを追うごとに減少してBSタイヤが有利な路面に近づいていくのがはっきりと分かった。第1スティントでミハエルはホンダ勢をオーバーテイクし4位まで浮上するもアロンソとのタイム差は30秒近く開いていた。
 しかし,ここでルノー側がミスを犯す。トップ快走中のアロンソの磨耗したフロントタイヤを大事を見て交換することを決心した。ウェットタイヤがスクラブさけるのに時間がかかることは分かっていたものの10周近くで1周あたり遅いときでは5秒近くもロスするとは考えていなかっただろう。何かのトラブルかと思わせるほど,コーナー(特に低速コーナー)の立ち上がりが遅かったため,あっさりとフィジケラとミハエルに先行を許してしまい,ウェットタイヤで走行した第2スティントが終わればミハエルとアロンソの間には30秒の差が生まれていた。これにて万事休す。ドライタイヤに速めに交換してミハエルを猛追するも慎重に走ればよいだけのミハエルがミスするはずもなく,トップでチェッカーを受け,ドライバーズランキングで1位になった。
 したがってアロンソの敗因はルノーチームのタイヤ交換するかしないかの選択ミスということになる。フィジケラのほうは磨耗が少なかったため交換なしで走ることができ,途中チームオーダー的なチームプレイも見られたが完璧に仕事をこなした。フェラーリはピットのタイミング等も冷静に判断してすべてが的確だった。

2. 最終ラップの出来事

 最終ラップのバックストレートエンドでハイドフェルドが4位を走行中にバリチェロから追突され,リアサスペンション故障による7位フィニッシュに関する問題。ハイドフェルドの主張は,「アルバースがドライタイヤ装着状態でウェットラインで追い抜かせようとして危険だった。さらに後続のホンダ勢と接近してしまった。さらに青旗が振られているのにもかかわらず琢磨はオーバーテイクをしていくという無謀なことをした。これによってさらに後続のホンダ勢と接近してしまった。この2点が問題であり,バリチェロとの接触はレーシングアクシデントである」というものだ。アルバースについてはよく分からないが,琢磨については青旗が出ていなかったとしても周回遅れで順位に大きく影響しないならばオーバーテイクするのはマナー違反であると思う。失格となったもののスーパーアグリとしては今期のよいレースの1つだったといえるかもしれない。

3. ライコネンは優勝のチャンスもあった

 今季はまだ未勝利のマクラーレン。モナコGPといい,ここ中国GPといい肝心なときに限って信頼性のトラブルが原因によるリタイアが相次いでいる。この中国GPではアロンソがフロントタイヤを交換していれば,モナコGPでもセーフティーカーが導入されなければという条件付ではあるかもしれないが。残り2戦でもポテンシャルを発揮して96年以来の未勝利だけは避け,チャンピオン争いのスパイスとなってほしい。

4. ポテンシャルがあるのかどうかも分からなくなってきたトヨタ勢

 ここ数戦,天候やトラブルやアクシデントで1台はポイントフィニッシュしていたが,着実に進歩してきていたはず。ポテンシャルを垣間見ることはできるのだがどうも結果がついてこない。とにかく予選からレースにかけてポテンシャルを発揮しているところを見せてほしい。


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