呪われた鶏の鳴き声
アキさんが行方不明になってから1週間経ったときのことだ。
旦定事務所に1件の不思議な依頼が舞い込んだ。
依頼内容は、依頼主の館の庭から聞こえる鶏の鳴き声を調査して欲しい。とのことだ。
なんだ、それだけ?と思うかもしれないが、この館では鶏を飼っていない
勿論、鶏が庭に迷い込んでいないかなどもすでに調査したらしい、
しかし、鶏のいた痕跡は一切出なかったそうだ。
と、いうわけで。探偵は現在不在なのだが、シドと僕は館の庭を自分たちの目で調査することにした。
ヒム「本当に鶏の痕跡は無かったんですね?」
執事「えぇ、羽や糞、足跡等はゴザイマセンでした」
シド「ふ〜ん・・・・あれ?アソコの緑色の物体ってもしかしてアキさんじゃない?」
そう言って、シドは庭の片隅の暗くてジメジメした所を指さした。
ヒム「あ、本当だ。1週間も何をしてたんだか・・・・」
シド「アキさ〜ん、何してるんですかぁ〜?」
アキ「苔ごっこ」
執事「はっ!またどこからともなく鶏の鳴き声が!!」
ヒム・シド「・・・・・・・」
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