防火の知識
日本では毎年約6万件の火災があり、実際、約15分に1回の割合で発生し、多くの尊い命や貴重な財産が
失われています。氷上郡内では年間、約50件程の火災が、発生しており、その内65%が、建物火災です。
木材は、加熱によって発熱し、自ら燃焼を進めますが、260℃付近になると発熱が急になるために自ら温度が
上がり、遂に、無炎着火がおこり、一度、無炎着火が起こると、わずかな通風でも発炎する為、注意が
必要です。
[火災の仕組み]
(木材の加熱)→(水分の蒸発)→(木材の分解)→(炭化終了)→(発火)
(100℃)→(160℃)→(220℃)→(260℃)→(300-350℃)→(420-470℃)
火災が発生したら、
「氷上郡広域行政事務組合火災予防条例施行規則」の「火災通報場所の指定の第4条」によると
|
派出所又は駐在所 |
市島町、春日町役場 |
に、通報する場所として記載されています。
(但し、兵庫県氷上郡内においてのみですので、他の地域の方は、最寄りの消防署に問い合わせて下さい。)
主な消化器について |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
粉末により窒息、抑制効果
により消火。浸透性が無い 為、再燃防止に努めなければ ならない。 |
水系で浸透性がある為、木材
のなど消火に有効。油火災、 電気火災に使用する場合、 必ず、噴霧ノズルを使用する 必要がある。 |
冷却、窒息効果がある。
冬季、気温が5℃以下になると 使用不能になる場合がある。 浸透性が無い為、再燃防止に 努めなければならない。 |
なお、
普通火災 : 木材、紙、繊維の火災に有効。
油火災 : ガソリン、灯油、重油、石油ストーブ、天ぷら油などの火災に有効。
電気火災 : 配電盤、変圧器、電気配線など電気火災に有効。(禁水消火)
となります。各自、自宅などの消化器がどれに該当するか点検して下さい。
点検事項
建物等の点検事項 |
火災に備えて |
(ラーメン、ビスケットなど) |
(消毒液、風邪薬、胃薬等) |
(通帳、証書等) |
防火管理の知識(全国消防長会 編)
平成9年度防火管理六法(東京法令)
氷上郡広域行政事務組合火災予防条例集(氷上郡広域行政事務組合消防本部 編)