遠いような、近いような、思い出。

忘れるには年月はまだ浅く、けれど、思い出すには、少し遠い。

それにかぶさるように現れるのが、桜。

時期を問わず、ただ、潔く散るその姿が、迷いをかき消す。

そして時折、幻影を見せる。

守りたかったものの、幻影を。

夜の帳は、いつもどおり、静かに下りる。

誰の上にも。

この静かな帳を、守りたかったのかもしれないと、今は、思う。







Prop


last up date 2007.10.2

「桜日和」


あの時結んだ約束は、胸にある。






桜日和
2007.10.2