Rintaro Norizuki


法月が法月であるために―――


密閉教室

[密閉教室]

≪あらすじ≫
早朝の教室で、高校生中町圭介は死んでいた。コピーの遺書が残り、窓もドアも閉ざしてある。しかも異様なことに四十八組あったはずの机と椅子が、すべて消えていた!
級友工藤順也がその死の謎に迫るとき次々に現れた驚愕すべき真相とは?精緻な構成に支えられた本格推理の力作(文庫版裏表紙より)

≪感想≫
これぞまさにミステリ!いくつもの謎、そしてそれに対するいくつもの解答。ミステリ特有の、読めば読むほど深みに嵌っていくこの構成は素晴らしいにつきます。
全体は大きくわけて5章までなのですが、各章で細かく区切りがしてあり(モノによっては1ページほどで、全部で147に区切られている)電車なんかで少しの時間だけ読む場合には非常に読みやすいと思いました。

文庫版に限った話ですが、読了後に表紙の「A Day in the School Life」と書かれた木箱に入った扉を見たときに震えてしまいました。


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