ピグミーサンフィッシュ

ピグミーサンフィッシュ。
ピグミーサンフィッシュと一口に言ってもオケフェノキーとよばれる品種やエヴァーグラディとよばれる品種等、数種類いる。
これは、エヴァーグラディとよばれるもの。
オケフェノキーの方が青くて綺麗なようだが、私は見たことが無い。
北米原産の3センチほどの小型種だが、婚姻色の出たオスは真っ黒に青いラメが散りばめられてとても美しい。
強いオスは真っ黒になるが、弱いものは色が薄く、茶褐色に青ラメとなる。
メスは灰褐色の地味な色のようだ。
(うちにいるのは雄ばかりだった。)
北米原産なので、日本の気候ならば室内で飼う分にはヒーターはいらない。
寒さに強く、丈夫で・・とくれば、飼い易いように思うが、難点は餌。
人工飼料には餌付きにくく、生き餌(動くもの)でないと食べてくれない。

また、餌取りも、じ〜〜〜〜〜と眺めてからおもむろにパクッと食いつくタイプなので、(しかもはずすこと多し)餌取りのうまい魚と一緒にするとまず食いっぱぐれてしまう。

ここは、似たようなタイプのスカーレットジェムあたりしか混泳は無理であろう。
左画像の奥にいるのがボス。真っ黒に青ラメがとても綺麗だが、水槽の奥に陣取ってなかなか前には出てきてくれない。
別に物怖じするタイプでもなく、大して人も怖がらないのだが、テリトリーがあるようで、ボスはそのあたりを動かない。
前に出てきてくれないことには撮れないので残念だ。
うちでは1年半〜2年弱ほど生きた。
小型種だけに寿命はそんなに長くないようだ。

繁殖も可能な小型美魚ということで、皆さんも機会があれば是非一度飼って挑戦していただきたい。
独特の魅力のある魚だと思う。


戻る