抵抗
 電気の流れ(電流)を妨げようとする働きを抵抗といい、単位はΩ(オーム)で表し、抵抗の値は物質の長さと抵抗率に比例し、断面積に反比例します。
 下図のような物質があった場合、抵抗  で表すことができますので、抵抗値は長さに比例し、面積に反比例します。
         

抵抗器
 材質により、カーボン皮膜抵抗、金属皮膜抵抗、ソリッド抵抗、巻き線型抵抗、セメント抵抗などがある。
 セメント抵抗や巻き線型抵抗の場合は抵抗値が数字で書かれているが、多くの抵抗器はカラーコードと言うものを用いて抵抗値を表している。

抵抗の回路上の図記号





抵抗のカラーコード色帯



たとえば
第1色帯=茶(1)
第2色帯=黒(0)
第3色帯=緑(5)
第4色帯=金(5%)
というような抵抗があったとすると、抵抗値は10×100000=1MΩで誤差が±5%の抵抗である、というように計算する

 抵抗のカラーコードは5色帯式のものもありますが、これは最初の第1色帯〜第3色帯が抵抗値の数値になって、第4色帯で倍率を表し、第5色帯が誤差を表します。
 4線式の抵抗より精密な抵抗値が必要な場合に5線式のものが使用されます。


抵抗のカラーコード
第1・第2
色帯
第3色帯 第4色帯
数値 乗数 倍率 誤差
10
 ×1Ω -
10
 ×10Ω ±1%
10
 ×100Ω ±2%
10
 ×1kΩ -
10
 ×10kΩ -
10
 ×100kΩ -
10
 ×1MΩ -
10
 ×10MΩ -
10
 ×100MΩ -
10
 ×1000MΩ -
-
10 -1
 ×0.1Ω ±5%
-
10 -2
 ×0.01Ω ±10%
無色 - - - ±20%


カラーコードの覚え方
0・・・「い礼()服」
1・・・「おを一()杯」
2・・・「いに()んじん」
3・・・「み()かんは(だいだい)」
4・・・「四()季()の色」
5・・・「五()月みどり()」
6・・・「二才のろく()でなし」
7・・・「式(しき≒しち・・・)部」
8・・・「ハイ()ヤ()ー」
9・・・「ホワイト()ク()リスマス」