電子カルテ:当院では患者さんの待ち時間の短縮、提供する医療や患者さんへの説明の正確化のためにダイナミクスを使っています

電子カルテ(ダイナミクス)について

 患者さん側からは「医師がコンピュータの画面ばかり見ていてこっちを見てくれない」と、医師側からは「キーボードからの入力に時間がかかる」と良くない評判も聞こえてくる電子カルテですが、反面以下の様な良い面もあります。

 紙のカルテの場合、患者さんが来院されてから診察を受けるまでにその方のカルテ探す必要があります。さらにレントゲン、胃カメラなどの検査を受けられた場合にそれらのフィルムも揃える必要があります。電子カルテなら患者さんの様々な情報がカルテという幹に枝のように繋がっています。
 そのため
 1.診療、調剤にかかる時間が短縮され
、結果的に患者さんの待ち時間が短くなる。
 2.過去の情報を閲覧する敷居が低くなり、より客観的、科学的な診療ができる。
 3.それらの情報は患者さんにも簡単にお見せできるので、情報を共有して治療の励みになる。

 たとえば傷の治り具合をデジカメで撮影し、経時的にカルテに貼り付けるなんて事は、紙カルテならプリントアウト、のりづけなどが非常に面倒で現実的ではありません。そして次回受診時には、手書きのイラストや人間の記憶という曖昧なものをたよりに治療が行われます。
 ところが電子カルテならこれがいとも簡単にできるので、どの治療をすると傷がどうなるかが一目瞭然です。医療は大学での研究だけでなくこういう小さな事から進歩していくことを感じています。

 当院では以上の理由で、2005年1月に電子カルテ:ダイナミクスを導入し、患者さんの待ち時間の短縮、科学的な診療、患者さんへのていねいな説明に役立てています。


ほしやクリニック:大阪府枚方市招提中町の内科、小児科、外科・胃腸科・肛門科の診療所(医院)