篠山お城将棋 復元 (17年伝統文化こども将棋教室 記念)

平成17年9月25日(日)午後1時20分開会〜午後4時30分終了 (対局.解説会.指導対局)

会場: 篠山市北新町

対局(孔雀の間)1時30分~「人気将棋棋士 丹波の地へご来場」

若手関西のホ-プ二人・女流棋士による対局 : 村田智穂 VS 岩根 忍

解説 :人気棋士・ 谷川浩司 九段 (17永世名人 将棋界のトップクラス) 

聞き手 :人気棋士・森安正幸 六段 (指導対局は丁寧に指導)

対局読み上げ 山本比鶴(将棋連盟公認普及指導員・関西女流アマ名人経験) どかんと関西 

記録等 : 篠山在住学生2名 酒井紘人・中澤良輔 (将棋連盟関西研修会生)    

・指導対局予定:谷川浩司九段・森安正幸六段・女流棋士・丹波と金会・関西研修生・他有段者

」指導対局対象:伝統文化丹波と金会篠山 こども将棋教室(小学生参加者・及び丹波と金会の小中学生)

 主催: (財) 伝統文化活性化国民協会 (文化庁委託事業) 採択先:伝統文化 丹波と金会 篠山 

 後援 : 篠山市教育委員会・篠山市・丹波の森公苑・日本将棋連盟 ・丹波新聞社・神戸新聞社・丹波県民局・NHK神戸放送局。

 お問い合わせは、090-2012-4571 (丹波と金会及び 将棋連盟公認普及員 田中) 」 一般見学は大書院入館料のみで可。

  (篠山城大書院) 

     

   (解説 谷川浩司 九段)      (聞き手 森安正幸 六段)  (対局 村田智穂女流初段)   (対局 岩根 忍女流初段)

 お城将棋とは、江戸城将軍家康と並んで最も八代将軍徳川吉宗が将棋好きであった、     

西暦約1717年から「御城将棋の日」として毎年 御前対局を実施したと伝わってます。

現在の日本将棋連盟が1975年に将棋の日(11月17日)として制定しました。

篠山城 大書院は将棋を知る家康の実子(松平康重)が初代城主となり、姫路城の石垣組の技術を指導され

築城となった、そのお城将棋の復元は貴重な事業として、次世代こどもたちが体験することは

日本固有の伝統文化将棋の推進向上となることで、将棋を通じて良い体験となるでしょう。 (記 田中)  当日のようすです↓↓







こどもたちが盤上を見つめる、108手にて岩根 忍 女流棋士が勝ちました、篠山お城将棋は3回目で、岩根さんが勝ちこしました、戦形四間飛車。

谷川九段・森安六段での解説と指導対局は丁寧に指導していただきました。17年1月は阪神の今岡選手が二段免除を谷川先生から

受けました、詳しくは日本将棋連盟関西にて。そのすごい棋士たちが丹波の地へご来場した事実は伝統文化日本固有将棋の推進向上となるでしょう。

関係者・お手伝いして頂いた多くの方々に感謝いたします。 記 日本将棋連盟公認将棋普及指導員 田中靖剛(丹波と金会篠山 担当)


感想山本比鶴さま、当日を振り返って考えてみました。

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<05年 お城将棋>

前日までの暑さとは打って変わって涼風が篠山の木々を揺らしさわやかな「秋」を見つけた日。

対局者のお二人は例年の着物姿ではなく、きりりと勇ましい袴を身に付けてのご登場です。大書院の雰囲気に溶け込んで、第3回、

というよりはタイトル戦第3局と呼びたくなるような趣きをたたえています。

解説・谷川先生、聞き手・森安先生。このキャスティングを聞いて準備段階から早くも話題は沸騰しました。当日、大盤解説の様子

は読み上げの位置からは見えないのですが、代わりに子供たちの表情を真正面から捉えることができます。解説の一言一句を聞き

漏らすまいと真剣な眼差しを注ぐ子供たち。観客席が鏡となって先生方から醸し出されるオーラが伝わってくるという、貴重な体験

をさせて頂きました。

さて局面は進んで3回の「次の一手問題」が出題されました。正解して色紙を手にした小中学生は喜色満面の笑みを浮かべています。

結果は108手まで、岩根女流初段の勝ち。関西将棋界で大活躍のお二人、これからますます目が離せなくなりますね。

将棋とはゆかりの深い篠山城での席上対局。このイベントが丹波篠山の秋の風物詩として定着しますようにとお祈り申しあげます。

読み上げ係/山本比鶴

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