【キーワード集】5
わたしたちなりにご説明させていただくと…
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直接発注について
(オープンシステム)

新築・リフォームとも、一般的には、お客様から業者に工事を依頼します。
その業者は自社の職人、または下請け業者などを使い、工事を行うわけですが、
下請けの数を経れば経るほど(孫請け・ひ孫請けの状態)
あいだあいだに支払う経費がかさんでしまいます。

そこで、お客様が直接それぞれの職人(または専門職の業者)に仕事を
依頼する、というのが直接発注(オープンシステムともよばれている)です。

確かに、一見すごくお得なシステムのように思うのですが、
次のような問題点があります。
@ お客様がプランや商品選びはもとより、
  現場「管理」と「監理」をしなくてはならない

A 職人さんに明確な指示をしないと、時間がかかって
   余計に手間賃を払うことになりかねない。

B 工程がくるってきたとき、各業者の調整・対応が大変
C 職人の手(腕前)や気質(時間にルーズ・短気など)
   が前もってわからない。  
D 商品や材料・施工に関する専門知識が必要。
E アフターサービスを個々に頼まなくてはならない。 
                       
もちろん、単独の仕事、例えば、ふすまやドアの交換、
壁紙の貼替だけ、フローリングの貼替だけ、といった場合は
直接発注されるのも費用的にはお得かもしれません。

しかし、
工務店にしてもリフォーム専門店も、ハウスメーカーも、
工事を請け負う会社というのは、基本的には「職人の手配や工事の管理」といった、
段取り」の部分、また使う商品・材料の売買で利益を得ています。

そこで、職人や材料の選定・工事の流れを踏まえた工程組みなど、
段取りにおいては、やはり「餅は餅屋」にまかせるのが、
結果的には、お得ではないかと思います。
(この、「段取り」が非常に悪い業者さんが多いのも問題なのですが…)

その上で、お客様もできる範囲で「段取り」に協力していただければ、
末端の職人さんが、仕事のしやすい環境となり、
腕をふるって、良い仕事をしてくれると思います。



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