マツダ・アテンザ。4Drやワゴンは述べる必要がないと思う。ただ単にボディの選択肢として出しただけで、何もおもしろみがない。5Dr sedanが 惹かれる。だけどLANTISの二の舞にならないか?確かに5Drは便利だ。FHP10でその良さをつくづく感じた。列記してみると次のようになるだろう。
- 荷室重視ではないスタイリッシュなフォルム。
- いざとなればワゴン並みの積載量。
- 荷室を利用した車中泊が楽。
しかしここ数年、スタイリッシュなスポーツワゴンが出た為これらのメリットは薄れてしまった。(アルファロメオ156スポーツワゴン、アルテッツァジータなど)
アテンザの仕様を他のライバルと比較してみよう(比較表)。 アルファロメオ156が検索サイトにないので少し思惑と外れたがこの表は面白いと思う。この仕様表ではアテンザから訴えかけるモノが価格以外にない事が判る。雑誌で褒め称えているボディ剛性。サスペンションのスムーズさこれらをどうアピールするかが課題だ。(だがこの「脚」がライバルを何処まで上回るのか。かつてのP10並なのか?) 一方ライバルにはこういうキャラクターがある。
Legacy B4 RSK Boxer 2Stage twin turbo 260psをフルタイム4WDで駆動し、
Bilsteinのダンパーで味付け。Primera 伝統のハンドリングマシン、
そして何にもに負けない強烈な顔(笑)アルテッツア FR Short Over HangのBMWライクなパッケージからくるハンドリングの良さ、
NA210psと回したくなるエンジン。アコード・ユーロR 何処までも回したくなるVTECエンジン。Euro tuneの足回り。
HONDA Spiritsだよね(笑)。ギャラン かつてVR4が国内を君臨した時のイメージが消え、GDIで泣きを見た。
ランエボのイメージはない。ギャランを除きそれぞれしっかりとした個性がある。これらに脚(優れていたとして)とハッチバックだけで勝てるだろうか?まず無理だろう。LANTISの轍を踏みそうだ。あの時は5ドアクーペと謳っていた。馬力も確か2000ccV6170psで当時クラス最大出力(低回転は?)RX-7に引けを取らない(?)ハンドリングに、クラス最強?のボディ剛性。デザインも奇抜と言う程ではなく、しかし少し狭いがパッケージも優れていたと思う。だが売れなかった。 顔が悪かったのか、世の中がRVに走ったためか、ではないだろう。
チープなイメージが売れ行きに水を差したのではないか。もはやハンドリングセダンを買おうとする客層は安モノには手を出さない。価格帯が250万円前後の車を買う層はもう少し金を出せば欧州車を買えるけど、あえて国産を買ったというささやかなプライドがある(笑)。しかしプレミオ、アリオン、シルフィード、ビスタを好む層とは異なるという自負もある。
アテンザはパワー不足とチープなイメージを引きずるとLANTISの二の舞になるだろう。MCで230〜250psを出して起死回生か?