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Round 9  カナダGP,モントリオール
Grand Prix of Canada, Montreal
2006/06/23 (Fri) - 2006/06/25 (Sun)

▼レース結果(Race Result)
Pos No.  Driver (Nat) Team Lap Pit Grid Tyre  Time / Retire
1 1  Fernando Alonso (ESP) Renault 70 2 1 MI  1:34:37.308
2 5  Michael Schumacher (GER) Ferrari 70 2 5 BS  +2.1 secs
3 3  Kimi Räikkönen (FIN) McLaren 70 2 3 MI  +8.8 secs
4 2  Giancarlo Fisichella (ITA) Renault 70 2 2 MI  +15.6 secs
5 6  Felipe Massa (BRA) Ferrari 70 1 10 BS  +25.1 secs
6 8  Jarno Trulli (ITA) Toyota 69 2 4 BS  +1 Lap
7 16  Nick Heidfeld (GER) BMW 69 2 13 MI  +1 Lap
8 14  David Coulthard (GBR) Red Bull 69 2 22 MI  +1 Lap
9 12  Jenson Button (GBR) Honda 69 2 8 MI  +1 Lap
10 21  Scott Speed (USA) Toro Rosso 69 2 17 MI  +1 Lap
11 15  Christian Klien (AUT) Red Bull 69 2 12 MI  +1 Lap
12 9  Mark Webber (AUS) Williams 69 2 16 BS  +1 Lap
13 20  Vitantonio Liuzzi (ITA) Toro Rosso 68 3 15 MI  +1 Lap
14 18  Tiago Monteiro (POR) Midland 66 3 18 BS  +4 Laps
15 22  Takuma Sato (JPN) Aguri 64 3 20 BS  +6 Laps / Accident
- 17  Jacques Villeneuve (CDN) BMW 58 2 11 MI  Accident
- 7  Ralf Schumacher (GER) Toyota 58 6 14 BS  Retired
- 4  Juan Pablo Montoya (COL) McLaren 13 1 7 MI  Accident
- 11  Rubens Barrichello (BRA) Honda 11 1 9 MI  Mechanical
- 23  Franck Montagny (FRA) Aguri 2 1 21 BS  Engine
- 10  Nico Rosberg (GER) Williams 1 0 6 BS  Accident
- 19  Christijan Albers (NED) Midland 0 0 19 BS  Accident
 [Fastest Lap] Kimi Räikkönen (FIN), 1:15.841, Lap 22

[レース・レビュー]  天候:晴れ  路面:dry  気温:29〜32℃  路面温度:48〜47℃

1. マクラーレン優勝のチャンスを逃す

 レースを見ている限り,第1スティントはライコネンのほうが速く優位に見えた。なぜなら,アロンソのほうが先にピットインしたにも関わらずしっかりついていきオーバーテイクをも仕掛けたからである。ただし,ライコネンの燃料の軽くなった状態での3周分とアロンソの重くなったニュータイヤの状態がほぼ互角だったため,ピットストップのもたつきがなくても逆転できていたかどうかは怪しい。たとえ,ライコネン側はここでうまく逆転できなかったとしても,第2スティントでは6周分多めに積んでいたから,しっかりついていければオーバーテイクも可能だったかもしれない。(そうはいっても,第2スティントからトラックコンディションが変化してしまい,どのドライバーもかなりドライブが大変になっていた。ミスも誘発されやすかった。)実際はそうはいかず,ライコネンはピットでのトラブル,エンジンストールによって,3位に甘んじることとなった。

2. 奇妙なフェラーリの作戦

 これまでのフェラーリならばとにかく前に出て,自分たちのペースで走るということを目標にしてきたのではなかったのか,哲学をも覆すような作戦だったのでびっくりした。燃料積載量については,ミハエルは予想された量であり,マッサはさらに多い燃料だった。マッサまで極端に重くする意味は1ストップ作戦で,セーフティーカーが出てきたときにポジションアップにつながるという考えが分からなくもないが,ミハエルのロング第1スティントは意味不明に近かった。5番グリッドからスタートは悪く,ロズベルグ,モントーヤにまで先を行かれ(結果的にこの2台は接触したから,前がトゥルーリだけになったが…),最悪の展開だった。また,走るシケインと化したトゥルーリを抜きあぐねてしまい,本来のポテンシャルを発揮するまでに20周はかかってしまった。その頃には,前の2人は20秒も前で優勝争いをするチャンスを失っていた。もっと軽いガソリン量で3番手までには並んでおきたかったと思う。マッサはもともと1ピットストップ作戦だったと思われるが,レース状況的が変われば2ストップにしてもよいときもある。ただし今回は第1にトゥルーリにつっかえることが分かっていた,タイヤも1ストップでも十分機能していた,ブレーキについても大きな問題は抱えていなかった,などが考えられる。全体的にルノーに負けている感が出ているためか,作戦でも負けているような気がする。

3. 中段グループの状況

 今季初ポイントを獲得したトゥルーリ。今期の中ではまだ安定した走りではあったが,他のドライバーと比べてラップタイムにばらつきがあったと思う。ラルフは今回はタイヤ選択を誤ったためにリタイアにまで追い込まれたが,いつもラルフのほうが安定したラップタイムを刻むので,トゥルーリもそうなればダブルポイントフィニッシュが可能だと思う。
 ザウバー勢は燃料を積んでいる割に2人ともスタートがよく,第1スティントも十分引っ張ったので,2回目のピットストップでバトンを抜くことに成功している。ここのところザウバー勢は調子がいい。アメリカGPでも十分期待できると思う。
 ホンダはついに2連続ノーポイント。今回はそもそもロズベルグ,モントーヤがリタイアしていており,ラルフ・ウェーバーはタイヤ選択を誤るなど,好条件だったにもかかわらず,パフォーマンスが悪すぎて,自力でポイントを取ることは困難な状況になってきている。下手をすれば今年はザウバーに4位を明け渡すことになるかもしれない。


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