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ボララスミクロス・レッド。 コイ科最小のボララスの中でももっとも小さいといわれる種。 ただし、ミクロス・レッドはミクロスの赤くなったものではなく、別種だと言われる。 売っているのは大抵ミクロス・レッドの方で「ボララスミクロス」の方はめったに見かけることがない。 一見ボララス・マクラータとそっくりだが、ミクロスレッドの方が一回り小さく、コロンとした体形で、スマートなマクラータを寸詰まりにしたような印象を受ける。 |
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飼育に関しては他のボララス同様、口が小さいので餌のサイズに気をつけてやりさえすれば、何でも食べるので苦労することはない。 小さいがそれほど物怖じすることなく餌もよく食べるので、状態の良いものさえ入手できれればあとは対して問題なく飼える。 水槽内での繁殖も可能なようでうちでも繁殖行動をしていたのを見たことがある。 モスや水草を茂らせた専用水槽を用意すればかわいらしい二世を拝むことも出来るのではないかと思う。 ただし、親が極小サイズなので、その稚魚ともなると、最初からブラインベビーを食べられるはずもなく初期飼料には苦労するだろうが。 |
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あと、繁殖行動時に面白いことに気がついたので少し。 普通は繁殖行動をするときは色が派手になったりするものだが、このミクロスレッドに関しては、「銀化」する。 体から赤い色がぬけて、ムネの黒班のあたりと尻尾の付け根が銀色に光るのだ。 この銀色のポイントは結構目立つ。最初に見たときは何が起こったのだろうと思った。 二匹で寄り添って身体をプルプルさせながらモスの茂みに突っ込んでいったので繁殖行動だと思った次第。 その後卵を探してみたが、肉眼では見つけることは出来なかった。 機会があれば是非もう一度チャレンジしてみたいと思う。 |
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