● キハ40 2000番台(JR四国色)  製作記

● 使用車両     KATO キハ40 銀河モデル・TAVASAなどの各パーツ

● 実車について    1982年までに計888両が製造され、全国各地の非電化路線に投入された
              電車に近い車体構造の大型気動車で、客室設備の改善や走行機器の刷新なども図られている。
              その一方で、それ以前の在来型気動車と比較してエンジン出力は若干増加したものの重量も
              増加しており、動力性能はほとんど向上していない
              JR四国には、キハ40形(2000番台)11両が承継された。また、形式と番号の変更を伴う改造、
              機関換装も実施されていないが、1988年に全車に対して冷房装置の設置
              (FTUR-300を2基屋根上に搭載)を、1989年にキハ40形全車に対してワンマン運転対応設備の
              設置とトイレの撤去をそれぞれ行っている。
              それに伴い旧トイレ部分への窓の新設と屋上水タンクの撤去が実施されている。

                   以上、ウィキペディア(Wikipedia)国鉄キハ40系気動車 より抜粋


☆ 今回は、以前作成したキハ40よりも、さらにグレードアップを目指してみました

では、改造開始・・・


  モールの削り取りと、窓の新設
    APIに漬け込んだのですが、ほとんど色が落ちませんでした
    JR四国の車両は、タブレット保護板が撤去されているので、それに習ってモールを削り取ります
    また、トイレも撤去され、客室となっていますのでそれに習ってトイレ窓回りを0.5oドリルで穴を開け
    デザインカッターでカットしていきます
    ついでに、わずかについている運転台回りにある金型の段差後を紙やすりで滑らかにしました

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   手すり等の穴あけ
    運転台の手すりの下から穴を開け、穴を開け終わったら手すりのモールを削り、ヤスリで滑らかにします
    3−4次側は、銘板もあるので削り取り、接着剤を流せるように穴を開けます
    また、3−4側は幌が付かないので、幌の取付け穴をプラ板で塞ぎ、ヤスっておきます

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   タイホーン・幌枠の取り付け、トイレ部分の客室化
    前回作成した時は、タイホーン・幌枠は塗装後に取り付けたのですが、塗装に手間が掛かるので
    今回は、塗装前に取付けしました
    幌枠は、3-4次側のみTAVASAのパーツを取り付けました
    トイレの客室化は、別の車両からユニットサッシを切り出してトイレ部分に開けた穴にはめ込みます
    瞬間接着剤で固定、隙間をパテなどで埋めます その際、ユニットサッシの枠がペーパーがけなどで
    消えてしまいました 今回は、消えた枠の回りにマスキングをし、サフェーサーを多めに吹き付け
    乾燥後テープを剥がし、軽くペーパーでヤスリました。結構いい感じに出来ました

    キハ40-2000
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   屋根の加工・整形
    屋根上の水タンクは撤去され、埋められていますので模型でも水タンクを撤去
    ベンチレーターもTOMIXのパーツに交換しようと思うので削り取り、プラ板で穴埋めしました
    中央2ヶ所の穴は、クーラーが乗るのでそのままとしました
     穴埋めをした所を、大まかにカッターで削った後、紙やすりで滑らかにしていきます
    形を整えた後、サフェーサーを吹き付け、埋め残し・ヤスリ残しがないか確認します
    その後、無線アンテナ・ベンチレーターの取付け穴をあけておきました

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   マスキング
    基本は白色から塗らないといけないのですが、あまりにもマスキングが細かくなるので
    まず、コーポレートカラーである水色(GMカラー 東武ライトブルー)をハンドピースにて
    吹き付ける事にしました
    シンプルなラインに見えますが、とてもマスキングに手間の掛かるラインです
    特に前面は、幅0.7mmのマスキングテープを1mm〜12mmの長さにいくつも切って
    1つずつ貼っていきます

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   塗装
    マスキングが終わりましたので、GMカラーのクリーム10号を吹き付けます
    細いラインの所が、どうしても薄くなりやすいので、重点的に且つ、吹きすぎないように注意します
    乾燥後テープを剥がし、塗装の出来を確認します
    細いラインの所のテープが完全に密着していなかったところがあったので、少し吹き込みが
    出来てしまいました
    1500番のサンドペーパーで、軽く水砥ぎをしてから、タッチアップにて修正します
    屋根上機器は、塗装時吹き飛ばない用に両面テープなどで固定し、塗装しました

