DVD付録ドラマCD <マグダラ女子学院VSパンデモニウム学園(前・後編)>を叫ぶ!

クロクルアニメDVDにオマケとしてついていたこのドラマCD。本来DVDを買っていない私には縁の無い代物だったのですが、
な、なんと霧雨乃くじらさんがわざわざMDにコピーして送って下さったのです!


本来なら個人的に感想のお手紙を差し上げるべきところなのですが、突っ込むところや描きたい場面があまりにも多すぎて、
もうこりゃサイトにアップした方が見やすい!という結論に達したのでした。絵が合計9枚もあったよ…。

なのでこの頁にある文章・絵などは
感謝の気持ちも込めて、くじらさんに贈りたいと思います。本当にありがとうございました!

ちなみに、ネタバレやパラレルを存分に含みますのであしからずお進み下さい。





<前編>
あらすじマグダラ修道会の運営する「マグダラ福音放送部」が、突如謎の電波ジャックに襲われた!
パンデモニウム崩壊が原因と思われるそれは時空のねじれをも引き起こし、ロゼット達を異世界へといざなう。
たどりついた世界では、真面目に聴くのがアホらしくなるほどの学園ラブコメディが待ち受けていた!

とある朝、学校へと走るロゼットは曲がり角で(←重要)クロノというパンデモニウム学園の生徒と出会う。
次第に相手へと恋心を抱く2人だが、お嬢様学校であるマグダラ女子学院に通うロゼットと、パンデモニウム学園の不良集団『罪人団』に所属するクロノの仲は決して祝福されるものではなかった。しかもクロノには、何か他にも秘密がある模様。
そんな折、クロノは出会った時に落とした懐中時計を返してもらう為、拾い主であるロゼットの家をたずねる。



  • なんかね、私はもうあらすじだけで笑い転げたね! ロミジュリ!
    不良ときいてはじめはツッパリなクロノを想像してたんですが、実際のクロノの役所はかなり真面目です。とある事情(これは後編で)で世の中に嫌気がさしたものの、いまいち正しい不良になりきれないクロノの不幸の蜜を吸い取るヌルく見守るのが、まぁ、ご推察どおりのメンバーの罪人団。デュフォー先生との不良らしい掛け合いは必聴。キャラ壊れながらも、真面目に不良してるアイさんがとっても愛しい…。(右図
  • このドラマCDの裏カップリングは、やっぱりアイクロなんだろうか…と思わせるような台詞も前編でしばしば。『俺という者がありながら、どこの馬の骨ともしれん女にうつつを抜かすなんて〜!』と叫ぶアイさんはマイクの向こうでハンカチをかみ締めていたに違いない。この世界では、アイさんとクロノは兄弟でもなんでもなくだたの友人の模様。アニメでもそうだったかな?
「誰に向かって口利いてんだ?」
「ヒゲを抜くな〜!」
  • っちうか、個人的MVPは間違いなくデュフォー先生です!(左図)な、何キャラなんだろうあの口調。『またまた授業さぼりんこ』とか。さぼりんこ…。そういやジェナイも『お腹ペコペコのペコちゃん』とか、『お腹ポンポン』とか、引くか引かないかの瀬戸際みたいなキャラだったしね。常に食べてる人でした。
  • 一方マグダラ女子学院では2年のロゼットを筆頭に、1年の病弱少女アズマリア、3年のカリスマ金持ちお姉さまサテラ、恐らく生活指導担当ケイト先生、原作よりもアニメよりもタラシ度満点国語のレミントン先生、セクハラで訴えられる寸前の保健室の先生エルダーと、まー大丈夫かこの学校といいたくなるようなラインナップ。「きゃ、サテラ先輩のお通りよ!」といって華麗なBGMが流れ始めたシーンは「マリア様が見てる」を髣髴とさせたな〜(右図)(そういやサテラ初描きだ)(顔がケバい…)
    ちなみに会話の中に出てくるサテラの誕生日パーティーは、後編の舞台。あいも変わらずロゼットとサテラは犬猿の仲であります。

  • シェーダがロゼットを「学院の人気者・アイドル」と説明するシーンがあるんですが、ってことは学院内はロゼット派とサテラ派にわかれてたりするのかな…。人懐っこい性格と破天荒な行動力で不思議と人をひきつけるロゼットと、金持ちの気品と美貌で妖しく人を誘うサテラとか。す、すげぇ派閥争いになりそうだ!
    ロゼットは成績・スポーツ・美貌・財力、どれをとってもサテラに負けてるらしいけど、スポーツくらいは勝って欲しかったな〜というのは私だけかしら? ロゼットは運動神経とかスゴク良さそうなんですが。
「みなさん、ごきげんよう」
「君の唇が紡いだ言葉は、全て僕の生きる糧だ…」
  • さぁきました、クロノがロゼットの家まで懐中時計を取りに来るシーン!夜分遅くロゼットの家の前まできたクロノは、偶然ベランダに出てきたロゼットに遭遇します。 これ途中までは普通だったんですが、クロノの『あの窓が向かうは東…ロゼットよ、東から朝日のごとく出でて、僕を照らしてくれ!』という台詞から、話はどんどん大恋愛スペクタクル(もどき)へと変わっていきます。台詞回しから状況まで、まさしくロミジュリの真骨頂!ウケた台詞を全て書き出していくとなんか精神的ダメージを受けそうなので割愛。上の台詞と左図が全てを物語っていると思ってくらはい。

