2、メガネレンチ



メガネレンチです これはバイクでどちらかと言えば通常のドライバーを使用するネジより大きなネジや強いトルクを使用する時に使用されています 一般の家庭ではあまりこのメガネレンチは見ることは少ないと思いますが車やバイクの特にエンジン部にはほぼこのメガネレンチを使用するネジが多いです まあ簡単に言えばネジは六角のボルトです このボルトを回すときには六角の角を捕らえて回します 通常のスパナでは捕らえる角が少なくトルクが不十分です そこで出てくるのがメガネレンチです ボルトを丸々すべての角を包みます 

この工具は恐らくバイクを触る上で最も頻度が高い工具の一つと思います  基本的にメガネレンチは先ほどもいいましたがボルトの角を拾いボルトを回します しかし中には角ではなく平らな面を取ると言う珍しい?物もあります しかしあくまでも私の主観ですがあまりよい記憶がありません なぜかと言うとサイズが微妙なんです 角を捕らえるメガネレンチと面をとらえるメガネレンチで同じサイズの物でも面の方は平らな真ん中ではなく微妙に角に近い所をとらえ結局ナメってしまった記憶があります(まあ安物を使用したからでしょうか・・・( ̄  ̄;))

あとボルトにも当然ですがサイズがあります しかしこのサイズが少々厄介なときがあります 通常メガネレンチは「ミリ」ですが中には「インチ」と言う物もあります 1inch=25.40mm 1mm=0.03937という違いがあります インチは基本的に何インチと言う表示ではなく「○○/○○」と言う記載がされています まあ普通に国産バイクを触っていたら基本ミリ単位なんでまずはミリ表示のメガネレンチを購入する事をオススメします
しかし最も使用頻度が高い物ですが注意点もあります 最も気をつけるべきなのは「締め付けトルク」です 写真のようにメガネレンチは長いです ボルトにメガネをかまして回すとき通常かましている所とは逆の方を持ちまわします テコの原理で当然長いほど安易にトルク(力)がかかりやすくなります 何度もいいますがボルトもネジも確かに素材は「鉄」です 硬度もありますがしかしそれ以上のオーバートルクをかけて締め付けをしてしまったら最悪ネジはナメます 仮になめなくても当然ネジ以外にもネジを締め付ける土台的な物にストレス(トルク)がかかり土台も痛みます 正直トルク管理は難しいです 初心者にはなかなかわからないと思いますがこれは経験をつむ以外に方法はないと思います(まあ世の中には「トルクレンチ」言う物もありますが〜)  ここで簡単なトルク管理のアドバイスをします 

基本的に締め付けトルクはボルトやネジの大きさでわかります どういうことかと言うとボルトのサイズが大きいと言うことは当然ネジの所も大きい(太い)です 太くなると当然細い物よりもトルクに耐えれます 高トルクをかける所は当然ボルトのサイズも大きくなります 逆に言えばそんなに太くないどちらかといえば細いボルトはそんなに高いトルクをかける様に作っておりませんのでそんなにガチガチにする必要はないと言う事です 

※あくまでも「基本的には」です!!! 同じサイズのボルトがすべて同じトルク指定ではありません!!!

メガネレンチでのオーバートルクでのボルトのナメ方は尋常ではありません・・・ ドライバーの場合ナメるとはすなわちネジの頭がナメると言う事ですがメガネレンチを使用してナメると言う事は確かに頭の角が丸くなりナメる事もありますが究極系は頭ではなく本体のネジの所が引きちぎれますΣ(T▽T;)!! しかも運悪く引きちぎれて土台の所からネジがほとんど出ていない最悪の状態ではプロでも取れない事もあります ましてやそれがエンジンのヘッドや重要部分であれば死亡ですorz  最悪ヘッドの交換やエンジン積み替え さらには・・・(┬┬_┬┬)   恐ろしくてかけません   ちなみに私はすべて経験済です(爆) どうも私は性格上ネジが取れたらどうしよう(・・?) などという性格でいつもダメな事とは理解しているのですがついついオーバートルクです(汗) しかし実際ネジが引きちぎれたときのの絶望感といったら一度やったら病み付きですΣ(T▽T;)!!   すべてが嫌になります まさにカオスです(´Д`)  まあ実際引きちぎれたらちぎれたネジにさらに穴を開けてネジを取ると言う方法もありますが非常に時間がかかりますし素人には困難です みなさんオーバートルクには十分注意しましょうm(__)m


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