
省エネという名の道楽
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「省エネ」という言葉から見れば安上がりと考えられますが、現実には「金食い」の「逆省エネ」ではないでしょうか?
小生は阪神淡路大震災で自宅が全壊、同年の9月に自宅(積水ハウス叶サ)を完成させました。
震災の時には行くところがなく、やむなく避難所で2週間の不自由な生活をしました。
新築した自宅は震災の時に困ったことの対策と省エネを考えました。
1:太 陽 光 発 電 (三洋電機製、芦屋市第一号の太陽光発電所です)
1995年11月7日より連系運転開始(余剰電力を関西電力に売電)、
2002年7月30日に総発電量20,000KWH達成。
2004年5月30日に総発電量25,000KWH達成。
2005年5月19日に総発電量28,000KWH達成。
設置した3.25KWのシステムでは償却は30年たってもでもできません。
年間の発電総量約3,000kw×関電の購入単価25円/kw=約75,000円/年間
30年間でやっと225万円ですから・・・・
(政府補助を差し引き、当時の実際支払額は約280万円でした)
(お勧めは5kw以上の設備です)
太陽光発電所を開設して判明したことは、待機電力(ビデオ、テレビ、エアコンなどのリモコン待ちに使用する電力)が意外と多いことが判明し、テレビ局が取材にこられたときに力説しました。
放送は1996年1月26日(TBS系)に報道された「ニュースJAPAN 夢の救命発電の意外実用度」で全国放送されました。
これがきっかけになったか分かりませんが、その後待機電力の使用量の少ない機械の販売開始に協力できたものと自負しています。
2003年に入り発電量が落ちたので、三洋電機さんに連絡を取り、8月1日技術者に来宅願いチェックして頂いたところ、数枚のパネルが発電量が不足している事が判明、交換修理をしていただけることになった。
三洋電機の製品は10年保証されているので無償との事で一安心です。
2003年10月3日に4枚のパネルを交換して頂いた。3枚は出力不足、1枚は経年による劣化変色でした。
2004年5月28日に4枚のパネルを交換して貰った。経年による劣化変色でした。これも保証期間中なので無償でした。
これで30枚中8枚を交換したことになる、保証期間は2005年10月なので、問題が発生するなら保証期間中に発生して欲しいと祈りたい。
2005年6月に自己診断をしたがやはり数枚のパネルの一部が白色の円形状に変色していた。
6月17日に技術者の来宅を願い判断待ちである。
2:太 陽 熱 温 水 器 (日本電気碍子製、320Lタイプ)
自宅の屋根が寄せ棟タイプであり、太陽光発電のパネルが東、南、西面の屋根にあるため、重量バランスを考えて北面に設置しました。夏場には80度以上もの高温になります。
日本電気碍子製の太陽熱温水器は他社製と異なり、円筒形ガラスの中に黒色塗装したステンレスパイプに水をためて暖めるタイプですからどこから太陽光が当たっても暖まるタイプです。(小生宅はこのパイプが16本です)
夏場に使用するガスの使用は料理のみとなり、お風呂、洗面所、洗い物用はすべて太陽熱温水器からの温水ですから、我が家では月間10立方メートル位となります。
いかに料理以外にガスを使用していることがおわかりになると思います。
3:オール電化の家に(三菱電機製 370Lタイプ 施工業者:姫路市にあるフジサンエナジー)
関西電力の営業マンの薦めでヒートポンプ式電気給湯機が欲しくなり、2004年1月16日に導入しました。
工事は大阪ガス・関西電力など皆様の協力を頂き、1日で終了した。
(ガスの使用中止・メーターの撤去、電柱からの引き込み線・積算メーター取り替え)
三菱電機製品の選定理由は、購入時期においてメーカーさん曰く市場占用率が関西地区で約70%、追い焚き機能が他社より優れている、貯湯タンクの設置サイズが小さいなどである。
また、太陽熱温水器との併用のため電磁作動の三方弁を採用した。コントロールスイッチは台所に取り付け太陽熱温水器の吐出口温度を見て切り換えることにした。
食器洗い乾燥機(食洗機)(ナショナル製)も2004年2月5日に導入しました。
食洗機は「食器洗い節水機」とも呼ばれる宣伝文句に惚れて・・・、導入を決定しました。
ビルトインタイプで間口45cm・奥行き60cmのシステムキッチンに収まるのはナショナル製品しかなかった。
なんと言ってもこれらは安全でランニング・コストが安く付くのが一番の採用理由である。
次の計画は電気式の浴室と洗面所の暖房である。