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   スカートの加工
    TNカプラーを取り付けるのですが、スカートが邪魔でうまく取り付けられないので、
    スカートを止める出っ張りを少し残してカットします
    全部カットしてしますと、スカートがうまく付かないので、TNカプラーとの現物合わせでカットします
    また、排障器の上に0.3mmのプラ板を取り付けておきました

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   TNカプラーの加工・取付け
    下回りにTNカプラーを取り付けます
    まず、TNカプラーの取りつけ部の耳をカッターでカットし平らになる様にします
    そして、ジャンパ栓のモールを削り取ります
    TNカプラーは、接着剤で取り付けても、連結時外れたりしやすいので、
    ネジにて取り付けます。ネジは、ペアーハンズの1.2×3.0mmの極小のネジ
    まず、TNカプラーを取り付ける部分をカッターにてカットします
    次に、TNカプラー本体に穴が空いているので、その2箇所の穴をネジより少し大きくします
    下回りにスカートを取り付け、TNカプラーを乗せ、位置を決め、1.0mmのピンバイスにてネジ穴をあけます
    モーター車の場合は、2mmのプラ棒と1mmのプラ板でスペーサーを作り、同様の作業でカプラーを付けます
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   TNカプラーまわりの加工
   エアホース・ジャンパ栓収めなどを取り付けます
    ジャンパ栓収めは、TNカプラーと干渉するので、干渉する所を削って、瞬間接着剤で取り付けています
    エアホースは、カプラーボックスに直接穴を開け、瞬間接着剤で取り付けていますが、取付け方によっては
    カプラーの動きが重くなったら、動かなくなったりするので、注意が必要です
    きちんと取付け出来たら、プライマーを塗り、黒く塗装します
 
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   窓ガラスの加工
    トイレ部分を客室に変更しましたので、窓ガラスもトイレ部分の窓をカットして、
    新たに客室用のユニットサッシのガラスをはめ込みます
    ユニットサッシのガラスは、別の車両から持って来ています
    KATO製品は、床下回りをガラスで固定していますので、トイレ窓付近をカットする際
    床下を固定する爪の部分を、折らないように注意します
    こうする事で、今までと同じ方法で床下の取り外しが出来ます
    また、運転台窓ガラスのHゴムをカラス口で黒く塗っておきます

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   車体用ジャンパ栓収めの加工
    キハ31でも作った方法で、ジャンパ栓収めを作りました
    まず、1oプラ丸棒に0.5oの穴を開け、ジャンパ栓蓋を固定する所を少しだけ平らにカットします
    TAVASAのジャンパ栓パーツの取りつけ部分を1o位残してカットし平らにした所に瞬間接着剤で
    接着し、平らな部分に少しだけ瞬間接着剤を肉付けして丸くします
    0.5oビニール線をプラ棒に開けた穴に差込、少量の瞬間接着剤で止めて完成です
    ホース無しの栓収めは、ジャンパ栓のパーツ取りつけ部分を全てカットし、1o丸棒に直接接着しています
    出来上がったら、白を塗って完成です
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   インレタの貼付け
    所属表記・検査票などの小さなインレタは、切り出してテープで固定してから貼り付けています
    JRマークは、タトゥーシールを使用し、プリンターで印刷して貼り付けてみました
    デカールのシール版のようで、思ったより簡単・綺麗に出来ました

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   ライトレンズ・Hゴムの塗装
    今回の種車は前回品・現行品ですので、ライトはLED可されています
    その為、ライトの色が黄色っぽいので、レンズにクリアレッドを塗っています
    また、行き先表示幕Hゴムは黒色ですので、エナメル塗料で筆塗りしてみました

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   小物パーツの取付け
    クーラーは、台座と本体を接着し、乾燥後所定位置の屋根に取付け
    ジャンパ栓収めは、前もって車体に開けておいた穴に納め裏から接着し、裏はライトユニットが収まるように
    きれいに削っておきます

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   完成
    上回りと下回りを組み合わせれば完成です

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