  •  ちなみにこの後部屋を訪れたばあや、もといヨシュアによって話は現実へ引き戻され、クロノはどさくさでロゼットに2階から突き落とされます。やっぱりクロノって報われないんだなぁと変に感心しちゃったよ。

<後編>
あらすじ:愛に溺れすぎてうっかり時計を返してもらいそびれたクロノ(本人談)。近所の公園で再び落ち合い時計を返してもらうが、その時!12時の鐘が辺りに鳴り響いた!クロノは「呪いが!」と慌てふためき、その場を足早に去ってしまった…。
後日、場面は移ってサテラの誕生日パーティー。 各界の名士3000人が集まりてめぇ一体どこのファーストレディーだと言わんばかりの豪華なパーティーにロゼット達が圧倒されるというか呆れている中、突如罪人団が乱入!サテラとレミさんが婚約だとか罪人団は義賊だとかなんとか阿鼻叫喚の様を呈していると、またしても12時の鐘が鳴り響く。絶叫するクロノ。そして大勢の人々が見つめる中、なんとクロノは子供の姿へと変化していった!

  • 公園でロゼット達が分かれた後、またまたデュフォー先生が登場!なんか、昼間罪人団にぶっ飛ばされた後、そのままずっと空を彷徨っていたらしいです。まぁ…ドラマCDだし…ね…。
    この時、先生が『罪人団にぶっとばされて…』と説明する台詞に被って「シュッ!」と素振りをする効果音が入るんですが、こういう細かい仕事が大好きです! このドラマCDはこういう細かい仕事が結構あって、音だけというメディアを面白くするのに、それらが確実に一役買っていると思います。

  • 次の日学校で、あれれ無くしたはずの懐中時計が戻ってるよ一体どういうことかしら?と罪人団の仲間に尋問質問され、ひやかされるクロノ。元々壊れていたキャラがさらに壊滅的に。特ににリゼール、ジェナイ、ヴィドの3人が身体を張ったギャグを飛ばしてました。関西人も真っ青!(右図)
「あら聞いた?ジェナイ子さんヴィド子さん。クロノったら噂の彼女と密会してたんですってぇ〜!」
  • 一方、ロゼットはロゼットでうっかり「密会」の事をしゃべってしまい、友人や先生方から質問・小言攻めに遭います。そんな中一番度肝を抜かれたのが、レミントン先生の『それにしてもロゼットの心を射止めた罪人団…うらやましいですなぁ…私は卒業まで待とうと思っていたのに…』という台詞。ちょ、何言ってんのレミントン先生!!あなたそんなキャラじゃなかったでしょ!という台詞はこのドラマCDにおいて一切受け付けられない模様です。

  • ちなみにですね、この人サテラにも手を出していて『酷いわ先生!私にささやいた愛の言葉は嘘だったのねーー!!』とか言って最終的に婚約を押し切られたりしてます。マダ男!(まるで だめな 男)
  • パーティーに罪人団が乱入してくるシーンはかなり好きなシーンです!『パンデモニウム学園に咲いた大輪の毒花!シャキーン!』とか戦隊モノばりな所や、全国模試で遅れてくるクロノとか。(笑) ロゼットにめがね君呼ばわりされて鼻白むアイオーンも好き!
    ちなみにここでもヴィドとジェナイは欠食児童で、『いただきます!(シュっ!)』なんて箸を構える効果音を携えながらガツガツ食べてました。

  • クロノの秘密=呪いとは午前12時を過ぎると子供の姿になってしまうというものだったわけですが(一体どういう経緯で呪いが?とかいう細かい設定は一切考えさせないのがスゴイ。笑) 、姿が変わる瞬間の演じ分けはさすが石田さんといった感じでとても上手く表現されていました。
    どうやら姿が変わると性格まで可愛らしくなってしまうらしく、『見ないでくれロゼットぉ…えぐえぐ』って感じで、うん、まぁうっかりキューンとしてしまうくらいには可愛かったっ
「かっこわるいだろ…?」
  • どーだこれでクロノを諦める気になったかわっはっは!と娘を取られまいとする父親のようなアイオーンを尻目に、『全然オッケー★』と愛情一本なロゼット。『ちっさいクロノとおっきいクロノ、どっちも好きだしおトクー!って感じじゃない?』『…そうだね、おトクだね!』と、この人達、もう呪いを解く気なんてこれっぽちもありません。まぁドラマCDだしね!(←魔法の呪文)
    勢いあまって『ハグしよっ(ハート)』『ムギュ〜!』なんてやってくれちゃって、2人の世界まっしぐら。しまいにゃ愛に負けたアイオーンが罪人団を解散させて、物語はハッピーエンドっぽいものを迎えたりするのでした。

  • ちなみに最後はアイオーンの『イヤアァァァァン!』という叫び声で幕を閉じるのですが、丁度その時部屋の窓を開ちゃったりしててね!あまつさえ窓の外を人が通りかかったりしてね!こっちが叫びたかったさ。
オマケでロゼットドレス姿。(想像) 長文お付き合いありがとうございました!