4:ハ イ ブ リ ッ ド カ ー (トヨタのプリウス)
最初は初期のタイプを購入しましたが、2002年3月に改良型に乗り換えました。
乗り換えたのは初期のタイプは後部座席の背中の部分にもバッテリーが入っているためトランク・スルーにならず、スキーなど長尺ものを積むことができません。
(改良型はバッテリーが小型化したので、トランク・スルーになりました)
オート・クルージング装置が付きましたので長時間高速道路など走るときには快適です。
実測値ですが1リットルで15〜20Km走ってくれますので、非常に経済的です。
2002年7月24日の給油量は36L、この間の走行距離は653km、従って1リットルあたり18.14km走ったことになります。
夏ですのでエアコンを入れて市内走行ですから、本当に「ガソリンスタンド泣かせ」の省エネカーです。
5人乗りですので、初期投資の価格と形にこだわらなければお勧めの車です。
(バッテリーの充電など全く不要です、ガソリンを入れるだけです)
5:雨 水貯留 タ ン ク (長野県伊那市にある(有)大成製、三菱化学エンジニアリング(株)製と自家製の3種類)
自家製は総投資額タンク容量120リットル(本来の用途はベランダなどにおくストッカーの流用です)で総経費は約3,000円です。
(雨水は裏庭に設置した1m×3mの屋根を持つ倉庫の屋根)
専門メーカーである(有)大成製はそれなりの金額はしますが、材質はステンレス製で濾過などゴミの除去、雨水の取り出し口、底排弁など完璧です。設置したのは「天恵」と言う小判型でタンク容量は195リットルタイプです。
大成のホームページはhttp://www.clio.ne.jp/をご覧になれば詳細がお分かりになります。
(雨水は自宅の大屋根より取水)
増設で300リットルの三菱化学エンジニアリング(株)製「レインハウス」を2002年8月24日と2002年11月24日に設置(合計2台、雨水量は600リットル)しました。
この製品は価格・能力のバランスがとれていると思います。
このタイプでご興味のある方は直接取扱店である瀬戸内菱化サービス(株)(SRS0010@cc.m-kagaku.co.jp)にお問い合わせいただければ幸いと思います。
(雨水は一つは大屋根より取水、他方は裏庭に設置している2.4m×5mのカーポートの屋根)
家庭菜園に蒔く水は水道水なら殺菌剤など入っているが、雨水は自然なので植物には最適です、気のせいか花も野菜も水道水使用したもの、雨水を使用したものとでは雨水の方がより大きく成長するようです。と
また、水道料金は使用水量=下水使用量となりますので損をした気持ちにもなりますが、雨水なら水道料金、下水使用料金も不要で、成長がよいとなれば「一石三鳥」になりますが・・・・
6:断水時の水洗用トイレ用水入りペットボトル(2リットルタイプ)
阪神淡路大震災の際、断水となり水洗トイレが使用不能となりました。
最初は前日入浴したお風呂の残り湯で流していましたが、残り湯が無くなるとともに使用不可能となりました。
現在は断水対策としてウーロン茶、自然水など購入し飲み干した、2リットルの空容器に水を詰め自宅の周りにおいています。
(現在までで約800本にもなりました)
断水の際のトイレ用に思いつきましたが、猫よけにもなり一石二鳥です。
また金のかかる省エネを考えている毎日です。
みなさまからよいアイデアがあればお教えください。
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台所にあるガスコンロを200ボルト仕様のIHコンロに代えました。
火を使わないので安全であるが電気を使用するので高いと思い、今まで購入するのを控えていましたが、友人の薦めで2002年12月に購入しました。使用2ヶ月を経過しましたが、ガス代が下がり電気代は若干増えたがトータルでは安くなった。
空気を汚さない、湯の沸き具合はガスより早い、 調理をする周りが火を使わないので熱くならない、掃除が楽など利点ばかりです。
特殊な使用方法では竹かごで編んだカゴ(平底)の内側に耐水性のある和紙を敷き、穴あき鉄製の円盤(五右衛門風呂の敷き板を想像してください)を置いた後に出汁水を入れて水炊きを楽しむことが出来ます。
この使い方は絶対ガスでは出来ないことです。
欠点は導入に関して、鍋釜を選ぶ、器具代が高いのと電気工事が必要な事です。
しかし、この投資と安全とどちらを選ぶかです・・・ |
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