4月8日(土)に会社の行事でレーシングカートの体験に行ってきました。2サイクルエンジンの甲高いエキゾーストノート、オイルの焼ける匂い、10年以上昔、ミニバイク(50cc)レースや鈴鹿サーキットの400ccのバイクのレースに出ていた時の事を思い出しウキウキしました。講習などがあり、なかなか走らせてもらえず、ものすごくじれったく待っておりました。カートは3人で1台との事。最初の1時間は練習でその次の1時間はタイムアタックレース。私は2番目の出走でした。1人目が走り出しました。「ああ、早く回ってこないかな!」と思いながら1人目の走りを見ておりました。
そして、1人目が交代のためピットイン。やっと私の番です。高まる動悸を抑えながらピットアウト。コースのレイアウトが頭に入っていないのと初めてのカート体験で最初はゆっくり走るつもりでした。しかし、バイクで走るのに比べれば全然怖くない。これはいける!と感じプッツンしてしまい、どんどんスピードを上げて行きました。でも、読売テレビのBOONと言う番組でカートが走っているのを見ているとすごくドリフトしているのに私のカートはドリフトをしていない。もっと速いスピードでコーナに突っ込めるはず。しかし、なかなか思うように行きません。でも、コースレイアウトが頭に入っていないということは恐ろしいことで、あるコーナをほとんど減速せずにそのままのスピードで突っ込んでしまいました。これがバイクなら心臓が喉から飛び出るくらいの恐怖心がはしり、全身に鳥肌がたち「ヤバイ!ヤバイ!」と心の中で呟きながらリヤブレーキをちょんちょんとかけ、アウトにヨタヨタはらんで行きます。しかし、カートでは意外と恐怖心がなくそのままハンドルを切りました。するとリヤが流れ出しカウンターを当てながらうまく周る事が出来ました。こんな速度でも曲がれるんだ、と気が付きもっと速く走れる確信を得ました。しかし、交代の時間がきました。3人目と交代。3人目と2回目の1人目の走りを眺めながら次の走りは相当のタイムアップができる確信を得、自分の番を待ちました。そして2回目の自分の番。コースレコードを目指しピットアウト。ピットアウトの周からガンガンと前走車をちぎり、2周目に突入。なかなか快調に飛ばしておりました。2周目の後半に私よりわずかに遅いドライバーの後ろに付いてしまいました。このドライバー、なかなかスキが無く抜きにくい。最終コーナからノーブレーキの1コーナ、そして2コーナにかけてぴったりスリップに付いて走りました。2コーナをドリフトを使って内側に立ち上がり3コーナでインについて抜こうと考え、2コーナを限界速度でドリフトを使って立ち上がりました。すると2コーナの立ち上がりライン上にN君がスピンして止まっているではありませんか。私はすでにドリフト状態でコースを修正することが出来ません。あえなくN君に追突。カートは大破。自走不能になってしまいました。仕方が無く押してピットに戻り、コースの人にカートを修理してもらいました。修理している間に練習時間は終わってしまいました。他の2人には貴重な練習時間をつぶしてしまい大変申し訳なく思っています。しかし、何とかタイムアタックレースまでに修理が完了しタイムアタックレースには出場することが出来ました。
タイムアタックレースへの挑戦です。60秒をきることを目標にピットアウトをしました。がんばるぞ。....
ところが、ところが、です。カートがまったくスピードが出ない。何じゃこりゃ。次々に抜かれ、直線ではめちゃくちゃにぶっちぎられ散々なタイムアタックでした。あとで調べて見るとアクセルケーブルの調整が出来ておらずペダルを踏んでもキャブレターが全開になっていないことが分かりました。本当に悔いが残ってしまいました。あのコンディションの中とはいえ、チーム主任と社っ長にちぎられたのはショックでした。何とか必ずリベンジしたいと考えております。主催してくださったSayの委員の方。私にリベンジのチャンスを下さい。よろしくお願いします。