マーラー、チャイコフスキー、ラフマニノフ好き管理人のクラシック音楽の部屋「ほんのちょっとクラシック気分」

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【ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団】

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(以下ベルリン・フィル)は、1882年創立のドイツの名門オーケストラです。正式名称をBerliner Philharmonikerといい、ベルリン市のお抱えオーケストラとして活動するときはBerlin philharmonic orchestraになります。
常任指揮者は、初代の巨匠ハンス・フォン・ビューローをはじめ、アルトゥール・ニキシュ、 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、 ヘルベルト・フォン・カラヤン、 クラウディオ・アバド、そして現在はサイモン・ラトルが勤めています。
ベルリン・フィルは、とにかくミスが少ないという事で有名です。団員の多くは世界の有名オーケストラなどで経験を積んだ後、ベルリン・フィルに入団するということで、一人一人がずば抜けた才能、技術を持ち合わせています。それで誇りと自信に満ち溢れた演奏になるのでしょう。



【ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団】

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(以下ウィーン・フィル)は、1842年に創立されました。母体は、ウィーン国立歌劇場付属の管弦楽団で、たいへん古い歴史を持ち、聴衆に親しまれてきたオーケストラです。
国立歌劇場の"座付き楽団員"であったメンバーたちが自発的に始めた事もあり、「自分たちのスタイル」を現在まで徹底的に貫き、創立当初からの音質や演奏手法なども守り続けられています。とても頑固な楽団なのですね。
例えば、「常任指揮者はおかない」「ウィーン音楽院出身の演奏家しか採用しない 」「女性演奏家は採用しない」「使用する楽器は、オーストリア製のもの」など、ちょっと偏ったこだわりのあるルールが守られてきましたが、現在ではすべてが厳格に守られているわけではないようです。でも、そういう「こだわり」も伝統を守る上では大事な事だと思います。



【シカゴ交響楽団】

シカゴ交響楽団は、1891年に指揮者のオドア・トーマスによりシカゴ・オーケストラとして創立されました。その後、1912年に現在の"シカゴ交響楽団"(CSO)と名称が改められました。
歴史と伝統においては、先の2オーケストラに遅れをとるかもしれませんが、クーベリック、 ライナー、 ショルティ、 バレンボイムといった名指揮者の指導により、技術と表現力を磨きをかけ、現在では全米No.1オーケストラと認められるようになりました。



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