テトラ・オーロ

テトラ・オーロ
別名「ベールフィンテトラ」とも呼ばれるヒレの優雅な小型美魚。
似たような色合いの魚に魚にハステータステトラがいる。
左の画像には同じような色合いのコリドラス・ハステータスが一緒に写っている。(苦笑)

雄のオーロはヒレが伸び、かつ白く縁どられる。泳ぎ方はそのヒレをパッパッと閉じたり開いたりさせながら泳ぐ。
サイズも2〜3センチほどと小柄で、性格もおとなしいが、物怖じするタイプではない。
ただし、基本的には草陰に隠れてジ〜〜〜ッとしていることが多く、撮ろうと思うとでてきてくれないのでなかなかうまく撮れない。

雄雌の判別は成熟しさえすれば簡単。
雄はヒレが優雅にビロビロ〜ンと伸びるのに対し、メスはヒレが伸びなければ、体型も丸まっちくコロンとしてくる。
上の段の雄に対しこの蘭左右の画像のメスを見てもらえば一目瞭然。
繁殖も意外と簡単なようで、うちではかわいい稚魚の姿も拝めた。

以下うちの場合の例をあげる。(ドンくさすぎて参考にはならないかもしれないがこんなものでも参考になれば幸いだ)

メスがコロンとしてきた頃、ふと気づくと二匹で寄り添って草むらを探検して歩いているので、ジーと見てるとアヌビアス・ナナの影で二匹で身体を寄せ合って震えている。
こりゃ、産卵行動だと、直ちに専用水槽を立ち上げ移すも、環境の変化に戸惑ったのか、隠れてジーとしてるだけで、それ以後産卵行動は見られず、諦めて水槽に戻す。
そのあと、その産卵用水槽には、同時期に産卵行動をしていたナノストムス・ベックフォルディを移し、産卵行動を確認したのでこれまた2〜3日後に取り出す。

以後ベックフォルディ繁殖水槽としていたが、ある日稚魚に違う形のものがいることに気づき・・・なんとオーロも生んでいたらしい、ということで・・・。(苦笑)
というわけで、いつ生んだのかはっきりしないが、ベックフォルディの稚魚を確認したのが2003年9月2日。このとき撮った右上の稚魚の画像はベックフォルディと信じていたが、オーロの可能性も。(苦笑)
はっきりとオーロの稚魚とわかる画像があるのは9月22日、約3週間後。
すでにオーロの特徴である尻尾の付け根の黒班がはっきりわかる。
左の画像はちょっと薄いが、右の画像でははっきりと。
(右の画像右端の稚魚はベックフォルディの稚魚)
左の画像はそれからさらに1週間チョいすぎて10月2日。
最初の稚魚を発見してから1ヵ月後である。
ベックフォルディの稚魚はまだ稚魚らしい形で柄も親とは違うが、オーロの稚魚はこの段階ですでに親とほとんど同じ姿となっている。
右の画像はそれからさらに3週間後10月20日の時点。
親と色も形も同じくなりすでに親水槽に放している。
生まれてから約1ヵ月半ほど。成長は早い方のようだ。
ちなみにこの稚魚(雄だったが)2007年3月7日現在まだ1匹が生存中。
ということで、寿命は3〜4年というところか。

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