インテリアコーディネーターを目指す方におすすめの本
 

私は、小さいころから建築というものに憧れていました。
そして、かなりの遠回りをして、建築の仲間(?)ともいえる
リフォームの仕事にたどり着きました。

インテリアスクールに通っていたころ、
建築の授業の先生(現役の建築家です)が、
「建築することは哲学することだ」とおっしゃってました。

そのころは、よくわからなかったのですが、
いろいろな本とめぐり合ううちに、
「こういうことかな?」と思うようになりました。

インテリアコーディネーターを目指す方には、
ぜひ、「建築」という視点からも、
住空間を見ていただきたいと思いますし、
建築と同じように、住空間をコーディネートをすることで、
「哲学」していただきたいと思います。

(こういった視点でも見ることで、
ありふれたコーディネーターになるのか、
なにか仕事の上での自分の個性が生み出せるかどうかの、
差が出ると思うのですが…)


ということで…
おすすめの本です。
私にとっては仕事をする上でのバイブルです
 

「暮らす!」技術       辰巳渚 著/宝島社新書
→「捨てる!」技術というベストセラーで有名な著者ですが、
こちらの本の方が、私にとっては「目からウロコ」でした。
「暮らし」という、一見ありふれたものを「目新しいワクワクするもの」に変えてくれます。
(お客様にもワクワク感をおすそわけしましょう!)

住まい方の思想      渡辺武信 著/中公新書
住まい方の演出      渡辺武信 著/中公新書

→建築家であり、映画評論家でもある著者が、独特の審美眼で
外国映画のワンシーンを例にした解説も取り入れながら、
住まいをわかりやすく「哲学」してみせてくれます。
同じ著者で3冊シリーズがありますが、この2冊をぜひ、
先に読んでいただきたいと思います。
(実は、自分だけ内緒で大切に読んでおきたいのですが…笑)

著者は「マカロニ」を建築家としてデザインしたら、
どんな形になるだろうと「マカロニ建築展」もされた方。
その作品集もおもしろかったです。


     
気持ちよく暮らす100の方法       津田晴美/ちくま文庫
→インテリアスタイリストの著者は驚くほど繊細な視点で、
モノや部屋や生活のワンシーンをとらえています。
(これを磨き抜かれた感性とよぶのでしょうか。)
94番の「椅子のデザインに迷ったら鏡の前で洋服のように
フィッティングしてみる」という方法、
仕事でお客様の家具を選ぶときや、壁紙を選ぶときに
頭の中で想像しながら活用させていただいてます。(笑)

他に、

旅好き、もの好き、暮らし好き
小さな生活            

も同じ著者のおすすめ本です。






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