【訪問販売の断りかた】
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リフォーム(…というより、建築用品・機器の押し売り)の訪問販売は、
実に、あの手この手でやってくるようです。

私たちがリフォーム工事を完了したある家で、
こんなことがありました。
お客様から電話があり、
「近くの工事に来たら、おたくの排水が側溝にながれるところが
割れていたので、知らせに来た」と言われたというのです。

初めは、「私たちの工事でなにか影響が?」と驚いたのですが、
場所を見ていないものの、電話でよくよく聞いた内容から、
「別にそこが割れていてもなにも支障がないのに」
という場所でした。
気になさるなら見に伺おうと思ったところ、
「実はもう頼んでしまった。材料を取りに帰ってて今から来る」とおっしゃるのです。
きっと今にも何かが起こりそうなことを言われたのでしょうか。

とにかく、「不意の訪問」でリフォームや建築部品、設備を
勧められても、一切相手にしないことです。
その日中に問題が起こるわけでも、
その場で決定しなくてはいけないわけも
まったくないのですから。

なにか言われたことで不安が残るなら、
別の業者を探して、調べてもらうとよいと思います。
構造的なことなら、設計事務所の建築士さんに頼んでみるのも
安心です。(調査費用は必要でしょうが)

もう一件、例をあげさせていただきたいのですが、
給水管に直接取り付けるタイプの「磁石式?浄水装置」。
アイデア商品のコーナーで売っていたり、
新聞に広告が出ていたり、人気が高いようですが、
知人が新築マンションに移った直後、
ある業者が訪問販売にきたそうです。

「これを使うと、水がきれいになって給湯器も長持ちする。」
「普通は○年くらいで取り替えるところが、○年は持つ」
などと、少々魅力的(笑)なことをすすめられたそうです。

しかし、「検討するからパンフレットをくれ」と言うと、
「持っていない」との返事だとかで、私たちに
「効果がある商品か」と聞いてこられたのでした。

自分たちでは試したことはないのでなんとも言えず、
とにかく一般に目にするより、極端に高い値段だったので、
「少なくても値段がそんなにしない商品なので、
広告に載っている会社に資料請求してみたら」と
アドバイスしました。

わたしたちも、小さいながら「リフォーム」の表札をつけているのに、
リフォームのチラシはポストに投函されているわ、
「床下の換気口に網をつけませんか」などとセールスに来るわで、
びっくりしてしまいます。

簡単に断るには、「うちは賃貸です」とか、
「親戚が建築業をしているので、聞いてみます」
などと、言ってみるのはいかがでしょう。
「主人に聞きます」とか「予算がないから」などという
言い訳をしてみても、きっと通用しないでしょうから。

とにかく、どんなに人柄がよさそうでも、
気を許さずに、「絶対にいらない」という姿勢を
貫くことです。

ちなみに、私の家には、宗教関係の方もときどき勧誘に来られるのですが、
きっぱりとお断りしているつもりでも、
「ではパンフレットだけポストに入れておきます」(なぜ?)
などと言われるのですよね。
そんなときは「うちでは興味ないので、他の方へ回してあげてください」と
パンフレットも一切お断りしています。
…それでも、なぜか、定期的に来られるんですが(笑)…


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