≪あらすじ≫ バナナがどっさり入っているバナナ穴に行儀よく泳いでいき、中に入ると豚みたいにバナナを食べ散らかすバナナフィッシュ。あんまりバナナを食べ過ぎて、バナナ熱にかかって死んでしまうバナナフィッシュ・・・・・・グラース家の長兄、シーモアの謎の自殺を描く「バナナフィッシュにうってつけの日」ほか、九つのケッ作からなる自選短編集。(文庫版裏表紙より) ≪感想≫ ダメの大好きな森先生が目標にしている作家です。確かに読んでみてビックリ、森先生の文章にとても似ています。(正確には、森先生の文章がサリンジャーの文章に似ているわけですが) 作品の全体に散りばめられた、とてもセンスの良い言葉の数々、そしてその言葉達が最後のオチを見事に飾っています。読んでいてとても創作意欲が沸く作品で、いつの日か、このような作品(ストーリ)をダメも書ければ・・・・なんて思いました。 もうしばらく色々な作品を読み、ダメの読解力がもう少しついたのならば、再びじっくり読みたい。そう思った作品です。 森先生の意見と同じく、今のところサリンジャーはダメの中で20世紀最高の天才小説家デス。 |
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