NHK京都文化センター
バードウォッチング講座 現地報告

2007年9月1日 シギ・チドリ「一色塩田跡」バスツアー

幸い、昨日までの悪天候はしばらくお休みになったようで、まさしく干潟の探鳥会という好天?に恵まれました。京都を7時50分に出発し、現地到着は12時前になり、さすがに遠いバスの移動でした。しかし皆さん疲れた様子も無く、バスを降りると早速ウォッチング開始です。目の前の耕作地にはサギ類やハト類など、途中セッカの鳴き声が聞こえてくる程度で、一路水辺へ移動。まず近くにカワセミの姿を見て、塩田跡の水辺には本日の主役セイタカシギの姿を皆さん堪能することが出来ました。その後堤防からじっくりと観察し、ヒバリシギやトウネン・ソリハシシギ・アオアシシギ・キアシシギ・ムナグロなどを見ましたが、塩田跡はひところの趣はなく、数も種類も少なかったのは残念でした。三河湾の海側にはアジサシの群れが干潟に立つ杭にそれぞれ1羽ずつ見事に止まっているのがとても印象的で旅の疲れを癒しているかのように思われました。暑い最中2時間ほど夢中で観察し、少し暑さを忘れ!、一色町観光ポイント「さかな広場」にてお土産購入などに立ち寄り、帰路に着きました。
観察鳥種 35種。皆様、お疲れ様でした。                           岩本

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鳥影少ない塩田跡

ウォッチング中

ミサゴ

オバシギ

主役のセイタカシギ
バードウォッチング教室


2007年10月6日 第18期第1回 大原野神社・花の寺
−タカも渡るかな?南へ旅立つ鳥たち−

バードウォッチング中

人家近くに謎のキノコ

トリ探しています

オオタカ飛翔

ようやくサシバ登場

まさに天高く快晴のもと、暑い日ざしでした。当初予定していた洛西散策の森ではなく、大原野に行き先を変更し、西山を渡るタカたちに少し狙いを定め、ノビタキやコサメビタキなどが近くで見られることを期待しましたが、暑さのせいかまさしく「伸びた木?」になってしまって期待していた鳥たちには残念ながら出会えませんでした。
しかし大原野神社は歴史も古く、周辺での散策はまさしく都のはずれにあってのどかな田園風景を楽しむには充分でした。また、モズがいたるところで高鳴きをし確実に季節が移っていくのを実感しながら、秋の草花にふれ心も晴れ渡るような日でした。鳥合わせの時にようやくお待ちかねの渡りのタカ・サシバも登場してくれましたが、時すでに遅しでバスの時間も迫ってきて、ゆっくりとタカの話も出来なくも次回までおあずけで皆さんを早々にバス停までご案内し、終了しました。
メジロ・ヒヨドリ・セグロセキレイ・メボソムシクイ・ツツドリ?など確認し合計28種類の観察でした。岩本    




集合ミーティング

観察中1

観察中2

桂川

鳥合わせ

  2007年11月10日(土)第18期第2回    桂川
 −カモン!桂川にいらっしゃい

週間予報ではあまりよくないと言うことでしたが、11月の秋まっさかりとは思えない暑さになりました。西京極駅からまず運動公園に移動、天神川にはカルガモやセグロセキレイが餌をとっていました。ミーティングの後、桂川に向かって出発。河川敷ではモズの高鳴きを耳にしながら、上流に向かって進みました。五条を越えてから上野橋にかけてヒドリガモ・コガモなどを見た後にゆっくりとカワセミに出会えることが出来ました。さらに上流に進むと河川敷は草野球のグランドになり、あまり野鳥を見ることは出来ませんでしたが、松尾橋の公園でお弁当を食べてから今度は下流に下り、ゆっくりと景色を楽しみながら、再び西京極の運動公園にて鳥合わせをした後に解散。皆様お疲れ様でした。
                                                      岩本



2007年12月1日 第18期第3回 花博記念公園・鶴見緑地
  − 都市公園で珍カモ探索! −


観察中

アメリカヒドリ(右)

観察中

たくさんのカモ

近くに来てくれました

12月に入りすぐの探鳥会でしたが、大変良いお天気になりました。京都から大阪まで少し時間はかかりましたが、この公園には博覧会当時の建物などが残っていて、楽しい探鳥会になりました。園内を歩きながら、メジロやウグイスの笹鳴きに出会い、コゲラをじっくりと観察でき、頭上近くのハイタカの思わぬ出現には少し興奮気味になりました。また至近距離でカモが観察できて、珍鳥アメリカヒドリにも出会えてまさしくカモ日和の一日でした。

                                                              岩本