マーラー、チャイコフスキー、ラフマニノフ好き管理人のクラシック音楽の部屋「ほんのちょっとクラシック気分」





楽 式 用 語


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【代表的なものを5つだけ挙げてみました。あまり専門的な言葉を並べても、かえって難しくしてしまうだけなので、ごくごく簡単に説明してます。クラシックには楽式というものは付きものなので、名前だけでも覚えておくといいのではないでしょうか。
但し、私は音楽の専門的知識を持ち合わせた者ではありません。雑誌やCDの解説、いろんな楽譜や基本書から得たものを、自分が理解した範囲で書いています。 ここに書いてある記事についての責任は取りかねますので、ご了承下さい。】


ロンド形式
ロンドとは「回る」という意味。主としてABACABAの形をとっており,Aの部分(=主題)が何度も現れることからこの名前がついている。最後は主題の A の再現となる。


ソナタ形式
古典派から長く重要な地位を占めている楽式。
@呈示部
   第一主題と第二主題の2つの主題を提示。 第一主題が主調で書かれ、第二主題は第一主題が長調の
   場合は属調、短調の時には平行調で書かれているのが一般的。 (下記、注釈参照)
A展開部
   第一主題と第二主題が自由な形で展開
B再現部
   第一主題,第二主題共に主調,あるいは同主調で再現


メヌエット
主として3拍子で、ダンスを踊る雰囲気で演奏される。


スケルツォ
(Scherzo、イタリア語で「冗談」)。メヌエットから発達したもので、曲の形式などでメヌエットと同じだが、きわめて速く、落ち着きがない。


ワルツ
御馴染みの3拍子。これもメヌエットから発達したもの。一拍+二拍のリズムをとる。(言葉で説明するより「スケーターワルツ」「美しき青きドナウ」などで、皆さんもどういうものかご存知ですね!)




注1)主調=楽曲の中心となる主要な調。曲の開始や終わりは普通、主調で行われる。マーラーの交響曲第一番ニ長調という場合のニ長調のこと
注2)属調=主調の属音を主音とする調。
注3)平行調=調号が同じ長調と短調のこと。
注4)同主調=同名調ともいう。例えばハ長調とハ短調のこと。

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